五六七(みろく)の世とは何なのか。

ムムム

第1話 五六七の世とは何か。

 恐らくこれから、誰もが、世界の理、価値観や秩序が変わりつつあるように思っているかもしれません。


 こそらく、ひふみ神示の示すような五六七(みろく)の仕組がこれから始まろうとしているような感覚があります。


 ひふみ神示とは、太平洋戦争、もしくは、大東亜戦争末期に書かれた、自動書記による書物。

 そのあたりは、ウィキにでも書いてあるのでそのあたりを見ればよいだろう。


 これは、戦時中ともあって、戦争の行く末と、結果について書かれてある

 戦争末期まもなく、ロシアの南下を予言するかの内容。(第十六帖 (九六)、第七帖 (二二〇)等)

 第二帖 (二)、第六帖 (一四三)にあるような、国を八つに切って殺す悪の計画という記載。事実、ブレイクスリー原則というような日本の分割統治する計画がありました。

 どのように日本が分割されるかは、地図をみれば、きっちりと八つに分かれています。

 沖縄、九州、中国、機内、四国、関東、東北、北海道です。

 おおむねその通りになっているのではないかと思う。

 というように、的中率の高い警告本ではあります。


 具体的な内容はありませんが、これ以降の事について書かれてあります。

 そしてその戦後の未来のこととてして、有名なのが、五六七(みろく)の世。

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 ―ひふみ神示 第三巻 富士の巻―

 第四帖 (八四)

 一二三(ひふみ)の仕組が済みたら三四五(みよいづ)の仕組ぞと申してありたが、世の本の仕組は三四五の仕組から五六七(みろく)の仕組となるのぞ、五六七の仕組とは弥勒(みろく)の仕組のことぞ、獣と臣民とハッキリ判りたら、それぞれの本性出すのぞ、今度は万劫末代のことぞ、気の毒出来るから洗濯大切と申してあるのぞ。今度お役きまりたら そのままいつまでも続くのざから、臣民よくこの神示(ふで)よみておいて呉れよ。八月十三日、のひつくのか三。

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 ひふみの中で一番最初に五六七(みろく)とでるのは、この節。

 ここで、一二三(ひふみ)の後に三四五(みよいづ)となり、五六七(みろく)がくることが示唆されている。


 現在が三四五(みよいづ)そして、五六七(みろく)が未だ来ぬ未来である。


 ttps://hifumi.tomosu.link/all.html

 Ctrl + Fの文字検索で、五六七を一部抽出すれば、いくつかの説明がでてくる。


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 ひふみ神示 第五巻 第十一帖 (一八四)


 学も神力ぞ。神ざぞ。学が人間の智恵と思ってゐると飛んでもない事になるぞ。肝腎の真中なくなりてゐると申してあろが。真中動いてはならんのざぞ。神国の政治は魂のまつりことぞ。苦しき御用が喜んで出来る様になりたら、神の仕組判りかけるぞ。何事も喜んで致して呉れと申してあろがな。臣民の頭では見当取れん無茶な四(よ)になる時来たのざぞ。それを闇の世と申すのぞ。神は、臣民は、外国は、神の国はと申してあろが、神国から見れば、まわりみな外国、外国から見れば神国真中。人の真中には神あらうがな。悪神の仕組は此の方には判りてゐるから一度に潰す事は易いなれど、それでは天の大神様にすまんなり、悪殺して終(しま)ふのではなく、悪改心さして、五六七(みろく)のうれしうれしの世にするのが神の願ひざから、この道理忘れるでないぞ。今の臣民 幾ら立派な口きいても、文字ならべても、誠がないから力ないぞ。黙ってゐても力ある人いよいよ世に出る時近づいたぞ。力は神から流れ来るのぞ。磨けた人から神がうつって今度の二度とない世界の、世直しの手柄立てさすぞ。みたま磨きが何より大切ぞ。十月の二十七日、ひつ九のか三


 五十黙示録 第二巻 碧玉之巻 第十五帖


 五六七のミロクの代から六六六のミロクの世となるぞ。六六六がマコトのミロクの世であるなれど、六六六では動きないぞ、六六六は天地人の大和の姿であるなれど、動きがないからそのままでは弥栄せんのぢゃ、666となり又六六六とならねばならんぞ、新しき世の姿、よく心得よ

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 ここで、五六七とは、悪を改心させ、すべてが神に改心し、良い世の中になるようなことが書かれてある。


 666という数字について思いだすのは、ヨハネの黙示録。

 ヨハネの黙示録について奇妙な一致がある。


 ヨハネの黙示録の大まかに内容については、まず、7つの封印が解かれ4騎士が出現し、世界に、災いをもたらす。

 災いは疫病、戦争、蝗害、洪水、地震などで、その後、獣と赤い竜が現れ、人々を苦しめる。すると人々は獣を拝むようになり、神はついに、悪魔を滅ぼすために地上に降り立ち、悪魔を滅ぼす。

 そして、神に回心し、神と神を信じる者を新天地へと導くというものである。


 悪が蔓延した世に神が怒り、そして始まる、7つの災い、そして、悪魔との戦。

 悪が滅ぼされた後、次に訪れるのが神の新天地である。


 神示にある悪と悪の改心が、黙示録の悪魔の滅びと回心であるなら

 この新天地が、五六七の世と同じものを示している可能性があるのだ。


 精神世界、物質世界というものがある。

 物質世界とは、目で見て触れることができる現実世界のことであり。対して、精神世界とは、見ることも触れることもできない世界のことである。

 第六感や第三の目で感じることが出来るもののことが精神世界に当たるのであり、霊感や気も同じ物であろう。心の目、魂の目である。


 この現実世界が真実であると、一般的に信じられている。


 だが、内側に存在する意識や思考や感情などの心の動向は、見ることも触れることは出来ないが、これらの存在を否定はできず確かな存在を感じるのである。

 つまり、彼我には現実という物質的な世界が広がり、無我には心の動きという精神の世界が存在しているのだと言うことが出来る。


 プラトンの哲学の中に、エイドスとイデアというものがある。

 イデアは、目に見える形ではなく、「心の目」「魂の目」によって洞察される純粋な形、つまり「ものごとの真の姿」や「ものごとの原型」であり、

 エイドスとは、目に見える物の形、その形を決めるものである。


 プラトンは次のように説明する。ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%A2

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 我々の魂は、かつて天上の世界にいてイデアだけを見て暮らしていたのだが、その汚れのために地上の世界に追放され、肉体(ソーマ)という牢獄(セーマ)に押し込められてしまった。そして、この地上へ降りる途中で、忘却(レテ)の河を渡ったため、以前は見ていたイデアをほとんど忘れてしまった。だが、この世界でイデアの模像である個物を見ると、その忘れてしまっていたイデアをおぼろげながらに思い出す。このように我々が眼を外界ではなく魂の内面へと向けなおし、かつて見ていたイデアを想起するとき、我々はものごとをその原型に即して、真に認識することになる。

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 神の世界とは、精神世界である読み取ることが出来る。


 日本において、八百万の神というものがあり、すべての物には神が存在するという考えがる。

 それだけの数の神の存在を現しているわけではない、八百万とは、無限や沢山、数えきれないほどの存在の比喩表現でありる。

 つまり、この世すべては、イデアを内包するものであることを示し、実際には、物事の本質や、本当の形状を見ず、プラトンのいうようにイデアの模造を見ているだけではないのだろうか。

 よって、神とは、イデアであり、八百万の神。

 物質の本当の姿なのである。


 つまり、人の生まれた世界が物質世界であり、精神世界である神の世界とは五六七の世界と読み取ることができる。

 現在の世界は、五六七へと至る過程にある三四五の世界であり、精神と物質の織り交ざった世界の最中にあると言える。


 神示に、「獣と臣民とハッキリ判りたら、それぞれの本性出すのぞ、今度は万劫末代のことぞ、気の毒出来るから洗濯大切と申してある」

 というように、五六七に近づくとそれに向けて悪魔や獣が姿を現すために、様々な災いや戦争が起きるのだと解釈することができるのである。

 そして、洗濯とは、そういった悪神と邪心の一掃であり、それが神への改心であるといえる。


 我々の物質世界は、物質と科学にのみ注目し、その存在を当然のものとしてしてきた。その一方で、内側に存在する意識や思考や感情も当然のものとしてきたのである。精神世界というオカルトとしての世界を否定していながらにして、内側になる心と精神の動向については何も否定しないという矛盾が存在していたのである。


 全てには、御魂が存在し、その御魂が八百万の神。

 神とはイデアである、そして、神の認知し、触れることが人の覚醒であるならば、。


 動物、生物において、確かな思考と心が存在し、イデアの存在は否定できない。

 五六七の世界とは、肉体(ソーマ)の牢獄に閉じ込められたイデアが表へ顕在する世界となることを現しているのではないだろうか。




 五六七(ミロク)は、弥勒。三つの六。そして、666。

 この精神世界を理解するためには、この三つの6をまず知る必要があるのである。


 次回は、666についての考察である。

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