名前はまだない、これからも

お祭りですくった、金魚が命を終えた。二人はそれを葬る。
金魚には名前がない。それぞれが抱える想いにも。
じわじわと、溶けるように、口にできない想いが空へと上っていくようで、そして読む者の心にも染みてきます。
スピンオフですが、こちらの作品からでも楽しめます。