隣の二枚目

水春透 織鞠

隣の席

自由席だけど、私の席は窓側の前から3列目。二枚目の先は私の隣。自由なのに絶対に隣になる。そんな人を無視できるはずがない。はじめての会話は、小さな授業の疑問だっただろうか。たった一言、二枚目は、僕もそう習ったって私達に言ったんだよね。それからと言うもの、隣に座っている人というだけで、話もしなかったよね。

私の席は窓側の3列目、その隣は必ず二枚目。それがもうここ数ヶ月で定着してしまったね。

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