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  • 編集済

     こんにちは。
     作者様はひょっとして、実際に介護の経験がある方なのでしょうか。障がい者の描写が巧みで、それがよりリアリティを生み出していると感じました。
     カフカの「変身」のような、得体の知れない生きものに変化した、第三者目線の恐ろしさ。江戸川乱歩の「芋虫」のように、健常者からみた障がい者像が作品の中に溶け込み、「キリスト教徒」という普段私があまり触れない存在と混ざって、すごく興味深かったです。
     また、そもそもの地の文や会話文も素敵で、啖呵を切る場面の言葉選びが切れ味良く、最高でした!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    介護の経験はないのですが、これを書いた当時はネットで脊髄損傷患者の生活や治療の仕方をよく調べた記憶があります。
    そうですね、個人的には江戸川乱歩の芋虫をイメージして書いた部分があります。どうしてかは知りませんが、乱歩の芋虫が書いている時に脳裏をよぎりました。
    啖呵を切る部分は結構人物のキャラが出ると思うのですが、そこを誉めていただき嬉しい限りです。


  • 事故に遭い、兄が生まれ変わったと言う台詞から精神と肉体は分けて考えることができないんやなぁと改めて思いました。また障害者と兄を評価し変わってしまった母は末恐ろしかったですが、変わらず兄の側にいることを選択した妹の寛容さが良い。こんな妹がいるだけでどれだけ兄の心が救われているのだろうか。

    それにしても左半身が動かないのに、ナースコールが左側にあるとは、病院は気が利かないと言うか、嫌がらせをしているのか。

    作者からの返信

    初めまして。応援コメントをありがとうございます。
    母親の変わりようには恐ろしささえ感じますが、そういう人は割とどこにでもいるような気がします。
    一方で妹のように、茨の道だろうと思しき選択をする人は少ない。
    兄に対する羞恥心であえて両親と暮らすのを選ぶのが現実だと勝手に思っております。この作品のような妹はファンタジーのような存在だということです。
    ですが、こんな妹がいてもいいのではないか。そんなことを思いながら書いた次第です。