第6話 サル・イヌ・キジ



ガーディアンモモタロウ

Lv80

HP200,000


ガーディアンイヌ

Lv50

HP40,000


ガーディアンサル

Lv50

HP10,000


ガーディアンキジ

Lv50

HP120,000





「嘘だろ、、、、、、」


現れたボスの前にそんな言葉を漏らすフール


本来Lv80ともなるボスはレイドバトルなどの大人数で倒すようになっている。

それに加えLv差が20も超えるボスが三体もいるためフールが勝つ可能性は極めて低い。


だがこのゲームはどのLvからでも頑張ればどんなモンスターでも勝つことは出来る。

それを知っているフールは諦めよとはしなかった。


「まずはHPが一番低いサルからだ!」

このボスたちの攻撃を受ければ確実に一撃で死ぬとわかったフールはまず数を減らすため全速力でガーディアンサルに向かって駆け出した。


「【加速】【光魔法】《ステータス強化》【原初魔術】《ステータス強化》」


ステータスを今のフールに出来る最大限強化しガーディアンサルに向かって攻撃する


ガーディアンサル、ガーディアンキジ、ガーディアンイヌ、がフール目掛けて攻撃するが紙一重で避けるフール


「危なッ!」

ヒヤヒヤしながらもガーディアンサルに近づいて行く

「こっちからもいくぜ!」

「【遅延魔術】×【闇光魔法】《夜空の星の流星×10,000》!」

そう魔法を唱えフールの周りから無数の光がガーディアンサルに飛んでいく


【闇光魔法Lv5】

《夜空の星の流星》

小さい光が相手に飛んで行きダメージを与える


効果

固定ダメージ1

防御力関係なく必ず1ダメージ与えられる

効率化の影響により消費MP1


「キィィィイイイイイ」


ガーディアンサルは叫び声を上げ光の粒子となった


「まずは一体目」

普通はこんな速さで格上を倒すことは難しいがフールは膨大なMPによる数の暴力でゴリ押したのだ。


「次はイヌ!」


さすがにもう一度撃つことはできないためガーディアンイヌとは普通に戦っている。


「【原初魔術】《始まりの灯火》」


【原初魔術】

《始まりの灯火》

暖かい炎が周りを照らし自分と味方のHP・MPを半分回復する


効果

自分を中心とした半径5mの炎の中に入るとHP・MPが最大値の半分回復する

再使用に10分かかる




《始まりの灯火》でMPを回復したフールはガーディアンイヌの爪によるラッシュ攻撃を避け隙ができるまで耐えている



ラッシュ攻撃が終わりガーディアンイヌに少しの隙ができた

「今だ!」

「【遅延魔術】×【原初魔術】《終わりの激雨×4》」

そう叫び激しい雨がフールとガーディアンイヌの周りで降り始め雨が降り始めると同時に蛇腹剣で攻撃していく



【原初魔術】

《終わりの激雨》

発動したプレイヤーの周りをダメージがある雨が20秒降り続ける。


効果

プレイヤーの周り10mほどに雨雲ができ、雨に当たると防御力に関係なくプレイヤーの魔力の100分の1のダメージが当たる。

この雨に当たれば当たるほど受けるダメージが増えていく。

消費MP2,000


ガーディアンイヌが雨に当たり続けること15秒その間にフールを倒そうとしたが全ての攻撃を避けられ光の粒子となって消えていった


「2体目!」


「次はキジ」

フールはそう思いガーディアンキジの方を見る


ガーディアンキジは5階層のゴールドジェットのように空を飛んでおり弾丸のように羽を飛ばして攻撃してくる。


「まずは落とさねぇと!」

そう言うと《ショートワープ》を使いガーディアンキジの上に立つ

《ショートワープ》は【効率化】の影響によりMPを500で使用できるようになった


ゴールドジェットと同じように蛇腹剣をガーディアンキジに巻き付けガーディアンキジから飛び降りる。


ギィィィィイイイイイイイ


その音と共に落ちてくるフールとガーディアンキジ



「キェェェェエエエ」

そうガーディアンキジが叫び声を上げ勢いよくフールに突進してくる

「ッ!こいつも突っ込んでくんのかよ!」

ゴールドジェットのように地面と水平に飛んでくるガーディアンキジ

そのガーディアンキジを間一髪で避けガーディアンキジの残りのHPを確認するフール


ガーディアンキジ

Lv50

HP115,000/120,000


「少ししかダメージ入ってないじゃん!」

愚痴を言いながらも冷静にガーディアンキジの突進を避けすれ違いざまにダメージを与えていくフール



突進を避け続けダメージを与えること1時間


ガーディアンキジ

Lv50

HP9,420/120,000


「はぁはぁ結構削ったぞ」

疲れを見せるフールの前にスピードがさらに上がったガーディアンキジ


「なっ!」

避けることが精一杯となり攻撃が出来なくなるフール


「使いたくなかったがここで死んだら意味が無いからな、使わせて貰うぜ!」


「【遅延魔術】×【魔法陣】《我の独壇場》」

その魔法を唱えた瞬間足元に半径20mの白い魔法陣が浮かび上がり目の前のガーディアンキジの動きが止まる


【遅延魔術LvMAX】×【魔法陣Lv5】

《我の独壇場》

半径20mの魔法陣が浮かび上がりその魔法陣がある空間の中の全ての時間を遅くすることができる


効果

魔法陣の中の空間は発動者以外の全ての時間を1,000分の1秒まで遅くする

消費毎秒MP500

現在のMPでは最高35秒維持できる

この魔法の消費MPは【効率化】により減らすことはできない。

1日に1度しか使えない


「【加速】!」

フールは周りより1,000倍の速さで動いているが【加速】を使いさらに速く動きガーディアンキジを攻撃していく


7秒が経過したところでフールは決めにかかる

「【原初魔術】《最後の風》」

その魔法を唱えるとフールはガーディアンキジに触れる


ガーディアンキジ

Lv50

HP0/120,000


HPが0なのを確認すると《我の独壇場》を解除した


「キェェェェエエ」

ガーディアンキジは叫び声をあげると光の粒子となって消えた


【原初魔術】

《最後の風》

触れた相手を風化させる


効果

触れた相手の最大HPの半分のダメージを与える

消費MP5,000

再使用に3時間かかる


「あとはお前だけだ!」

そう宣言するフールはガーディアンモモタロウを睨みつける





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



Lv32

名前 フール

職業 魔術師

種族 人間

装備

〔蛇腹剣〕〔HP・MP増幅イヤリング〕

〔プレミアムローブ〕〔Gリング〕

HP100−10

MP17,100+60〔+500〕

筋力320+10〔+10〕

防御0+10〔+30〕

俊敏360+15

魔力320+15〔+60〕

器用0+10

SP0

スキル

【錬創術】【仮死】【ロマン】【遅延魔術LvMAX】【原初魔術Lv2】【闇光魔法Lv5】【ストレージ容量アップ】【転移魔法Lv1】【ステータス強化Lv5】【キラキラエフェクトLvMAX】【魔法陣Lv5】【加速】【効率化】

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