第6話休日の癒し

土曜日。

本屋でズラァッと並んだ漫画を眺めていると背後から明るい声が飛んできた。

「加瀬さんだぁっ!マンガ買いに来たの?」

「三ケ野さん。そんな感じかな......三ケ野さんも?」

「レンタルの方なんだけど、観たいのが借りられてて。加瀬さんのおすすめって何かある?」

「おすすめ、かぁ......これはどうかな?」

ウチは一冊を手に取り、彼女に手渡した。

「へえぇ~加瀬さんってこういうの好きなんだぁ!意外っ!」

「そうぉ?読むけど」

「ふむふむっ!もっと加瀬さんの好みを知りたいっ!教えて──」

満面の笑みを浮かべた顔を近付けてきた彼女。


二時間後、おしゃれなカフェで趣味を語り合った。

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