第2話月山ダムで失った物

 寒河江から庄内まであっという間にと言う訳では無いが、休憩を取らなかったら2時間ほどで付いてしまう非常に便利な道だが、問題は庄内側に出来た月山ダムで、大きな問題とが浮かび上がって来た。


 月山ダムが何のために造られたかと、その恩恵や損失を考えて見よう。

 先ず必要性は、庄内平野の稲作の為と、飲料水が考えられるが、庄内平野には最上川や赤川の大きな河川が有って、その他の河川も存在する事から、水不足は将来的にも考えられないし、実際その為の負担金も住民には不満も有る事は確かだが、今更長年の省庁分離合併などで、役所に聞いても現在の事すらごまかし続けて居るので真面な回答など出る訳も無い。


 その他文化遺産の消滅で有るが、白川郷程大きな集落では無いが合掌造りの集落が有って、長い間平地とは隔離された独特の文化が有ったはずである。

 こんな希少な文化遺産をダムの底に沈めてしまったのである。

 聞いた話だと建物だけは移転したと言う話も聞いてはいるが定かでは無い。

 私が千葉に移住する前にデコボコの山道をたどって行ったことを思い出すのだが、長い月日で記憶も定かでは無い。

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