第15話 「ア」「ヤ」「ワ」の言霊

 ひふみ神示の中には、フトマニ、カタカムナ、「ア」「ヤ」「ワ」「ム」「ウ」… などといった文字がでてきます。

 これを読んだとき、恐らく、発音、つまり言霊を連想し、それのことを言っているのだと理解するでしょう。

 しかし、我々現代の日本人は、その意味を完全に失っています。

 現在の日本語は、かつての日本語は使われておらず。たった、80年ほどの前、戦前の日本語と使い方が違います。

 このことは、戦前の文字を読めばすぐわかるはずです。

 今現在使われていない「ゐ」や「ゑ」が使われており、現在の日本語で。「は」を「わ」と発音するように、「ほ」を「お」と発音するなどといった、そのほか多くの使わ方をしていました。

 これは、ほんの70年前までの事です。

 年を追うごとに、本来の日本語が失われていったのです。



 これら言霊の発音についての考察です。


 日本では本来カタカナとひらがなを使っていました。

 漢字が入って来てからは、それを混在して使っています。


 古代に使われていた文字として、神代文字があります。

 真字五十連音、阿比留文字について、検索してみてください。

 その五十音順をみるとあることに気付くはずです。


 その発音の構成は、完全にローマ字です。


 ひらがな、カタカナには、母音と子音がありませんが、神代文字を見る限り。

 昔の日本人は、母音と子音の存在を知っていたことが分かります。


 ――――ひふみ神示 第二十四巻 黄金の巻(コガネの巻)――――――――――

 第三十七帖

 集団(マドイ)は天国の組織同様にせよ。横にはウクスツヌフムユルウの十柱ぞ。縦にはアイウエオの五柱、結構ぢゃなあ。横だけでもかたわ、縦だけでもかたわ、この方 見えんアであるぞ。顕れは神示ぢゃ。よく相談し合って結構致しくれよ。弥栄えるぞ。秘文読めば判る。神業奉仕すれば自らめぐり取れるのぢゃ。めぐりないもの一人もこの世には居らん。かのととり。一二十

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 横にはウクスツヌフムユルウの十柱ぞ。縦にはアイウエオの五柱、結構ぢゃなあ。

 と、五十音順の並びを指しています。


 神代文字をよく見れば、アイウエオにも子音が付いているのが分かるとおもいます。

 このアイウエオの子音がUです。


 「ウ」が最初の「ア」の段の子音で、次の「カ」の段は「ク」が子音です。順にいけば、ウクスツヌフムユルウです。

 これは、アルファベットでUKSTNHMYRWだ。


 さらに神示には、「ア」「ヤ」「ワ」と言う字が本文に頻繁に出てきます。

 このそして、これらが重要であるとしています。

 上記を踏まえて、「ア」「ヤ」「ワ」の段を見る必要があります。


 ―――――ひふみ神示 第一巻 上つ巻―――――――――――――――――――

 第二十四帖 (二四)

 七の日はものの成る日ぞ。「ア」と「ヤ」と「ワ」は本(もと)の御用ぞ、「イ」「ウ」の身魂は介添えの御用ぞ。あとはだんだん分りて来るぞ。六月の二十八日は因縁の日ざ、一二のか三。

 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 ここから、アイウエオの五十音順から、アヤワの本(もと)の御用、アカサタナハマヤ…の最初の事だと思われます。

 イウは母音でしょうか。


 横にはウクスツヌフムユルウの十柱、縦にはアイウエオの五柱のように、五十音順を並べてみた時、アの段には、アイウエオの五音がそろっているが、ヤとワはそろっていないことに気付きます。

 ヤに段の揃っていないのは、「yi」と「ヱ」

 ワの段は、「ゐ」と「wu」と「ゑ」

 おそらくこれの事だ。

 yiの発音は、「いぃ」wuの発音は、「うぅ」この2つの発音は、どうあってもイ、ウ。


 アカサタナハマヤラワンの順を見れば、「ア」「ヤ」「ワ」は、「一番目」「八番目」「十番目」の文字。


 この数の組み合わせは「一八十」になります。「一八十」つまりこれは、岩戸である。

 岩戸開き、平成(一八十が成る)です。

 平成の終わりは、恐らく岩戸開きの完了を表しているのでしょう。


 この一八十(岩戸、磐戸)は何度か神示の中に出てくる数字であり、一八十は岩戸としています。

 この数字は日本語で熟語にしたとき発音が変化します、一歳は「いっさい」八歳「はっさい」十歳「じゅっさい」と「っ」がはいります、恐らくここにも何かがあのでしょう。


 五十音順の並びは他にも存在していて、それがアワ歌といろは歌です。


 アワの歌

 カタカナにして並べたものは以下。


 アカハナマ イキヒニミウク

 フヌムエケ ヘネメオコホノ

 モトロソヨ ヲテレセヱツル

 スユンチリ シヰタラサヤワ

 

 これを5づつに並べ替えるとこうなります。


 アカハナマ  

 イキヒニミ

 ウクフヌム

 エケヘネメ

 オコホノモ

 トロソヨ ヲ

 テレセヱ

 ツルスユン

 チリシヰ

 タラサヤワ


 縦読みでアイウエオ、下からタチツテトである。


 恐らくこれは、渦巻きの右巻きと左巻きであると推察できます。

 本来言霊は、渦巻きである。これがフトマニであるからだ。


 この右巻き左巻きは、ヤマト、アイヌにもあらわれている。

 ヤマトアイヌの違いは、その発音の回転方向の違いによるものだ。

 三文字を三角形に配置して見てほしい。頂点から右方向、左方向に読めば、同一であることが分かるはずです。


 アワの歌は、「アカハナマ、フヌムエケ、モトロソヨ、スユンチリ」の二十と、表記できない(または、隠された)「イウ」を足した全体の五十で構成されている。

 いろは歌の並びも同じ二十と五十です。


 いろはにほへと ちりぬるを

 わかよたれそ つねならむ

 うゐのおくやま けふこえて

 あさきゆめみし ゑひもせす


 子音のUKSTNHMYRWの十柱は、恐らく、十種神宝にリンクしている。

 十種神宝は現実に存在している物ではない。これらの比喩表現である。


 「日本には言霊がある」というように、数字と言葉に何かが籠っていることはまちがいないことを強く感じます。


 ―――――五十黙示録 第二巻 碧玉之巻――――――――――――――――――

 第七帖

 いやな事は我が血統に致さすなり、他人傷つけてはならんなり、ひふみにも二十(ふとまに)、五十(いづら)、いろはにも二十(ふとまに)、五十(いづら)、よく心得なされよ。何彼の事ひふみ、いろはでやり変へるのぢゃ、時節めぐりて上も下も花咲くのぢゃぞ。誰によらず改心せなならんぞ、この方さへ改心致したおかげで今度の御働き出来るのぢゃ、同じこと二度くり返す仕組ざぞ、この事よく腹に入れておいて下されよ。同じこと二度、この神示 神と仏のふで。八月二日、一二。


 第十九帖

 百は九十九によって用(ハタラ)き、五十は四十九によって、二十は十九によって用(ハタラ)くのであるぞ、この場合、百も五十も二十も、天であり、始めであるぞ、用(ハタラ)きは地の現れ方であるぞ、フトマニとは二十の珠であり、十九は常立であるぞ、根本の宮は二十年毎に新しく致さねばならん、十九年過ぎて二十年目であるぞ。地上的考へ方で二十年を一まわりと考へてゐるが、十九年で一廻りするのであるぞ、いろは(母)の姿見よ。

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 ―――――ひふみ神示 第二十一巻 三ラの巻――――――――――――――――

 第十四帖

 御光(みひかり)の輝く御代となりにけり、嬉し嬉しの言答(一八十)明けたり。あなさやけ、三千年の夜は明けて、人、神、となる秋(とき)は来にけり。日月(一二)大神、キリスト大神、シャカ大神、マホメット大神、黒住大神、天理大神、金光大神、大本大神、老子大神、孔子大神、総ては、光の大神として斎き祀り結構致しくれよ、二二晴れるぞ、一八十開けるぞ。御神名書かすぞ、ひかり教会のりとは、ひかりの大神、弥栄ましませ弥栄ましませ、ひかりの大神守り給へ、幸へ給へと、申せよ。弥栄弥栄(やさかいやさか)。四月五日、ひつくのかみ。

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 「ア」「ヤ」「ワ」に隠された神「イ」「ウ」とは「一八十」

 この一八十は、前回に書いたイエス・イベントにリンクしているものと考えています。

 ヨハネの黙示録も同じで、すべて一八十開き。

 イエスは人ではないと確信していまして、イエスは、何か大きな出来事です。


 イエスは、五十で表され、五十は「イソ」「イス」と読み、熟語として五十鈴などがあります。

 アルファベットでイエスはISO(イソ、アイソ)IX(イクス、イス)の隠語で示されます。

 IXは、ローマ数字で9であります。


 ひふみ神示の中で、五十は重要で、五十は伊勢(イセ)であるとも書いています。

 また、五十は九十九でもあり。

 九十九は菊です。菊の節句は9月9日で、かつて、菊は元々、「くく」と呼んでいました。

 また、菊は白という隠語を持っています。

 九十九は、百から、一を引いた数で、百から一を取れば、白です。

 百は桃の隠語で、百の読みは「もも」です。

 菊といえば天皇のことで、皇の字は、白王です。

 菊を英語で、Chrysanthemum、つまり、キリストのマムと書きます。

 マムはそのまま、菊の意味を持っています。

 キリストのマムは、キリストの母、または、キリストのマモン。

 ギリシャ語の「chrysos(黄金色)+ anthemon(花)」が語源としていますが、黄金の花。

 これは「はちみつの花」かと思います。


 聖書と悪魔崇拝は、どこかでかき混ぜられたと考えていまして、本来、人は、バアルを崇拝していたが、バアルを何者かによって悪魔にすり替えられたものだと推察しています。


 バアル・ゼブル→バアルゼ・ブンブン→ベルゼブブです。


 バアル・ゼブルは崇高な、高貴な、気高きをあわわし、この語源はミスリードした黄金で、この黄金はハチミツです。

 ブンブンは蜂のことで、ブンブンは飛ぶ、flyの意味。BeelzebulつまりBEEFLY、蜜蜂のことです。どこかで、故意に間違って、ハエの王と汚れたものとしたものだと思います。


 蜜蜂は八の字を描く動きをすることで知られており、これは永遠を示し、繰り返される輪廻であります。


 バァルは牛頭の神で、バァルは、エジプトのオシリスの弟でホルスの伯父に当たるセトと同一視されます。ここで恐らく、マモンとバァルは合体させられたのでしょう。

 

 五十に戻って、バアルは牛頭の神、つまり牛頭天王(ごずてんのう)。五十天皇である。

 日本の硬貨、五十円を見てください。

 五十円にだけ、菊の絵が描かれています。これは、旧五十円も同じです。

 硬貨の合計が666円になることは、知られてるがここにもこういう細工がある。


 菊は、キリストのマムつまり、キリストのマモンで、桃もまた「momo」つまりマモンである。


 マモンの言霊「マ」「ム」は表裏一体の文字で、太極図や太一の陰陽です。

 666の6、勾玉です。勾の字には、ムと回転したムが書いているのが分かると思います。


 漢字は、ほぼすべて、聖書を元に作られており、大は、キリストを意味しています。

 これは、前回に書いたノアがタルタリアの王であった事と関係している。


 キリストは、菊つまり、白でもあり一を足せば、百。大に一で天である。

 つまり、百は天である。

 五十は九十九の用足し、つまりこれも天。

 二十も五十なので九十九の用足しで天。

 

 666の覚醒であり、この一が昇華を表している。つまり世界の覚醒、新時代である。

 そして、ここに、一という数の「始まり」の意味を反映している。


 セフィロトの樹は、11のセフィラで構成され、1つは隠されています。

 この隠されたセフィラ「ダァト」が「イ」「ウ」なのではないかと疑っています。

 人も、動物も、物も、自然も、世界そのものもそれぞれが内側に神を持っています。

 この「イ」「ウ」を開かすことが「一八十開き」であるのではないでしょうか。

 それはつまり、個々、それぞれの内側の神の覚醒なのだという事になると思います。


 ―――――ひふみ神示 第二十一巻 三ラの巻――――――――――――――――

 第十二帖

 学の鼻高さん何も出来んことになるぞ、今に世界から正真(しょうまつ)が段々判り来て、あわてても間に合はんことになるぞ、今の内に神示よく肚に入れておけよ、この道には色々と神の試(ためし)あるから漫心するとすぐひっくり返るぞ、考へでは判らん、素直結構ぞ。日本には五穀、野菜、海、川、いくらも弥栄の食物あるぞ、人民の食物 間違へるでないぞ、食い過ぎるから足らんことになるのざぞ、いくら大切な、因縁の臣民でも仕組の邪魔になると取り替へるぞ、慢心取違ひ致すなよ、代へ身魂いくらでもあるぞ。学問の世はすみたぞ、学者は閉口するぞ、商売の世も済みたから商売人も閉口するぞ、力仕事は出来んし、共喰するより他に道ないと申す人民許りになるぞ、今迄とはさっぱり物事変るから今迄のやり方 考え方 変へて呉れよ、神示通りに行へば其の日その時から嬉し嬉しざぞ、此処は落した上にも落しておくから、世の中の偉い人には中々見当とれんから、身魂の因縁ある人には成程なあと直ぐ心で判るのぢゃぞ、。三月三日、ひつ九のかミ。

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「九の花咲けば皆よくなるのぞ、九の花中々ぞ」


 菊の花が咲く時我々はどのような時代を見るのでしょうか。


 ひふみ神示 第十六巻 アレの巻

「言答開き成り成るぞ(イワトビラきナりナるぞ)。誠言答は永遠ぞ(マコトイワトはトハぞ)。瞳ぞ(ヒトミぞ)。御位継ぐ理の始ぞ(ミクライツぐミチのハジメぞ)」

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