困惑と慣れに支配されたゴンドラの中で

何とはなしに観覧車に一人で乗っていた「私」は、そこから降ろしてもらえなくなるという、不可解な状況に巻き込まれる。
「私」の独白が中心で、サスペンスというよりも現代ドラマとして描かれている作品です。
正直な「私」の気持ちに、共感も出来る部分や理解しがたい部分もある、不思議な読後感になりました。