金蓮花

 前田珠子と並ぶコバルトファンタジー作家さんです。そして、続きは? な作家さんです。体調崩されて休筆中とのことですが。


 この方はデビュー作品(金剛山綺譚)の雑誌掲載からずっと追ってるんで、リアルタイムでほぼ全作品購入しましたね。

 

「銀葉亭茶話」シリーズ読んで、韓国朝鮮の神話と歴史にハマりました。

 当時はまだ韓流ブーム前夜だったので、資料も少なくて、なかなか探すの大変だったです。

 今だったら、すぐ見つかるのにね。

 蝶々姫シリーズが何回人生やり直せば気が済むんだ、でイライラしましたけど、決着ついてよかった。

 琴シリーズはイライラ度、更に上回りますけどね。


「竜の眠る海」シリーズ

 主人公二人を置いてきぼりにして周りは恋愛脳(笑)

 世界観は好きです。

 オムニバスっぽい感じなので、完結しているのかどうかもよく分からないけど、まあ、一応終息してるんでしょうね。

 


「砂漠の花」シリーズ

 ホント切ない。相手を思いやるほど泥沼化するとか。「銀朱の花」シリーズもそうですけどね。

 カリュンがカッコいいけど、シリスの前では可愛くなるのがいい。でもそれを見ているレンソールの一途さが悲しい。

 両方の花シリーズが繋がっているのを知った(「砂漠の花」のラスト)瞬間は、超テンション上がりました。

 なんか設定似てるな、とか思ってたら、そういうことか! と。


「銀朱の花」シリーズ

 全体的にヒロインの自己肯定感低くて、なかなかイラっと来ますけどね。と言うか、このシリーズのほとんどの相手役! むしろお前ら追い討ちかけんなよ! と怒りながら読むという……。

 好きですけど。

 外伝「とこしえの薔薇」は、甘めで安心して読めます。


「月の系譜」「櫻の系譜」シリーズ

 泉ちゃん変わりすぎ!

 和物は好きなんで、ハマりますけど。

 能とか、弓道とか、萌えますけど! 

 続き読みたい……。


「水の都」シリーズ

「銀朱」に比べれば相手役が甘々なんで、あまりストレスなく読めます。

 

 

「魔法の雫 薔薇の雫」は、「銀朱」派生な気もするけど、面白いので許す(上から目線!)。でも、続き……お義兄さまどうなったの!? で、終わってて、ツラい。


「光を紡ぐ者」

 学園もの? 美少年2人にヒロイン1人でこれからどうなるの? ってとこで終わってて不消化。


 短編はまあ、「シンデレラ~」以外は置いといて。


 うーん、おそらくこのエッセイ中、一番くらい「イライラ」って使ってますね。

 まあ、イライラ度は、若木未生の作品の中盤以降とかも発生するんですが。イライラの種類が違うけどね。


 それに、イライラしてるから読まないわけではなく、怒りながらも何度も読むという。


 まあ、怒ってる相手は、だいたい男性陣に対してなんですけどね。

 周りの人々は、ちゃんと分かってくれているのに、どうしてお前だけ分かってないんだよ! 的な。


 それに立ち向かっていくヒロイン達は健気で(たまに高飛車な子もいるけど、ちゃんと自省してるし)、それで目を覚ました男性陣に「ほれ、見たことか」と溜飲を下げてる、という繰り返し。

 

 何とか再開を望みます。




 

 

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