第10話

「ん?そのつもりだけど?」


「え、マジですか...?本当に泊まる気ですか?

俺的にはベッドはひとつしかないし、その...

あと、客人用の布団はないし、で...

その...」


「え、一緒のベッドで寝ればよくない?」


「いや、でも...流石にそれは...」


「私は始めから、君の家に泊めてもらえたらいいな、のつもりで、公園からふらふらと歩いてさ...君の住むマンションの近くここまできて、力尽きてしまったんだけど...?」


「ノーパン、ノーブラの女を、追い出して、

深夜に家に帰らす気?」


「じゃ、じゃあ、そーですね、

俺のだぼんとしたパーカーか、を貸しますから、

それで、ノープラの状態を誤魔化してもらうか

なんかして、、それで帰ってもらえれば、と...」


山野井さんの着てたスーツ以外の下着の類はは、実を言うと。

今、洗濯機の中。


洗濯機のやつ、

ゴーゴーと音を立てて洗ってくれていた。




「誤魔化し切れないと思うわ。

だって私、超巨乳だもの...!!」

確かに。目のやり場に困るほど。

彼女の胸はたゆんたゆんしてた。


身体を動かす度に。

揺れ過ぎてヤバイ。


普段はブラつけてるから

大きいな、くらいで済んでるけど。


今は地震のように大きく揺れている件。



「嫌よ。私、まだ帰んない。

やることやってからでないと!

目的を達成してからでないと、何があっても

帰んないからね!!」


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る