第2話 捻くれ者の戯言

 この世界は偽者なんだって僕は思うんだ。


 だってさ…始まりあるものに終わりはある。


 そう思う。


 僕は僕が理解できる事意外は信用できない。


 当たり前の事を言ってるみたいだけど…




 僕はこの世界の定義を理解できない…


 上手く説明できないんだけどさ…


 例えば時間…




 この世界を支配している言葉といっても過言じゃないと思うんだ。




 じゃぁ…その時間の始まりは何時?


 ビックバン?なにそれ…


 そのビックバンの前から時間は流れているんだろ?




 終わりは何時?


 世界が滅亡したら?


 世界が滅亡したって、時間という概念は存在し続けないとオカシイだろ?




 全ての始まりの前にも時間は流れ…


 全ての時が終わった後も時間は流れなきゃならない…




 世界は矛盾している。


 だから、思うんだ。


 この世界は偽者だって。




 宇宙の果てには何がある?


 僕たちには、理解できない……想像すらできないものがそこに在る。




 理解できないものは信用しない。


 だからこの世界は偽者だ。




 だったら本物ってなんだ?




 そらが、解れば満足か?




 全部、戯言…知っている。

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