5・6

 いろいろあった一日。いいことも、そうでないことも。


 よい刺激を受けたことから書きましょう。NHKーBSで「風の谷のナウシカ」の歌舞伎を視聴。つい先ほど観終えました。これが実に創作の刺激になったのです。

 歌舞伎に限らず、舞台というのは客席から一方向から見るもので、視点が固定されています。映画のようにアップ、寄りの画面はできません。

 それを演出や役者の演技でお客様の視点や感情を誘導したり操ることで、疑似アップとでも言うべきものを成立させるわけです。

 見てもらいたいものにきちんと視線や関心をフォーカスさせるのです。


 これは文字媒体でも有効なアプローチ。なぜならば、書き手は読者の視点をコントロールできるからです。ある意味では映像表現以上に視点の掌握が可能です。

 書かないものは基本的には存在しないし、直接的に書かなくても匂わすことで存在だけはさせられるということもできるわけです。

 うまく書けば、引きもクローズアップも思いのまま。

 ただそれには適切な描写が必要なのですが。


 悪いことは原稿にでっかい穴を見つけてしまったこと。まぁ残り20日あるうちに発見できたのは悪いことではなく、むしろよかったことなのかもしれません。

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