第2話 メールから


メールの確認をする私

「今日の会議資料はどうなってる?」

部長からだ


若くして出世したエリートの本木部長

仕事は出来る人だけど

自己中心的な人

悪い人では無いと思うけど話しづらいタイプ


「出来てます。何会議室ですか?」

「第2会議室だ」

「すぐ、もって行きます。」


感情が全く入ってないメールのやりとり

ありがとうの一言くらい言えないものかね


コンコンと扉をノックした

「失礼します。」

私は、部長に会議資料を渡した。


「うん、有難うちょっと目を通すからちょっと待っててくれ」

片手で持った資料を軽く上に持ち上げ

私に目で指示をだす


「よし!今日も上手くできてるな」

「有難うございます。では失礼いたします。」


毎度の事だがもっと私に感謝してほしい

部署の企画提案を私がまとめる

それだけならまだ良い

部署の企画をまとめながら自分の企画を作らないといけない

それと後輩の指導も私がいつの間にかやっている

毎日が充実していると言われればそうなのかもしれない

でも、年頃の私はやっぱり恋とかしてみたい

千尋みたいに恋話したい


そんな事を考えてもすぐに


ピロン!

やっぱり来たメール

部長からだろうと思っていたのですぐにメールを確認した


「久しぶり、今日、数人で集まるんだけど来れる?」

同郷の比呂からだ年に数回、集まれる人数で飲み会をしているが私は一回しか行った事がない

理由はひとつ仕事が終わらない時間の集合時間

遅れて合流すれば良いと思うがそこから始まる気の使い合戦

やるのも嫌

されるのも嫌

だから私は行かない

「ごめん、今日、残業しないとだから、また誘って」

しばらくして


ピロン!

一日なんかい私はメールの確認をしないといけないの疲れた

見たくないけど仕事のメールかもと思うと見るしかない


「残念だなー、会いたっかたよ久しぶりにずっと会ってないから」

「うん、ごめんね」

「俺も急に会いたくなって、仕事ならしょうがないチャンと飯くえよ」

「ありがと、またね」

誘ってくれるのは嬉しい

私も、皆と会いたいな


でも、しょうがない今を頑張ろう!

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