企画の中身を突き抜ける仕上がりっ! 各回のエンタメ要素はハリウッド級☆

料理で人を喜ばせるのが好きな関川(通称セッキー)は、ひょんなことから子狐(テンちゃん)を拾うこととなった。喋れるはずもないと思っていたところに、何故か言葉を用いて意思の疎通がとれるテンちゃん。それが神の使いと気付いたところで、関川(通称セッキー)も隠していた真の力を目覚めさせることに。

料理人としての包丁捌きと味付けの妙はプロ級で、人も狐も「美味しい」と唸るメニューに、読み手も腹が減ってくる。ほんわか『飯テロ』展開で終わるかと思いきや、そうは問屋が卸さないのが、この作者さまの素敵なところ。気が付けば、神もたじろぐ世界観へと導かれてしまう。

関川(通称セッキー)とテンちゃんが織りなすバディ・エンタメは一風変わっているが、相棒を気遣い合う深い絆は本物だ。是非とも、感動のラストに涙してもらいたい。約束の花束は、いつもでも枯れることがない。今日も『闇の調理衣(ダークネス・エプロン)』が刃物で悪を退治する☆
(と、第二章を読み終えてのレビューです。次章も楽しみに待ちたいです)

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