07

裁判官(男)の部屋


司祭(男)「お前が余計なことを言ったせいで危うく負けるところだった! なぜ余計なことを言った! 四の五の言わずに有罪と言っておけばいいものを!」

陪審員3(男)「失礼しました司祭様。つい興奮してしまい。けれど我々のおかげでいつも逃げ通せているではありませんか」

司祭(男)「黙れ! さっさと出ていけ!」


司祭(男)は金の入った袋を陪審員(男)たちに投げつける。

陪審員(男)たちが退場。


裁判官(男)「はあ……一体今回で何度目だ。もうこれ以上お前の尻ぬぐいはごめんだ」

司祭(男)「同じ穴のむじなよ、お前も過去に悪事を働いていたではないか」

裁判官(男)「その話はもう済んだことだ。いい加減にその件で私を揺さぶるのはよしてくれ。さあ、もう用は済んだだろ、さっさと帰ってくれ」

司祭(男)「ああ、明日の火あぶりを見届けてから帰るさ。死んだ姿をこの目に焼き付けないと安心できないからな。また困ったときは頼むよ」


司祭(男)が退場。

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