応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 応援しています! こういうの好きです。

    作者からの返信

    はじめまして!
    応援と嬉しいお言葉、ありがとうございます。

  • なるほどですね、いきなり信徒達がドMに目覚めたのかと思いました笑
    プロレスか🤔

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    昭和のプロレスを知らない世代は訳が分からないでしょうねw
    令和、いえ、平成でもレスラーが観客を襲うのは考えられないですよねw
    因みに月弥は「インドの狂える虎」ことタイガー・ジェット・シンになりきってます。
    下田はまんま、上田馬之助からきています。
    上田氏もジェット・シン氏もヒールですが実際は礼儀正しくて優しい人達です。
    余談になりますが「狂える」を変換しようとして「クルエル」=「残酷な」と出たので、これは良い事を知ったと思い、「東洋のクルエル龍」という二つ名を思いつきました。

  • これはプロレスの入場シーンですよなぁと思ったら、やはりプロレスでしたか。
    この世界にプロレスの概念はないでしょうし、入場でのあの独特のやり取りは知らない人が見たら、訳分からないでしょうねw
    そういえば、プロレスラーも何か教祖的に信仰されている感じがするので強ち、プロレスのような説法も間違ってはいない!?

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    月弥はプロレスが好きで結構行事に取り入れたりしますw
    きっとガタイが良くてパワフルなプロレスラーに憧れを抱いているのでしょうね。自身がおチビで力が弱い故の反動なんだと思います。
    馬場さんもそうでしたが猪木さんも亡くなった事で神格化しているみたいですね。

  • 冒頭部の魔神の寓話は短編で出せる気がします。
    寓話としても滅茶苦茶、深い内容で色々と考えさせられるお話でした。
    さらに大将軍の正体といい、盛りだくさんのエピソード!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    魔神のお話は試験的に童話風に書いたものです。
    高く評価をして頂いて凄く嬉しいです。
    大将軍は魔王、侵略していた前帝時代のガイラント帝国のみならず、実は教皇ミーケこと三池月弥さえも「本当にヤバいのは星神教ではなく大将軍」と警戒している存在だったりします。
    果たして自分を成れの果てと呼ぶ大将軍の正体は如何なるものなのか、続きをご期待ください。

  • 筋肉が多すぎて、コンピュータに出るウイルスかと思ってしまいました笑
    狂気じみてましたが、面白いです!

    作者からの返信

     コメント、ありがとうございます。
     この話を書いていた頃、本棚の整理をしていたら京極夏彦先生の『どすこい(仮)』という名著が見つかりまして、懐かしさから読んでいく内にインスピレーションが湧いてあの金吾を囲む筋肉筋肉を書いてしまいましたw
     いや、インスピレーションが湧いたというより頭が沸いたといった方が正しいのかも知れませんね(汗)

  • 第弍章 聖剣頂戴仕るへの応援コメント

    企画からきました!

    少し1話が長めですが、その分中身が詰まっていてとても面白いなと感じました!
    それと、世界観に関するところもしっかりとされていて読んでいて飽きませんでした。
    これからも頑張ってください!

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます。
    一話を短くして更新ペースを上げるか、そのままでいくか悩み所ではあります。
    どうせならキリの良いところまで書きたいという心理もあるのですね。
    世界観を褒めて頂き、大変嬉しく思います。
    私なりに練り込んだ世界ですので飽きないとのお言葉は筆者冥利に尽き、凄く励みとなりました。
    これからも頑張りますので、どうぞ応援のほど、宜しくお願いします。

  • これがあの二人の出会いでしたか。
    ブリッツの若い頃にこんなドラマチックなイベントがあったとは……この勇者物語だけでも一遍の短編どころではないボリュームになりそうですね🤔
    勇者ブリーゼも嫉妬の塊でただ駄目な男かと思いきや正気を取り戻したら、どうにも憎めないところがあります。
    双子の魔王というキーワードも滅茶苦茶、気になりますしね!

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。

    人に歴史ありですね。
    昨今流行の追放要素を取り入れてみました。
    短編なので駆け足展開にしましたが、追放されてから和解まで普通に書こうと思ったらかなりのシナリオになると思います。
    ブリーゼも悪人ではないのですが、幼い頃から優秀だったブリッツにコンプレックスを抱いていました。おまけに思い人まで取られた上に盗賊襲撃の件でドス黒い感情が芽生えてしまったのですね。
    そこを神に付け入られてしまい傀儡の勇者になったという経緯がありました。
    実は傷が元でブリッツの顔が醜くなった事で密かに“これで彼女は僕のものだ”と喜んでしまった自分に愕然としており、自分の心の方が醜いではないかと思い悩んでいたという設定もありました。
    ちなみに傷が無ければブリッツも元々整っていたので、彼の子供達や孫達は貴族から求婚が殺到するほど美形だったりしますw

    双子の魔王も何故か色々とギミックだけは思い付いてしまった魔王なので今後出せたら出したいですね。脳内設定だけでは勿体無いのでw

  • 詳しく語られていなかった幼き日の過去の一コマが微笑ましくもあり、後の大器を予感させる恐ろしさも感じますね。
    勇者がしょぼい餞別だけで城から、送り出されるのも実はそういう面から、考察すると実に深いものだったと考えさせられます。
    確かに某国民的RPGの三作目のあの王様は名君で思慮深い人とされていましたし、何てケチな!と思いましたが、そんな深い意図があるなんて、子供は気付かないですよね(笑)
    どこかの町にいる武芸者が『実はあれは……』とさりげなく語ってくれれば、教訓話として、教育にもいいのに!?

    三池流道場が少林寺のようにひたすら、道を究めようとしているのが分かりますね。
    聖女は見た目は毒の花だから、武芸を究めようとする若者には目に毒ですよね🤔

    作者からの返信

     いつもコメントをありがとうございます。

     月弥は地球育ちですが親が親なので異世界の文化も幼い頃から触れているので割りと動じない性格になっています。
     ましてや厳しくも優しい祖父母の教育もあって心身共に鍛えられているので誰が相手であろうとブレることがないんでしょうね。

     勇者への餞別がしょぼい事に、私も子供の頃は疑問を覚えた一人でしたw
     私自身の考察というより月弥のチートに対する嫌悪を表現したセリフでもありますが、とある同人RPGで最初っから強い武器を持たされてスタートした時の展開の味気なさも盛り込んでいますw
     まあ、あの違和感はスタートが王宮だからであって、自分の家からのスタートだったら王様に対する疑惑も無かったと思いますw

     三池流道場は剣を通して道を説く剣道ではなく強くなる為の剣術を教えているので、奥義を会得したらお終いではなく、更なる強さを求めて独自の修行を始めます。
     剣術道場ではありますが、他の武術にも対応すべく槍や棒術など他の武器も教えていますし、月弥は希望者には魔法も教えています。
     免許皆伝を許され玄武衆となった者は後進の指導を義務づけられますが、特典として自分の教室を持つ事が許されており、前述の槍などもよそで会得した技を三池道場で教えている形となっています。
     ただ時代の流れなのか、その技術は多様であり、中には料理教室を開いたりパソコンやサッカーを教える者もおり、なかなかカオスになっていたりしますw
     なので気が付いたら三池ドッジボールクラブなるものが県大会で優勝し地元紙からインタビューを受けるハメになって月弥が困惑した事もあったようですw

     朱雀衆は年齢や修行内容から道場の中では一番人数が多いです。
     若い事もあって、いきなり美少女が三人も現れた事で修行に身が入らなくなってしまうのも仕方が無いのかも知れませんねw

  • ミーケとゲルダにそんな過去があったとは驚きです💦
    内縁関係の夫というか、立派な息子もいるゲルダだから、今は単なる元カレよりも茶飲み友達程度というよりは武芸の同門弟子みたいな気安い仲に見えますね。
    聖女六人も個性的な面々が揃ったのに意気投合していますが、ここからは別行動で作戦開始ですかね。
    驚きの展開で忘れかけていましたが、まだ、全ての問題が解決した訳ではありませんよね。

    作者からの返信

     いつもコメントありがとうございます。

     いくら前世が男色とはいえ男だったゲルダは“女性”として男性と交際するのに合法ショタのミーケは取っ付き易かったかと思いますw
     勿論、奥義を極めた武人であり、奥義を得てなお己を高めるストイックさに惚れ込んだのだ最大の理由です。
     肉体が成長する事がなく、生殖能力が無いので結婚を諦めていたミーケとしても自分が精通するまで待って貰えるとゲルダに期待をしていました。

     しかしドラゴンの王との戦いにてゼルドナルという立派な男性が現れ、ゲルダも好感を持っていた事から、いずれ二人は惹かれ合うと察して『斬鉄』の極意を授けると身を引いたという経緯があります。
     またカンツラーが武者修行をしていた時もそれとなく援助をしてました。
     おっしゃる通り現在は元カレという意識は無く、ゼルドナルからゲルダを奪ってやろうという気もありません。
     かといって人質というのは建て前で何かしらの意図があったりします。
     ちなみにカイム王子に対しては“幸せになって欲しい夫婦にちょっかいをかける色餓鬼”という嫌悪に近い感情があったりしますw

     ゲルダはあの場で人質となる事で慈母豊穣会への牽制及びミーケの意図を探るつもりで、ヴァレンティーヌ達に公爵の件を引き続き調べて貰う二面作戦を考えていました。
     イルゼとイルメラもゲルダ班に着きましたが、ゲルダのイルゼに対する疑念の払拭、イルメラに世界を見せるという目的も出来ました。
     でも一番の理由は、どちらも重要なイベントなので六人揃っているとイベントに関係無いキャラにも無理矢理セリフを入れなければカカシになってしまうし間延びしてしまうので、敢えてミーケを登場させて二手に分かれさせました(おい)

  • 第伍拾陸章 二人教皇への応援コメント

    二人の教皇というサブタイトルの意味はまさかのあの人の登場でしたか。
    六聖女が全員でかかっても怪しいですよね。
    あのゲルダでも冷や汗が伝う相手。
    無傷では済まないがという言い方は傷は負うけど、ゲルダを難なく倒せるとも取れますし。
    ただ、無関心だった教皇が思った以上に駄目な人でしたか。
    直接、手を下さなくても、上がこれでは星神教はもう終わりな気がします。
    何らかの思惑があって、ゲルダに取引を持ち掛けているようですが、その真意が気になります。

    作者からの返信

     いつもコメントありがとうございます。

     はい、こちらでもミーケの登場ですが設定は微妙に違ってたりします。
     ミーケの強みは努力に裏付けされた技術ですからね。
     力技も魔法も通用しませんが、弱点は矮躯と非力なので、実は一旦押さえ込む事さえ出来れば勝てたりしますw
     四人で四肢を抑えてしまえば後は好きなように出来るでしょう。
     ただ一対一のガチンコだったらゲルダでも勝てません。

     教皇は枢機卿の言い成りで事実上は枢機卿の手下でした。
     本人も何とか枢機卿の支配から逃れようとしましたがとても敵う相手ではなく、負け犬根性が染み付いていました。
     そこへ天魔宗の噂を度々耳にするようになって、思い余ってコンタクトを取ってしまい、本当に負け犬に成り下がってしまったのです。
     そして秘書を使って転生したのですが、ミーケの前で転生したのが運の尽きでしたw
     星神教はトップが腐敗していましたが、数千年の歴史を持つ巨大組織ですし、当面は聖女で運営していくので簡単には潰れないと思います。きっと、多分、メイビー(おい)

     ゲルダの身を要求したミーケの思惑はどこにあるのでしょうか。
     ちなみに今回の事件の黒幕かと問われて実はミーケは肯定していません。
     「だったら?」と思わせ振りに云ってるだけだったりします。

  • 騎士団長はどうにか、再起出来そうですね。
    聖女の温情とも言うべき、何でしょう、これはリアルでいうところの訓告くらいの罰で済んだようですし。
    後は本人のやる気の問題だから、決意を見る限りでは大丈夫そうに思えます。
    上がしっかりしていれば、騎士団も正常になると思って、いいのかな。
    問題は無関心すぎる教皇ですかね。
    教皇というと実は悪いヤツでしたーという某聖域で戦う戦士の物語の教皇のせいで悪いイメージがインプットされているのですが、現時点では単なる拗らせた変態!?

    作者からの返信

     いつもコメントありがとうございます。

     そうですね。監督不行き届きではありますが本人が悪事を働いたワケでは無いので一度目は訓告で済ませてます。
     やる気の方も結構キツイ言葉で戒められてますから騎士団長ともなれば、これで発奮しなかったら騎士どころか人間として終わりでしょうしね。
     兎に角上が率先して動かなければ下はついてきません。
     神殿騎士が悪事を働いていたのも団長が舐められている証拠です。
     騎士団が自浄できるかは団長次第でしょう。

     教皇も枢機卿のせいでかなり屈折してしまっています。
     しかも好き勝手やってるのは枢機卿なのに信徒の不満は教皇にぶつけられるのですから堪ったものではないでしょう。
     次回、無関心というか様子を見にも来なかった理由が明らかにされます。

  • 魔女は男でも魔女だそうですが、まさかイルメラが男性なのに聖女だったとは……
    何か、イルメラの描写で含みがあるようには感じていたのですが、肉体的にも完全な男性とは思いませんでした。
    聖女達の戦いはまさに無双ですよね。
    某BGMがかかっていて、チャンバラが繰り広げられているイメージが出来ます。
    しかし、セイラの武具が確実に世界を変えていますね!?

    枢機卿も単にお縄にしただけではなく、ちゃんと改心させる方向に持っていったのはヴァレンティーヌが監督していたからですかね。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。

    何番煎じかわかりませんが「六人も聖女もいるんだから一人くらい」と阿呆な考えの元、男の娘聖女が誕生しました(おい)

    聖女達の戦いはまさに時代劇のチャンバラですw
    流石に六人と数は多すぎましたが、イメージとしては「三匹が斬る」ですね。

    意外とセイラは気前が良くて、ゲルダの友達=ゲルダの助けとなるという考えから持ち主の要望を完全に実現した武器、アイテムを提供しています。
    ちなみにベアトリクスの船『クラーケン』の改修も手掛けていますw

    枢機卿はそのままでは終身刑か死刑ですが、それでは搾取された民が報われないと、ある意味での労働刑になりました。
    利息こそ取りませんが元金が厖大ですので完済まで死ぬ事が許されず、ベアトリクスに寿命を無理矢理伸ばされた結果、返し終わる頃には二百歳近くにまでなっていました。
    ですがその頃になるとすっかり性根も立ち直っており、岡っ引きと船乗りとしてのキャリアとある意味聖女達が後見となっている事もあって、最終的には海の安全を守る船上警備隊を組織して初代隊長を務めます。
    そこでも多くの功績を遺し、死後は星神教により『海の守護者』という称号と共に聖人認定を受けることになりました。
    ちなみにオリバーがここまで改心するとはゲルダでさえも想定しておらず、立派に立ち直った彼に嬉しくなって良縁を紹介し、オリバーが恐縮するほどの盛大な結婚式と豪邸を聖女達がプレゼントする裏設定がありますw

  • 最後の聖女イルメラ登場ですが、複雑な立場にあったんですね。
    腐敗した教団の癌とも言うべき人物が枢機卿というのはお約束と言ってもいいですよね。
    三銃士のリシュリー枢機卿は主人公達の敵役でありながらももっと大局から、時世を判断していた有能な政治家でもありましたが、この枢機卿はいわゆる『お代官様もお人が悪い』の時代劇での悪い輩ですね。
    出会え!も時代劇ではお約束な展開ですが、安心する響きです!
    しかし、揃い踏みした聖女相手に喧嘩を挑むのは勇気があるというよりは単なる愚か者のような気がします。
    絶対、喧嘩を売ってはいけない相手ではないですか(笑)

    作者からの返信

     いつもコメントありがとうございます。

     イルメラはある意味で人の心を操る能力を持っているので枢機卿に目を付けられてしまったのですね。
     世間知らずだった事もありますが、残された家族に借金があった為に従う以外の選択肢が無かったのでしょう。
     素直で裏表の無い良い子ですがやはり問題児たる理由がありまして、それは次回に明かされます。

     枢機卿はそのままずばり悪代官ですねw
     悪役をやらせるのに枢機卿ほどやりやすい地位はないでしょう。
     そんな事を云ったら世の枢機卿に怒られそうですがw
     「出会え」も悪役に云わせたかった台詞の一つでしたw
     次回は時代劇の見せ場チャンバラとなります。
     六人全員に見せ場を作る為に気合を入れて書いたので楽しんで頂けたら幸いです。

  • ドイツ語からの名前だったんですね。
    ドイツ語は中二病心をくすぐるかっこよさがありますよね。
    私もついつい魔法の名前などを独語にしちゃいます。

    終わってみれば、策を弄した半グレを率いる若造も呆気ない最期となりましたね。
    目的と手段を誤って暴走し、上からも見限られていたことにも気付かぬまま、何で死んだのかも分からずに逝った感じがします。
    守役が庇う姿は悪党と言えども、ちょっと感じるものがありましたが、聖女の魔法が込められて着弾では……(・_・;)

    イルゼが多重人格者なのか、それともまさかの双子!?
    謎が謎を呼び、展開が気になります!

    作者からの返信

    >ドイツ語

     ネーミング辞典様々です(おい)
     ドイツ語は響きが恰好良いんですよねw

     フェーは二刀流の遣い手だの動物と話せるだの書いてましたが、そんな能力を披露させる事無く無造作に砲撃で斃すところにゲルダの恐ろしさがあります。
     強そうな敵幹部を無情に呆気無く滅ぼす展開が受け入れられるかという実験の意味もありました。
     悪党にもドラマがあったのでしょうが、ゲルダに容赦はありません。
     半グレを生かしておいては弱き人々にとって脅威であり世の中の為にはならないと判断したがゆえの殲滅戦でした。

     イルゼの謎はまだあります。
     果たしてゲルダにその謎が解けるのか。
     そして二人の友情はどうなるのか。
     と云ったところでしょうかw

  • 第伍拾壱章 悪党の密会への応援コメント

    盗賊ギルドは治外法権であるとともに組織としても巨大なようですね。
    しかし、犯罪組織もしっかりと統括しているので無辜の民を虐げることはないし、まともなトップがいる限り、こういったギルドは必要な存在とも言えますよね。
    しかし、プレッシャーを与える謎のご老人の正体がギルドマスターではなく、ゲルダなんだろうと思ったら、やはり(´・ω・`)
    自分で名乗っていないのに勝手に相手がそう思い込んでいくという何とも恐ろしい策略ですね。
    これに聖女達が乗っているのだから、半グレでは太刀打ち出来ませんよね(笑)
    光のヴァレンティーヌが全てを司りながら、得意分野では後れを取るというのは彼女がいわゆるバランスタイプの主人公型とも言えるかなと想像しました。
    ステータスが100を最大とすると主人公はALL70あって、弱点はないけど、特に強い!ではないという感じですかね、まさに器用貧乏の鏡!
    おまけにショタコンの疑いありとは……。
    聖女はきっとまともだとなれない疑いが出てきましたね!?

    作者からの返信

     いつもコメントありがとうございます。

     盗賊ギルドは犯罪者の集まりですけど、裏を返せば盗賊と無宿人を集めて管理している謂わば必要悪として各国も目を瞑っている側面もあります。
     ちなみに首領であるクリュザンテーメはドイツ語で菊という意味を持っており、モデルは藤枝梅安の宿敵・白子屋菊右衛門だったりします。
     老人の正体は簡単に見破られてしまいましたか。流石です。
     敵に離間の計を仕掛ける策を遣うあたり不良聖女といったところですねw

     ヴァレンティーヌは万能ではあるんですけど、逆に云えば“これぞ”というものが無いんですね。でもゲルダ達は素直に彼女の事を何でもこなせる万能型と評価しています。
     ゲルダとて魔を祓う事や人に生命力を与える事は出来ないのですからね。
     ショタコンは謂わばヴァレンティーヌの個性です(おい)
     私は初めから六人の聖女は全員問題児にしようと決めていましたw

  • 第伍拾章 公爵の講釈への応援コメント

    思わぬ客はこれまた、何やら怪しげな気を纏って現れましたね。
    まさかの公爵でおまけにローゼマリーの実父なんですか。
    彼が今回の陰謀劇に一枚嚙んでいることは確かと思われますが、なぜ、皇子と娘の頭蓋骨に見立てているのかという謎が残りますね。
    娘が仇である皇室の血を引く皇子と恋に落ちたから、敵扱いということなんでしょうか。
    しかし、おじゃると麿という雅な言葉遣いながら、侮れない方のようです。
    時代劇にもやたらと剣の腕が立つ剣豪貴族が敵として、出てきましたがあの感じなのかなとワクワクします!

    半グレは敵にしては一番いけない人を相手にしちゃう訳ですね、南無南無(笑)

    作者からの返信

     いつもコメントありがとうございます。

     イルゼと共に皇子の一件に関わった途端の登場ですからインパクトはあったと思います。
     公爵の思惑がどこにあるのかはいずれ分かりますが、少なくとも個人的な考えだけで動いている訳ではありません。
     そして皇子も何を考えているのかも重要になってきます。
     公爵は「貴族らしい貴族を書こう。ただし個性を出さなければ」というコンセプトで設定したのですが、いざ書いてみると貴族というより公家ですよね(汗)
     
     あの強い公家は凄かったですよねw
     勿論、公爵も決して弱くはありませんと述べておきます。

     半グレは首魁はともかくチンピラの寄せ集めですからね。
     ゲルダを向こうに回したら分が悪いと思いますw

  • イルゼの婚約破棄騒動もゲルダの婚約破棄と同様に陰謀が絡んでいたんですね。
    これは予想外です。
    彼女が天魔宗であったことよりも驚くべき真実が隠されていましたか。
    イルゼにとって、皇子は恋する相手ではなく、愛する我が子と同じ存在だったとは。
    でも、二人の名高き剣客が激突することはないようで一安心です。
    落とし前を付けにゲルダは果たして、どういう手を使うのか、楽しみです。

    作者からの返信

     いつもコメントありがとうございます。

     もう私は素直に婚約破棄を書けそうにないですw
     イルゼは天魔宗ですが聖女に見出される遙か前に帰依していたので実際は裏切り者ではないというややこしい存在です。
     スパイ活動もしてないですし、むしろ星神教には貢献していたくらいなのでイルゼにはほぼ罪はありません。

     イルゼが皇子との婚約を破棄されて城を出た事にしたのは逃散百姓を纏める為と姿を消しても不審に思われない一石二鳥の策だったりします。
     イルゼは家族と自由を失ったからこそ皇子の乳母となった時に母性に目覚め、この子は生涯をかけて守り抜くと覚悟をしていました。
     ちなみに皇子の生母もまた幼くして母を亡くしており、イルゼを姉や母のように懐いていたという裏設定もあって余計に皇子を溺愛しています。
     まあ、愛し方は完全に昭和の親父ですがw

     吾郎次郎と武左衛門は初めから友情を芽生えさせる予定でしたw
     今後は聖女同士としても剣客同士としても深い付き合いとなっていくでしょう。

     割りとえげつない作戦を思いつく戦術家でもあるゲルダ。
     半グレ達をどのように追い詰めていくかはお楽しみにw
     次回は剣客二人の飲みの話ですが、予想外のゲストが現れます。
     そちらもお楽しみに。

  • 第肆拾捌章 聖女の内緒への応援コメント

    ヴァレンティーヌは彼女なりに聖女として全うしようとしているので聖女であること自体に疑問を感じているゲルダとの擦れ違いが切ないですね。
    一方的な片思いのようですがゲルダから、見ると小娘が鬱陶しい程度にしか感じていないようですし(笑)
    しかし、イルゼは灰色で白ではないにしてもと思っていたら、まさかの黒でしたか。
    その正体が人斬り半次郎だったとは……。
    転生者でおまけに天魔衆だとは予想外の展開ですが、ゲルダは果たして、どう動くのでしょうか。
    単純に処断するという話ではないですし、イルゼの態度は敵対している者でもないですし、これは困りましたね。

    作者からの返信

     いつもコメントありがとうございます。

     ヴァレンティーヌは典型的な優等生タイプですね。
     学園物なら生徒会長をしているんじゃないかと思いますw
     非常に優秀で心優しくはあるのですが、貴族主義と聖女としての振る舞いにうるさいのでゲルダからはちょっと敬遠されてしまっているんですね。
     勿論、ゲルダの事は好きですし、尊敬もしているのですが誤解されてしまっているのが現状です。

     やはり聖女の中にも天魔宗が欲しいと思った結果、イルゼに白羽の矢を立ててしまいました。そしてギャップも狙い青葉=イルゼというとんでもない正体にしてしまいましたw
     ちなみにゲルダは天魔宗がどこで布教しようと問題にはしておらず、悪事さえ働かない限りは放置の方針です。
     ただ転生武芸者を作り続ける事だけは許せないので、彼らを投入しようものならすぐさま殲滅に動きます。
     イルゼも敵対するかは彼女次第ですね。

  • 飲む、打つ、買うの三悪聖女がついに出揃いましたね。
    ベアトリクスもまた、というより、アンネリーゼもそれぞれが外伝のような別作品で主役を張るのに十分なキャラの濃さと設定ですよね。
    しかし、謎は深まる一方ですね。
    山伏がなぜ、イルゼの生家跡で殺されていたのかも謎ですし、箱の中の頭蓋骨が本当に件の二人の物だとすると聖女イルゼへと誘導されているような作為的なものを感じます。
    ゲルダとイルゼがぶつかり合うような策だとすると企んでいる者は中々に策士ですよね。

    作者からの返信

     いつもコメントをありがとうございます。

     ガチで書いたら相当長くなると思いますw>外伝
     アンネリーゼは木枯し紋次郎と次郎長をミックスした話になるでしょうし、ベアトリクスは恐らく18禁にしないと表現しきれないと思います(汗)

     敵の意図はどこにあるのか。
     一つ確実に云えるのは色々な思いがぶつかり合っておかしな具合になってしまっていると云う事です。

  • 第肆拾陸章 桔梗の記憶への応援コメント

    天流の伝鬼坊が果し合いで殺した霞之助が立てたのが霞流だったので途絶えているみたいですね。
    それで霞流の弟子が報復に出て、多数で囲んで弓で射たのを伝鬼坊が秘伝の技で矢を落としたものの衆寡敵せず、伝鬼坊が横死したという落ちのようです。
    その後、棒術として真壁氏幹が霞流棒術として、創始したので剣術じゃなくなっているみたいですね。

    ゲルダの幼少期に何とも壮絶な事件が起きていたんですね。
    しかし、いかんせん、昔のこと過ぎて記憶が定かではないのか、それとも作為的に記憶をいじられているのか。
    どうも朧気に聞こえてきた話が何ともきなくさい感じです。
    これは天魔宗と因縁浅からぬどころではないのかな(´・ω・`)

    作者からの返信

     いつもコメントありがとうございます。

     勉強になりました。
     まだまだ勉強不足で知らない事が多いようです。

     転生前の方が謎の多い人物という設定は珍しいかと吾郎次郎にも設定や因縁がてんこ盛りだったりしますw
     今後は吾郎次郎の方にもスポットが当てられるかと思います。
     忘れている記憶の謎も徐々に明かされていくでしょう。

  • 第肆拾伍章 路地裏の決闘への応援コメント

    スエズンはもしかして、スエズ運河に近いイメージでしょうか。
    運河は有名だけど、とんと町の方は知らなかったですが、田舎と言われているだけで実は発展した大きな街並みの都市なんですね。
    ここで路地裏へとゲルダを誘い、命を狙ってくるのは誰かと思ったら、ボクっ娘のエルフさんでしたか。
    ここでも天と運がゲルダに味方した感じがしますね。
    もし、伝令が射線にいなければ、勝負はどう転がっていたのか、興味深いところです。
    しかし、飛んでくる矢を切り払うのはどこかの流派でしたよね、霞流みたいのでしたっけ?
    イシルの父親との因縁といい、謎の十六夜の言動といい、謎が深まりましたね。

    作者からの返信

     いつもコメントありがとうございます。

     そうですね。安直なネーミングですがスエズ運河から街の名前を取っています。
     交易で栄えた国と運河を挟んで接している街ですのでかなり栄えてますね。
     田舎と呼んでいるのは中央しか知らない上流階級のみで、経済のみで云えば中央より盛んな地方都市だったりします。

     イシル戦は本当に運に助けられました。
     もし一射目もゲルダが受けていたら恐らく本人も想像していたように三射目で斃されてしまった事でしょう。
     矢を切り払う流派があるとは知りませんでした。
     霞流という流派があるのも知らないばかりか、オリジナルの処女作では主人公が霞姓で霞流という居合を主に遣う設定でしたので、一瞬ドキリとしました(汗)

     ゲルダの前世である吾郎次郎もまた謎を多く隠した人物でして、ただでさえ聖女として大変なのに前世の因縁も絡んできてキツイ状況だと思います(苦笑)

  • ゲルダの勘恐るべし、ですね。
    ここで寄り道をしていなかったら、半グレが幅を利かせていたことになりそうなので良かったですよね。
    しかし、アンネリーゼが頭ということを知っていてなのか、知らないでなのか、分かりませんが横暴の限りを尽くして、さらに嘘までついていたとは……。
    ゲルダの前ではそんな嘘が罷り通る訳もないですよね。
    いや、まさか、サブタイトルの回収がそちらの礎だったとは!
    驚くとともに納得です、氷魔法に通じていれば、そういう使い方あるよね、と思いました。
    でも、時間はかかってもちゃんと改心した男もいたんですね。
    浦島太郎状態だとさぞや心細かったでしょうが、真っ当に生きられたというのは大きいですよね。

    作者からの返信

     いつもコメントありがとうございます。

     何となくきな臭い感じがしたんでしょうね。
     ゲルダはそういう時の勘を無視しないようにしています。
     きっと暗闘していた前世で磨かれた勘が街の危機に勘付いたのかも?

     半グレの幹部クラスは一応アンネリーゼの顔は知っていたのですが、見た目が少女だったので侮ってしまったのでしょう。
     結果、トラウマに残るほどボッコボコにされてしまいましたw

     繰り返しになりますが暗闘を生き抜いてきたゲルダに下手な嘘は通用しません。
     戦術家と騙し合いをするには格がちがいすぎましたねw

     ゲルダは水属性特化なので人間を礎にして結界を張る位は朝飯前です。
     ゲルダの怖い一面というやつですね。

     改心した男にとって幸運なのは百年後の人達が自分の悪事を知らなかった事ですね。
     御陰で「ま、罪をつぐなったんだし」と割りとあっさりめに受け入れられて真面目に生きた事で幸せな人生を過ごしました。
     ちなみにリーダー格の男はずっとゲルダを怨んでいて数百年経っても氷は融けませんでした。

  • 第肆拾参章 傾国の聖女への応援コメント

    龍の聖女、打つ人の登場ですね。
    アンネローゼという名を聞くと某スペースオペラの薄幸の美女が思い浮かぶのですが、あの人がべらんめえ口調でキップのいい姐御肌と妄想するとなんだか、ロマンを感じます!?
    しかし、この国でもあったんですね。
    婚約破棄騒動と追放。
    これに巻き込まれた聖女が国を恨んで何かを謀っているのか、それとも無関係なのか。
    善良な性質のように見えるイルゼですが、虎ですし。
    虎の性質を考えると何か、裏があるのかなとも思えるし、色々と捗りますね。

    作者からの返信

     いつもコメントありがとうございます。

     私はおよそ聖女らしくないキャラクターを聖女に据えようと考えてますのでゲルダが大酒呑みの剣客ならアンネリーゼは博徒であり暗黒街に君臨する大親分に設定しました。暗黒街に睨みをきかせながら十手を持って治安の維持に貢献する聖女もなかなか見ないと自負しています。

     一応、婚約破棄と追放を謳っている作品なのでこうなりました(おい)
     この後、ゲルダ一行はイルゼの痕跡を追う事となりますが、当然ながら天魔宗や尾張柳生、半グレの相手をしなくてはならないので大変ですw
     あまりぐだぐだと引っ張ってテンポが悪くならないように展開していきたいと考えてます。

  • 第肆拾弍章 払暁具足武者への応援コメント

    槍と刀の戦いもまた、ドリームマッチの一戦ですね。
    宝蔵院が実際に剣豪と戦ったのか、分からないだけに夢のある展開ですよね。
    しかし、槍を選んで剣豪と言い張るところはちょっとお茶目で憎めないところがあったのですが……
    戦いは避けられないし、姫川の運命も変えられなかったようですね。
    武士にとって、千石取りだから、命を懸けても良かったのかもしれないですが、異世界で生きれば、また違った道があったかもしれないだけに残念ですよね。
    最期は恨みもなかったのがせめてもの救いかな。

    作者からの返信

     いつもコメントありがとうございます。

     人間対転生者の戦いなのでこれくらいの外連味が無いと面白さが出ないんですよねw
     宝蔵院VS宮本武蔵の話はありますけど創作なのか事実なのか突き止めることは出来ませんでした(汗)

     姫川は無骨者ではありましたが決して悪人ではありませんでした。
     具足を着ていたのも身を守る為というより武人としての覚悟を決める為に着ていました。
     本心では千石はどうでも良く、平気で仲間を巻き込む近藤源之丞に失望し、日本に帰れない事に絶望もしていましたが、せめて武人として死にたいとゲルダに戦いを挑んできたのです。
     あっさり斃されたようで実はゲルダが青龍こと六右衛門を斃した奥義『花一輪』を引き出させるという快挙を成し遂げていたりします。
     姫川が恨みを残さず逝ったのは自分の戦いが後に続く仲間の役に立つ事を信じ、日本への帰還を托したという面もありました。

  • 第肆拾壱章 尾張評定への応援コメント

    聖女はあと龍と鳥がいそうですね。
    しかし、虎の聖女ですか、虎だけに強そうですが聖女ですし、ゲルダが規格外なだけで民が飢えているところを見ると無事でいるのか、そもそも国にいるのかも怪しい感じかな。
    おまけに一揆の計画が示現流を伝授したり、単に政変を狙っている訳ではなかったんですね。
    宗春もこの分だと賢い、藩経営を行いそうで良かったと思います。
    異世界に戻ったら、このどこか、ほのぼのとした雰囲気から、一気に戦場となりそうですね。

    作者からの返信

     いつもコメントありがとうございます。

     お察しの通り聖女は四神になぞらえて『亀』『虎』『龍』『不死鳥』がいて、更に『獅子』『狼』を加えた六名がいます。
     そしてゲルダが酔いどれと呼ばれる「飲む」聖女なら博打に目が無い「打つ」聖女、色事に精通した「買う」聖女も揃ってます(おい)

     今後は『虎』の聖女を巡っての展開となっていきます。
     天魔宗が目論んでいる一揆の件も当然ながら絡んで来るでしょう。

     宗春は時代劇の悪役としては美味しいのですが、流石に彼までゲルダ打倒に動いてしまうと収拾がつかなくなってしまう事もあって和解させました(苦笑)
     それに尾張の殿様にあまり悪役をやらせると愛知の方々に怒られそうですしねw

     ご明察です。異世界に戻った次回では早速敵とエンカウントします。
     ゲルダには休まる暇がありません。頑張れ、主人公w

  • 第肆拾章 雪中矢衾への応援コメント

    誤字脱字報告を
    「はて、的は拙者と宗春様のどちらでござろうか」→的、が敵でしょうか

    宗春のところに乗り込んで怪談話のように脅して、安堵の印可を得るのが目的だったんですね。
    その割に手が込んでいたのは絶対、意趣返しの意味合いが強いですよね(笑)
    これくらいはしておかないと宗春もまた、傑物ですしね。
    調べてみると吉宗が宗春を目にかけていたとか、意外と仲が悪くなかったみたいでで意外!?

    ここでも襲撃があるとは思っていませんでした。
    しかも弓でハリネズミ作戦と思わせておいて、毒を塗った毒矢で狙ってくるとは僕っ娘エルフ、馬鹿に出来ない実力があったんですね。
    彼女もハーフエルフだから、迫害される側だったのでその心の弱さに付けこまれた感じがしますね。
    刀VS弓だと本当か分からない武蔵と弓の達人の逃げる弓、追う武蔵! で間合いを詰められて、参りました! でしたっけ。
    あれは本当の話なのかな……。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。

     これは“まと”ですね。つまり標的は自分と宗春のどちらか、と云ってるんです。
     ややこしいかったですね。修正する時にルビを振っておきます。

     異世界に転生した人物が元の世界で幽霊を演じるのも面白いかなと実験半分おふざけ半分で書きましたw
     ゲルダも結構ノリノリで本音を云えばやはり意趣返しですw
     宗春の宗は吉宗から一字貰っているくらいですから史実ではそれほど確執は無かったと思います。ただ時代劇的には美味しいのも確かなのでw

     江戸時代の日本にエルフが来るシチュエーションは珍しいと思いまして襲撃させました。これも実験ですね。
     戦闘の終了という一番ほっとするだろう場面での奇襲でしたが、「勝って兜の緒をしめよ」のお侍相手だったので見抜かれてしまいました。
     ただ矢による長距離狙撃が出来る実力者だと知って頂けたので嬉しいです。
     (私の考えた)異世界は自由なようで混血児が迫害されやすいという土壌もあったりしますので、付け込む輩は当然出てきます。
     けどイシルを保護する気持ちが全て偽りかと云えばそうではなく、天魔大僧正なりにイシルを慈しんではいます。
     刀対弓はフィクションかは分かりませんが、面白い対決ではあると思います。
     ちなみに第肆拾伍章でついにゲルダ対イシルのタイマンが実現しています。
     こちらも楽しんで頂ければ幸いです。

  • 第参拾玖章 柳生の黒幕への応援コメント

    新右衛門は恨みつらみの嫌な男かと思いきや、何だか、段々憎めない中間管理職的キャラに見えてきました。
    小者であるからこその人間的な部分が光っている気がします。
    吉宗公は確かに凄い人ですよね、傑物という言葉が似あう人。
    本来、藩主にすらなれない末弟だったのにあれよあれよと将軍にまでなったり、母親がくノ一だったかも説があったり、何でも自分で確かめないといけない性格だったり、興味深い人ですよね。
    まさか、彼を守っていたのがゲルダの前世だったとは……。
    しかし、尾張の宗春ですか、重商政策を推して、贅沢好きだったくらいしか、授業では習いませんでしたが、この人も面白そうな人ではありますね。

    新キャラの新太郎がこれまた、まさかの地狐と夫婦になる少年とは!
    案外、尾張柳生とも仲良く出来そう……ではないですね!?

    作者からの返信

     いつもコメントありがとうございます。

     新右衛門は吾郎次郎に少し負い目というかコンプレックスがあるだけで悪い人間ではなかったりします。古参だから七人衆に入っていると本人は引け目がありますが、実力はちゃんと持ち合わせています。

     吉宗は中興の祖として偉大な人物ですよね。
     時代劇の題材として使いやすいので本作でも登場させました。
     尾張の継友・宗春兄弟と確執があり、吉宗に送り込まれた刺客を吾郎次郎が斃していた過去があるとする事で尾張柳生との因縁を持たせました。
     宗春は私も吉宗の倹約令に逆らうように尾張で贅沢を奨励していたとしか知りませんけど、江戸時代ってある意味ファンタジーですし(おい)

     新太郎は幼いながらも実直であり真摯に稽古を続ける剣客です。
     作中にもある通りバオム王国に柳生の庄を作る傑物となります。
     将来は国王となったカイムの忠臣となり、また切磋琢磨するライバルとなるでしょう。
     直心影流と柳生新陰流はルーツを辿れば同根なので仲良くなれる可能性は大いにあると思います。

  • あらら、尾張柳生は前世から、ゲルダというより吾郎次郎を恨んでいる御仁でしたか。
    これはまた、かなり粘着性凝り固まった恨みつらみのようで(・_・;)
    違う世界の理が関係するのでゲルダを付け狙っているのに加えて、ここであったが百年目(三百年?)なんですかね。
    しかし、迫上は恨むだけで鍛錬したり、自らを省みることがなかったのでしょうか。
    三百年切磋琢磨していたゲルダが規格外過ぎて、どうにもならないとは思いますが(笑)

    作者からの返信

     いつもコメントをありがとうございます。

     はい、転生してなお前世の因縁が絡む話はあまり見ないので吾郎次郎と尾張柳生の因縁を取り入れてみましたw
     迫上は吾郎次郎に勝てたなら将軍家指南役に抜擢されたはずですから恨みは相当なものだったりします。
     吾郎次郎も当時は血気盛んな三十代だったので容赦はしませんでしたが、後五年は年を取っていたら忖度して負けてあげていたかも知れませんね。
     ただの恨みつらみでは命をかけて戦う理由には薄いのでゲルダを殺すにはこういう理由があるんだよという事情も付け加えました。

     迫上は既に還暦を超えているので後進に吾郎次郎打倒を托して稽古をつける側に回ってしまいました。鍛錬していればまた違っていたかも知れませんね。
     加えてナントカ何人衆って剣客小説では一山なんぼの扱いが多く、まるでダイジェストのように死んでいくのがパターンなのでキャラに厚みを持たせようと頑張りましたw
     まあ、おっしゃる通り、三百年も鍛錬を続けていたゲルダの規格外さの前にはどうしようもないでしょうねw

  • そういえば、スレイヤーズの白蛇のナーガもレオタードみたいな水着みたいな露出度高い衣装にマントだけでしたね。
    今は色々とうるさい時代になったということでしょうね。

    ゲルダの中で剣客としての血が騒いで抑えられないみたいですね。
    戦闘狂とは違う純粋な技と技のぶつかり合いを楽しみたいと願ってしまうのはある意味、宿業ですよね。
    しかし、今連也は天才のようですね。
    見たのではなく、伝聞だけで技をコピー出来るとは連也の名を名乗るだけのことはあります。

    作者からの返信

     コメント、いつもありがとうございます。

     ナーガ、懐かしいですね。
     スレイヤーズはまさに青春時代でした。
     あまり規制、規制と五月蠅くても良くないと私も思います。

     そうですね。仰る通り戦闘狂とはちょっと違うんですけど、強敵の出現を喜んでしまう一面がゲルダにはあります。まさに剣客としての宿業ですね。
     今連也は確かに天才です。ただソースが伝聞のみというのがネックであるのと実際に相対したカンツラーもまた天才でして、ただ痛み分けに終わった訳では無いと云っておきます(ぇ

  • 母は戦乙女でもう一人の母は魔女!?
    しかも水の都で唯一の生存者という運命の子だったとは(・_・;)
    ゲルダに負けず劣らず、エヴァも凄い人でしたか。

    エヴァの元仲間達との因縁もゲルダが介入しない限りは解消は難しそうですね。
    彼らが罪の意識から、解き放たれることはなく、ある意味、罰を受けたままというちょっと悲しい擦れ違いかな。

    魔女の露出度の高い衣装の理由で思い出したのが、スパロ〇のとあるオリジナルロボの設定でレオタードのような戦闘服を女性が着ないといけない理由(笑)
    この理由を出すことで露出度の高い服が大正義になりますね( ー`дー´)

    作者からの返信

     いつもコメント、ありがとうございます。

     はい、若年寄名物(?)同性愛カップルです(おい)
     エヴァは実は生まれたばかりのゲルダ姫の妹という設定があります。
     幼くとも姫が逃げれば目立つと分かっていたので自らの生存を諦めていましたが、せめて生まれたばかりの妹だけはとシスターに托していたのですね。
     托されたシスターも瘴気に汚染された『水の都』からの脱出は不可能と悟り、エヴァにだけ結界を張って肉体が腐る激痛の中シュタム達の所まで歩いていきました。

     エヴァはこれと見込んだ冒険者の卵達を守りながら高ランクの狩り場で育ててました。MMOの先輩プレイヤーと云えば分かりやすいですかね?
     御陰で一気にレベルが上がりましたが、知識と精神は駆け出しレベルなので雲の上の存在であるエヴァが敗北したとなれば逃げたとしても責めるのは酷というものでしょう。
     普通(?)なら落ちぶれるのがお約束の裏切り者パーティーですが、エヴァがいなくなった事で身の丈に合った冒険が出来るようになったので概ね平和です。
     けどエヴァへの罪悪感と感謝は忘れてはいないので、いつかエヴァと同等の冒険者となった暁には立派なお墓を建ててお詫びしようと誓い合っています。

     世代なのか分かりませんが、私としては魔女ないし悪役サイドの魔法遣いといったら露出の多いレオタードというイメージがあります(ぇ
     今は規制が厳しくなっているようですが、90年代とかTバックとかハイレグは普通にあったような気がしますねw

  • 五百歳と三百歳で互いに譲らぬ握手での力比べとはまだまだ、二人とも若いですね(笑)
    しかし、かつての戦乙女も寄る年波に勝てないのか、ぎっくり腰になっちゃいますか。
    何が縁で友情が芽生えるか、分かりませんが聖女信奉者がまた一人増えた気がします!

    作者からの返信

     コメント、いつもありがとうございます。

     女同士ですが図としては娘が連れてきたカレシのようなものですからねw
     一家の大黒柱として黙っていられなかったのでしょう。
     勿論、ゲルダも人の親ですから気持ちは分かるのですが、気質は親父ですからこちらも黙っていられません。
     繰り返しになりますが女同士ではありますが頑固親父同士の対決となりました。

     ぎっくり腰は若くてもなりますから怖いんですよ。
     彼女の場合はずっと鍛錬をしていなかったのに、いきなり現役時代の愛剣を振り回してしまったのがいけなかったのでしょうね。
     何事も段階を踏むべきだというのが今回の教訓です(ぇ

     騎士同士、女同士、通じ合うものがあったのかも知れませんねw
     ゲルダに頭が上がらないのも共通していますがw
     やっぱり時代劇の主人公は人から頼りにされなければ話が作れませんからねw

  • 老夫婦を小ばかにした感じのイシル、僕っ娘でしたか。
    軍師気取りなだけで性根悪くないのかと思ったら、意外と性悪なところがあるようですね。
    それも策に掛けようとして、敵からも味方からも白い目で見られているような(笑)
    でも、老夫婦は何だか、怪しいなとは思ったんですよ。
    何らかのギミックではないかなと……やはり、あの二人!
    あっさりと潜入出来てしまったようですね。
    挨拶する準備も万全のようですし、夜が楽しみ!?

    作者からの返信

     コメント、いつもありがとうございます。

     イシルはエルフとしてもプライドが高すぎて人間をかなり下に見ています。
     また老いが遠いので老いを醜いものと考えてしまっているのですね。
     その無駄に大きな自尊心の御陰で逆に人間から莫迦にされたり呆れられたり、時には利用されてしまいます。

     老夫婦はちょっと露骨だったかなと思ったのですが、このくらいの外連はあった方が良いかなと思いイシルの前を堂々と通過させましたw
     軍師気取りのイシルですが、ゲルダもまた剣客であり戦術家であるので一枚上手といったところでしょうか。

     さて、エヴァの両親はどのような人物なのでしょう。
     一クセ二クセもある彼らをお楽しみ下さいw

  • なるほど、そういう手立てで聖都に赴くことに相成りましたか。
    それなら、怪しまれずに潜入することも出来ますね。
    しかし、王国はどんどん聖女シンパが増えていきますね(笑)

    十大弟子が一挙に登場しましたがやはり、足並み揃っているようで実は揃っていない。
    目的を同じくして、行動を共にしているだけで事あらばと狙っている感じで油断出来ない関係にあるのがよく分かります。
    エルフなのに加入しているイシルの真意は分かりませんが、献策した策が二虎競食の計ですね。
    果たして、そううまくいくのか、相手はゲルダなのに!?

    作者からの返信

      いつもコメントありがとうございます。

     ゲルダのままでは星神教が五月蠅く、吾郎次郎の一人旅では怪しまれるので苦肉の策ではあるんですけどねw
     エヴァに手を付けた事にしたのは、彼女を自然と連れ出せるのと何かとゲルダを取り込もうとするレーヴェの追求を避けるためですね。
     私個人としては秋山小兵衛のオマージュだったりしますw

     十大弟子はそれぞれの思惑がありますので大僧正への忠誠を誓っている者もいれば天魔宗の組織力を利用したい者もいます。
     延光が生きていた時は仲は良くなくとも纏まってはいたんですけどねw
     彼を一番手で失ったのは青葉も云っていましたが天魔衆に取ってかなりの痛手ではありました。
     ちなみに軍鬼は十大弟子の中でも憑き物を操る能力は評価されていましたが、人格面では蔑まれていました。
     ダイの大冒険のザボエラのようなタイプですね。

     イシルが何故天魔衆に与しているのかはいずれ明かされると思います。
     自分では天魔衆の軍師を気取ってますが実力は如何に?

  • 女性主人公がこうした武闘劇って言うんですかね。女性主人公と言えば政治か料理をやっている印象があったので、これ見て新しいジャンルが開拓されましたね。ここから更に見ていきます。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     聖女追放物にチャレンジしてみようと書き始めましたが他作品とは違う物にしたいのと元々時代小説、剣客小説が好きだった影響でこうなりましたw
     新しいジャンルになれるよう頑張っていきます。
     これからも宜しくお願いします。

  • 第参拾弍章 近況報告の裏への応援コメント

    新婚旅行で外遊として、悠々旅を楽しむかと思いきやさすがは宰相閣下。
    抜け目がありませんね。
    仲睦まじい様子で何よりでしたが、また新たな不穏な影が現れたようですね。
    今度は柳生連也斎その人ではなく、その流れを汲む剣士ですか。
    カンツと引き分けるとは実力も恐ろしいようです。
    今孔明とか、今趙雲とか、色々いましたが今連也は自ら、名乗るだけの気概と力があるようですね。
    その狙いが単に自らの力を知らしめたいだけとも思えませんし、不気味です。
    ゲルダが何か、閃いたようですから、不安要素なしかな!?

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。

    生真面目な政治家の因果ですねw
    ガイラントの利の為になりそうな物がないか常にアンテナを張ってしまっている状態なんでしょう。
    まあ、ブリッツが叱らなかったらヤバかったかも知れません(苦笑)>仲睦まじい

    今連也なんて敵を創作してるんですから、どこが聖女追放物なの、と云われても返す言葉が見つかりませんよねw
    今連也は天魔宗に所属してますが裏で何を企んでいるのかは今後を期待してください。

    ゲルダも割りと複雑な立場ですからスチューデリア入りするだけでも策を練らなければならないんですよね。
    宗教的に自由なバオムやガイラントの方が変なのかも知れませんけどねw

  • 第参拾壱章 九尾救済への応援コメント

    私達の勝利とは龍の血を入れて、九尾の体を浄化することだったんですね。
    龍の血を舐めたことで獣の声が聞こえるようになったとか、返り血を浴びた身体が鋼のようになったとか、世界各地の伝説でありますがそれを利用するとは敵も思っていなかったことでしょう。
    九尾も長い時を生きる半人半龍にしてしまったとカンツは自省していますが惹かれ合っている二人ですし、結果としては良かったような気がします。
    恋人がヴァンパイアで同じ時を生きられないなんて話(たいてい実はヒロインも〇〇だったが多いような)もあるので同じになれるって、素敵なお話だと思います。
    仔犬になった狗神も祓われ、成仏したようですが狗神も確か、かなり凶悪な悪霊でしたよね(・_・;)

    作者からの返信

    いつもコメントをありがとうございます。

    狗神も割りとシャレにならない呪物ですが、人智を超えたドラゴンの力を用いれば、所詮は人が作った物、吹き飛ばしてしまえるのではと、少し所ではないガバのある救済でした。
    けど根本は救済ではなく如何にして九尾をカンツラーと同じ半人半龍にするかという事に尽きたりします(おい)
    結果として美談として九尾を変身させる事が出来ました。

  • 第参拾章 聖女の茶会への応援コメント

    織田信長が限りのある領地ではなく、茶道に目を付けて、茶器の価値を高めたのが礼節にも通じていたんですね。
    滝川一益でしたっけ、国いらないから、茶器くださいと言った御方。
    そこまで影響が及ぶほどに文化として習熟したのが凄いですよね。
    火縄銃もまさかの量産しちゃう日本人恐るべしですね。
    いざセールスしようと思ったら、既にいい物あるのでいりません!になるのだから、手先の器用さと模倣でさらにいい物を作ってしまう国民性が脅威ですよね。
    ゲルダも言っていますがだから、日本人が転生者として選ばれるのか……まぁ、多分に作者として、外国人が転生すると描きにくいからだと思うんですよね(笑)

    ブリッツが後継として、日々精進している姿やゲルダの言葉から、あの勝負の行方と二人+天狐と地狐の現在が滅茶苦茶、気になるラストの一文でした。

    作者からの返信

    コメント、いつもありがとうございます。

    子供の頃、合戦に勝った褒美に茶器なんてと疑問に思ったのがきっかけで調べてみたんですよね。面白いですよね。
    滝川一益が欲しがったのは珠光小茄子でしたね。
    それほどまでに名器に価値があったのだと知れる逸話です。

    火縄銃のエピソードも面白いですよね。
    高く買うくらいなら自分達で作っちゃうところが変態国家ですw

    まあ、召喚された勇者や転生者に日本人が多いのはぶっちゃけた話、作者が日本人だから、これに尽きると思いますw
    ただ今回は私なりに小理屈をこねてみましたw

    読み手に続きが気になると思わせる手法を取ってみました(おい)
    果たしてカンツラー達はどのような運命を辿ったのでしょうか。
    次回をお楽しみという事でw

  • これが船頭多くして船山に上る現象ですね。
    九人の剣豪を集めれば、強くなると思いきや互いに牽制して、カンツラーの動きを捉えられず、その技の前になすすべもないという。
    某ジャニー〇番組の企画で最高のラーメンを作ると最高級の牛、鶏、豚の出汁をミックスしたら、喧嘩してあれ?という結果になったのを思い出しました(笑)
    最強の人造人間を作るで色々な最高の部分を集めて作って、果たして本当に最強なのかなと思いますし、脳に超天才使ったせいで製造者に反逆したっていう話もあったような……。
    それで延光を転生させたので勝ったと思っていたあたりが刑部の限界だったんでしょうね。
    延光からの言葉で九尾を救うべく、覚悟を決めたカンツラーですし、二人の台詞も希望に溢れてますし、ゲルダの落ち着き払った様子から、大丈夫ですよね!?

    作者からの返信

    いつもコメントをありがとうございます。

    そうですね。完全に軍鬼の作戦負けですw
    様々な流派を操る最強の転生武芸者を創るはずが見事に潰し合ってしまいました。結果、無垢な人格になったのが奇跡でしたね。

    そのラーメンは麺をどこから作ると聞けば、小麦からって人達の番組ですねw

    色々やらかしていた軍鬼ですけど極め付きが延光の魂まで取り込もうとした事ですね。あっさりと槍で突かれて退場です。

    果たしてカンツラーと九尾の運命は如何に。
    次回からのエピローグをお待ち下さい(ぇ

  • 延光に限らず、武芸転生者は死しても転生するんでしたか。
    考えようによっては倒しても倒してもまた、立ち上がる厄介な相手ですよね。
    でも、その魂を捕らえたのはまさかの九尾!?
    九尾は不安定なことで改造人間のような処置をされているとは予想していましたが、敵はより外道な輩でしたね。
    戦う為に造られた生体兵器と言うべき存在だったんですね。

    しかし、自らは表に出ずに戦う卑怯なタイプの幹部が隠れていたとは……
    九尾、天狐、地狐の因縁も明らかになって、カンツラーの怒りは怒髪天を衝く勢い!
    次回は激しい戦いが繰り広げられそうですね。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。

    転生には霊薬が必要なので、復活を阻止するには霊薬を断つ必要があります。
    ただ延光は霊薬を盛られただけで我から飲んではいなかったりします。

    九尾は転生武芸者が四人掛かりでも斃せなかったゲルダ打倒の為に様々な試みを行った結果の一つです。
    もっとも武芸者達が肉体の主導権を得ようと食い合うとは想像すらしなかったようですね。結果、人格を失ってしまい無垢な子供の心になってしまいました。

    今回登場した軍鬼は延光との対比で作ったキャラですね。
    十大弟子にも様々なタイプがいる事を示す為に両極端となってます。
    カンツラーは弱者を虐げる者が許せません。
    しかも九尾の事情を知った事で裏に潜む軍鬼にそれはもう怒り心頭です。
    果たしてカンツラーは九尾を救う事ができるのでしょうか。

  • 第弍拾㯃章 秘剣対隠し剣への応援コメント

    いやー、天狐と地狐がいなくても延光は物凄い強敵でしたね。
    さすが十大弟子の一人というべき実力の持ち主!
    中ボスくらいの強さはゆうにありそうですが十大だから、あと九人もこんな強敵が(;´Д`)
    稀に見る激戦でゲルダが傷を負ったり、炎に押されたりと珍しいこと尽くめで見どころたくさんでした。
    死に際に義理に報いるように情報を教えてくれましたし、こんな形でなければ、外法に染まってなければ、と惜しい人物でしたね。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます。

    延光はガイラント編のボスという事で張り切って戦闘シーンを書きました。
    実力的に四神衆を同時に相手にしても瞬殺できるくらいの強さですね。
    将来的には分かりませんが、ゲルダと戦っていた時点の四神衆では相手になりません。
    やはり敵の最高幹部の一人ですのでゲルダでも苦戦するレベルでないとつまらないと思いました。
    今後もこのクオリティーの敵を出し続けられるのか自分でも不安ですが頑張って残り九人も書いていきたい思います。
    延光は善人ではありませんが極悪人でもありませんし、義理人情に厚い部分も確かにあります。
    作中でゲルダも思ってましたが、出会い方が違っていれば友達になれていたでしょうね。

    ちなみに天狐と地狐を呼んだのは戦力の他にブリッツ邸に忍び込んで誰にも気付かれる事なく霊薬を盗み出せると思ったからです。

  • 強敵が仲間になってくれるのは熱い展開です。
    二人とも憎めない心根の持ち主だったので仲間になってからの活躍に期待ですね!

    ゼルドナルの大人の男としての余裕と風格。
    それにゲルダから、愛されているという自信ですね。
    圧倒的な格の差を見せつけられると王子から、師匠と呼ばれそう(笑)
    キラキラした目で見てこられそうです。
    そういえば、王子は大分、恵まれた環境にいて、持っている物が多いのだから、ゼルドナルから見たら、我儘・贅沢なことをいうお子様にしか、見えないですよね(´・ω・`)

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます。

    天狐達は寺院の幹部ではありますが、最高幹部とまではいってないので仲間になっても変に情報を得すぎない絶妙な立ち位置なのではないでしょうか。
    ダイの大冒険のクロコダインとヒュンケルくらいと思って頂ければと思います。

    ゼルドナルはカイムにとっての“男”の師匠となるでしょう。
    そう、ゲルダが先生ならゼルドナルはまさに師匠ですねw

    カイムは良くも悪くも子供すぎたのでしょう。
    けど、決して見下したしはせず、きっちり男として磨きあげると思います。

  • 第弍拾伍章 天狐・地狐への応援コメント

    カンツラーには擬態という隠し技がありましたか。
    大人の背丈なら、首を搔き切られていてTHE ENDでも擬態を解けば、あら不思議というやつですね。
    それにしてもカンツラーの引き出しは多いですね。
    技のデパートというくらい臨機応変に技を繰り出す姿はかっこいい…ん?かわいい?かっこかわいいです。
    居合の師匠が堕ちた勇者の子というのもドラマティックですね。
    そのお話だけでもサイドストーリーでいけちゃいそうなくらい深そうです。
    生け捕りにするという縛りがあってもそれを成し遂げてしまうのはさすがとしか。
    武芸者だけに負けても清々しい様子ですし、これ以上戦わない未来もありそうに見えてきました。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます。

    シリアスな戦闘シーンなので擬態を解いて小さくなって回避する絵面はコミカルかなとは思ったのですが、持てる能力を使わない方が愚かだと思い直して採用しましたw
    カンツラーは師となる大人が大勢いたので結果として技のデパートになっていますね。
    かっこかわいいのお言葉ありがとうございますw

    居合の師匠はカンツラーにとって大きな影響を与えた人物の一人です。
    居合もそうですが凜とした佇まいは老いてなお美しく、カンツラーが擬態に壮年を採用しているのは女装と程遠い容姿であるだけでなくて枯れた美しさに惹かれるものがあったからでした。
    師匠の母親が騎士にして貴族だったので、持って生まれた気品というのもあったのだと思います。
    また師匠は人間であったので、長命を持つ周囲と違って既に鬼籍に入ってます。
    カンツラーにとって初めての身近な人の死であり、その別れを経験したが故に敵であっても、その死を嘆く優しい心を持たせたのでしょう。
    サイドストーリーも面白そうですよね。

    生け捕りは本当に難しいですからね。
    況してや相手は殺気だっている上に手練れであるから尚更です。
    でも誰で有ろうと公正に裁きを受けさせる姿勢を貫く様は人を惹き付けるものがあります。部下に慕われているのもその為ですね。
    天狐と地狐は筆の勢いによりますが、仲間にする予定です。
    後は孤月院と九尾を残すのみですね。

  • 第弍拾肆章 闇夜の戦いへの応援コメント

    神による人間の人口調整ですか。
    神だけに神らしい行いと言いますか、傲慢なところは人ではない者ゆえというところもありそうですね。
    今回のお話では鬼平犯科帳を思わせるネタがたくさん詰まっていましたね。
    しかし、不動明王呪ですか(;´Д`)
    霊魂の存在は確かに焼かれちゃいそうですね。
    手塚先生の火の鳥でも明王のような存在が暴れていて、怖かった記憶があるのですが成仏させていて善行のはずなのにどこか、怖いのは従者側の視点で見ているせいですかね(笑)
    天と地の狐は二人で一人の戦い方をする技巧派でしたか。
    気付いた時には既に遅しという演出でカンツラーが倒れましたがどうなってしまうのか、ドキドキですね。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます。

    この作品の神はまさしく世界の管理者気取りです。
    人間が力を持ち過ぎると世界のバランスが崩れるとして調節をしています。

    鬼平の影響はかなりありますね。
    「ガイラント帝国宰相カンツラーである!」という台詞を云わせたいというのもありましたw

    敵は僧兵なので武に長けている上に法力まで遣います。
    洋風ファンタジーの僧侶と違ってかなり荒々しいですね。
    『水の都』の従者とカンツラーの挟み撃ちで大勝利と思わせておいて、実は滅茶苦茶相性の悪い敵だったというw
    作中にもありますが、御不動さんは救い難きを力尽くで救う仏様なので祓われる方はさぞ怖かったと思いますw。

    天狐と地狐は単体でも強いのですが、コンビで戦うとより強くなるタイプです。
    今回は地狐が大仰に六角杖を振り回して注意を引き付けておいて、天狐が背後から首を斬るという作戦でした。
    二人は僧兵というより傭兵に近いので、「正々堂々? 何ソレ? 美味しいの?」という所があったりしますw

    果たしてカンツラーの運命は如何にといったところですね。
    良い“引き”になったのなら嬉しいです。

  • 『神を見限った者達』という大層な名ですが、実態は三国時代の黄巾賊に近い感じでしたか。
    虐げられた民の心に取り入り、尊厳を捨てさせて、うまく扇動して、政治的に利用しようという恐ろしい謀略でもあるので恐ろしい敵ですよね。
    自分の手を汚さずに煽り、その気にさせて国を転覆させようとするとは。
    でも、民を顧みない政治をしている国が滅んでもあまり、関係なさそう…でもないのかな、難民問題とか出ると大変そうではあります。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます。

    そうです。モデルは黄巾賊だったりします。
    逃散百姓を纏め上げた元僧侶の半グレですから余計にタチが悪いかと。
    今回は戦闘を省略されてしまいましたが、勿論、ゲルダでも死闘は必至の実力者もいるので油断は出来ません。

    聖都スチューデリアは定期的に魔女狩りを行っては痛い目に遭っているのですが懲りません(苦笑)
    困難は全て神の試練、救援物資は神の賜り物として貴族の懐へ、飢饉を乗り越えれば神の思し召しなので、半グレよりタチが悪いのかも知れませんね。

  • 第弍拾弍章 楽しい昼食への応援コメント

    九尾は色々と謎多き存在ですね。
    転生武芸者が前世を思い出さない方がいいというのも妙ですし、今のところは無害な野生少女といった雰囲気ですが、何か秘密があるのでしょうね。
    地狐は190㎝を超える美女なのでシャラポワさんということで納得しました。
    しかし、律儀といいますか、義理人情を重んじるのは転生武芸者の性に近いのかもしれませんね。
    いずれ、敵として相対するにしても九尾の面倒への返礼として、まさかの共闘になるとは!
    次回、繰り広げられるであろう大活劇に期待せざるを得ません。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます。

    九尾は実は転生武芸者の中でもかなり特殊な存在だったりします。
    その秘密はガイラント編のクライマックスで明かされるでしょう。

    地狐は初めは八尺(2メートル40センチ)だったのですが、特に八尺様ネタを入れるでも無し、あまりに異形にし過ぎると転生武芸者が霞むので今の身長に落ち着きましたw
    僧兵といえども僧侶は僧侶なので義理固い性格にしました。
    また無邪気な九尾を懐かせるのに外道なのも如何なものかと考えた結果でもあります。

    折角の共闘ですが、相手が半グレなのと天狐・地狐戦前に能力を明かしたく無かったので、次回は残念ながら戦闘は素っ飛ばして半グレの訊問となりますw

  • 第弍拾壱章 国立自然公園への応援コメント

    狐と狸の化かし合いのように互いの腹を探り合う。
    隙を見せたら、首を切られそうな緊迫感が漂っていますがいくら手練れの揃った転生衆とはいえ、相手が悪かったですね。
    前哨戦という訳ではないと思いますがこれで安心して、偵察と思っていたら、まさかの出会いですか(;´Д`)
    コントロールが難しいじゃじゃ馬さんの正体は拳で語り合うタイプみたいですね。
    ご飯与えたら、案外簡単に懐柔出来そう!?

    作者からの返信

    コメントを頂きまして、ありがとうございます。

    敵との攻防も戦闘だけでなく、こういった化かし合いも面白いかなと思い、私自身も楽しんで書けましたw
    ロールプレイに集中するあまり、咄嗟の時にボロが出るというシチュはホームズの映画にあって面白かったので挑戦してみたくなったのです。

    九尾は武に長けていますが何故か幼い気質となっています。
    この後の展開は今回のラストと次回のサブタイが全てを物語っていますねw

  • ブリッツ、恐ろしい子(;´Д`)
    敵を騙すにはまず味方からよりも怖い策が発動していたとは思いませんでした。
    まさか、敵を炙り出すべく、闇堕ちしたように見せていたんですね。
    そうとも知らずに霊薬回収に動き出した一団ですが、コントロール出来ない危険な者もいるみたいで不穏ですね。
    これで帝国を侵食しようとする輩を一掃出来るのか、それとも犠牲なくして、成り立たないのか。
    手に汗握る展開で続きが楽しみです。

    作者からの返信

    コメント、いつもありがとうございます。

    敵サイドの情報が丸っ切り手に入らない状況なので、ブリッツに敵が接触していたという流れとなりました。
    仮にブリッツが本当に闇堕ちしていたら恐らくガイラント編はずるずると話が長引いて間延びしたテンポの悪いお話になっていたかも知れません。
    敵サイドも持て余すコントロールが難しい強敵って昔から好きなので自分の作品でも登場させてみました。
    ここからはガイラントと寺院との探り合いになっていきます。
    この展開は鬼平でいう火盗改めと盗賊との駆け引きを意識しています。
    まあ、流石に池波先生ばりの鮮やかな仕掛けは難しいですけどね(苦笑)

  • 第拾玖章 裏切りと信頼への応援コメント

    見た目が見た目だから、宰相閣下、女生徒のおもちゃになりましたね(´・ω・`)
    カンツラーとパパンの関係も実年齢考えるとアレですが微笑ましいですし、カンツラーとブリッツの友情も尊い、美しいものですね。
    例え裏切られても許すという言葉は力がある彼だからこそ、言える言葉なのかもしれませんが……フラグだったんですかね。
    ブリッツは裏切るのではなく、最初からコンプレックスを抱いていて、勝ちたいが為にもっとも手を組んではいけない者どもと結んでしまったんですね。
    母のゲルダも友と生命のやり取りをしていましたが、まさか息子までとは(;´Д`)

    しかし、ゲルダによって異世界に鳥居強右衛門を信仰する宗派が出来そうですね(笑)

    作者からの返信

     いつもコメントを頂きまして、ありがとうございます。

     ガイラント最高学府に通ってはいても、やはり年頃の娘さんなので可愛いものに目が無いだろうとこういうオチになりましたw
     運が悪いのか良いのか分かりませんが、父親が帝室の婿に入って皇帝になってしまいましたからね。ゼルドナルとしても幼少期にあまり触れ合えなかった事を悔いていたようで、折りに触れてその分を取り戻そうとしているのですね。
     冒険者時代に培ってきた友情はブリッツを中心に今では様々な分野で活躍している友人が有力なコネクションとなっています。
     建築関係、学門、武道、あらゆる方面で協力者がいるのはカンツラーにとって金銀に勝る大きな財産となっている事でしょう。

     裏切ったとしても、“そうか、そういう理由があったのか。辛かったな”と労いと共に許されては裏切った方は良心の呵責もあってよりカンツラーに尽くすようになるでしょうね。勿論、彼にはそんな計算はありませんので、誤解なきようw

     カンツラーを裏切ったブリッツの真意はどこにあるのか。
     それは次回に明かされる事でしょう。

     聖女系初、鳥居強右衛門を布教する聖女登場です(おい)
     ちなみに私が初めて強右衛門を知ったのは「水曜どうでしょう」だったと記憶しています。
     最近では歴史系コミックや歴史バラエティ番組などで紹介されて割りと名前が知られるようになってきているようですね・

  • 第拾捌章 帝国宰相の正体への応援コメント

    宰相閣下、ゲルダに似ていたのはこういう理由がありましたか。
    実の親子でしかも皇帝の実子でもあるんですね。
    それだけでも驚きなのに正体はショタっ子で半人半龍だったとは……一粒で二度美味しいのやつだー。
    ナルが怯えるほどの威圧感に有能過ぎる政務能力と圧倒的な武力は血と環境のなせる業だったんですね。
    この三人が絡んでの謀となると敵は相当に手強いということですね。

    【この後、学生が美味しくいただきました。】というテロップが湯気で見えないお風呂の映像に流れますな(´・ω・`)

    作者からの返信

     コメント、ありがとうございます。

     王子に追放される前から既に子持ちという衝撃的事実発覚ですw
     ヒロインを非処女にするのは非常に勇気が要りましたが、ある場所で300歳で処女というのは、逆に不自然という目から鱗のお言葉を頂いたので採用しました。
     カンツラーは五十半ばですし、半分ドラゴンという事もあって、十年で一歳歳を取る感じでいいかと割りといい加減な計算で、五歳児相当の姿となりました。
     邪龍とはいえドラゴンを斃す父、聖女にして達人の母、過酷な『水の都』、そしてドラゴンの血、これで強くなれない訳がないですよねw

     そうですね。カンツラーが登場してからの展開はガイラント帝国編となり、四神衆を超える敵が現れます。どのような敵、どのような展開が来るのかはお楽しみに。

     ま、まあ、御両親もいますし、頂かれることはないと思います。
     きっと…多分…メイビー…(おい)

  • いいなぁ、この宰相のキャラ、最高ですね。
    一見、気難しい官僚と思わせておいて、実は超武闘派で何か、秘密がある感じ。
    しかも強さと優しさを兼ね備えながらも洒脱な雰囲気と任侠にも通じたキップの良さ。
    ゲルダに通じるところがありますね。
    ナルがややコメディエンヌ的位置になりましたが魅力は損なわれていませんね。
    シリアスもコメディも彼女はOKそうです(笑)

    作者からの返信

     いつもコメントを頂き、ありがとうございます。

     「帝国」と「宰相」ってファンタジーで悪役を押っ被させられるイメージがあるので真逆のキャラにしてみましたw
     元ネタというか根底にあるのが男塾の剣桃太郎で、彼は後に総理大臣になるのですが、「俺は本邦初の武闘派総理大臣だ」という台詞がありまして、カンツラーも影響を受けて武闘派宰相となりました。
     ゲルダに通じる、実は私にとって何よりのお言葉だったりします。
     その理由は次回に明らかになりますが、カンツラーのゲンドウからまず読者様にゲルダを連想して頂く事ができたのなら私の中ではひとまず成功なのです。

     今回、コメディー的な役割をさせてしまったナルですけど、魅力が損なわれていないとのお言葉に安心しています。
     後にゲルダに成り代わって聖女となり深窓の令嬢の如き振る舞いをしていますが、第壱章で単身ゲルダの元へカイム王子の危機を伝えに来ている事から戦闘能力は健在で、実は途中で転生武芸者を斃していたりもします。
     この時にはカイム王子にベタボレにまでなっており、切腹の沙汰を聞いて⑦パニックに陥ってしまっているので策もなく泣き通しとなっていたのです。
     いえ、第壱章と現在のナルのキャラが違う事への云い訳ではありませんよ?(おい)

  • 第拾陸章 主従共通の秘密への応援コメント

    ナルが見た目を幼いように改造手術されていたのは王子に合わせて、だったんですね。
    背負った業が深い娘ですがまさか、取り巻きの少女達も取り巻きではなく、軍人で部下とは…辺境伯恐るべし。
    ゲルダの氷の礫はもはやガトリングですよね(;´Д`)
    それだけでも強すぎるのに剣での戦いに拘るあたりは元の人格が強く影響してそうです。
    男性の方がロマン追い求めるの好きで女性の方が意外と合理的だったりする面ありますからね。
    その点ではゲルダは男性的でもあり、女性的でもあり、人を惹きつけてやまないものがあると思います。
    ナルもゲルダのところへ行くとなると『水の都』の戦力がとんでもない数値になりそうですね。

    作者からの返信

     コメント、ありがとうございます。

     ナル達は幼い姿ではありますが銃を扱う為に利き手だけは成長を止められておらず、小さな体に利き手だけが大きいというチグハグな印象を周囲に与えてたりします。ナルに至っては子を産む為に生殖器も発達しており、嫁いですぐに初夜を迎えても懐妊は可能だったりします。
     前田利家に嫁いだまつみたいな感じになるかと(ぇ

     ゲルダはその気になれば一人で万単位のガイラント帝国軍を相手に出来ますw
     ただ剣客としての矜持もあって戦闘に魔法を遣うことはないでしょう。
     魔界軍との戦いでも魔法は用いていません。
     兵法を用い、機を見ては敵陣に乗り込んで将校を討っていました。
     ただ、どこぞの妖怪首置いてけと違い、敵将が女子供でも容赦無く首を取り虜囚にする事はありませんでした。
     なので魔界からは『首狩り』などという恐ろしい二つ名で呼ばれてたりしますw
     ちなみに『その(覚悟を秘めたる)胸で聖女は無理でしょう』という魔族がいたそうですが、彼が転生者であるかは定かではありません。

     ロマンと云えばゲルダの魔法の奥義に城を押し潰す程に巨大な氷塊を落とす『国崩し』というものがありまして、一度「一罰百戒」を狙って敵軍を『国崩し』で全滅させた事があるのですが、折り悪くその時の大将が魔界でも人気のある麗しの王子だった事もあり、仇を討たんと却って魔界軍の士気を上げてしまうというミスをした事があったりします。

     ナルは将来のバオムの王妃でありガイラントの辺境伯の娘ですからねw
     政治的な意味でも『水の都』は重要なものになってしますかもですね。

  • 第拾伍章 運命の出会いへの応援コメント

    可愛がりという名の修行、カイム王子南無(´・ω・`)
    新キャラは気が強そうな女の子なんですね。
    辺境伯の娘で見た目からも気の強さが溢れる、いわゆる悪役令嬢テイストの漂う子ってところでしょうか。
    単に突っかかってきただけのように見えて、実は思惑があったり、見た目も油断させるためなのか、実年齢より幼かったり、辺境伯の家に生まれた武人の血がそうさせるのか。
    これって、ナルは「おらワクワクしてきたぞ」で戦ってみたいだけでゲルダはゲルダで別次元でずれているようですが。
    ゲルダはこのタイプの子と意気投合すると思ったら、姉妹みたいな関係になるんですね。
    カイム王子は女運がいいのか、悪いのか、分からなくなってきました(笑)

    作者からの返信

     コメント、ありがとうございます。

     ゲルダはかなりスパルタです。
     カイム王子は才能がありますし、立派に育ってきてはいるのですが、どうも根っ子の部分で軟弱なところがあるのでゲルダはそれを心配しているのですね。
     決して意地悪や嫌っている訳ではありません。

     ナルは将来的にはゲルダの追放を計画しますが、それもゲルダの策だったりします。
     理由は勿論敵の黒幕の動きを見る為です。
     ナルは生まれたばかりのカイム王子と年齢を合わせる為に魔法薬で無理矢理成長を止められていたという割りと悲惨な境遇です。
     ただそれでも銃の腕は折り紙付きで早撃ちや狙撃で彼女に敵う者はそうそういません。師匠である父親ですら舌を巻く程です。
     ちなみに周りの少女達は取り巻きを装ってますが、実はナル同様に成長を止められた軍人で、ナルの部下だったりします。護衛ではありません。
     腕が立つからでしょうね。ゲルダの実力を正確に見抜き、戦ってみたいという衝動も芽生えてたりします。

     ゲルダとナルは義兄弟ならぬ義姉妹の契りを交わす事になります。
     それほどの信頼を築く事になるのですね。

     カイム王子は多分女運は良いんじゃないですかねw
     ただベッドインするとなったらゲルダとナルは“同時に相手をしろ”と云うでしょうから、そういった意味では悪いのかも(おい)

  • カイム王子の想いをゲルダが受け入れることはなさそうですね。
    これだけ、漢気溢れた人物から見たら、勇者としての資質はあろうともカイムを一人の男性と認識出来るかは怪しい気がしますし。
    何より、王家とかかわりを持つのが煩わしくて、勇者に付き合わされるのが嫌というのも大きいですよね。
    『シンデレラは王子様と幸せに暮らしました』で終わるおとぎ話ではなく、実際には魑魅魍魎のような貴族などとも渡り合わなければいけない以上、水の都で自由に暮らす方がゲルダらしいとも思えます。
    魔王は尿路結石の呪いを受けた!で笑いました。
    祖父がなったことがあるのですが母から聞いた話では七転八倒するくらいに痛いらしいですね(´・ω・`)
    でも、この魔王にはあまり可哀想とは思えないのはゲルダの言う通り、悪行のせいですかね。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます。

    ストーリーを面白くしようと肉付けしていっている内に当初の思惑と乖離してきた事も否めないですね。
    事実、タイトル詐欺との指摘を受けた事もありますので、目下のところタイトル或いはストーリーの見直し中でもあります。
    ひょっとしたらタイトルやあらすじが変更になるかと思いますが、ご了承下さい。

    ただゲルダとしては王家や勇者と結ばれた後の未来をほぼ的確に予想しているので、そこだけは絶対にブレないと思いますw

    尿路結石はガチでシャレになりません。
    仕事柄事例は数多く見てきましたが、本当に七転八倒という言葉に相応しい痛みのようです。泡を吹いている方もいたくらいですからね。まさに『痛みの王様』です(滝汗)

    魔王はせっこい事ばかりやってますが、五百年前の戦いでは全人口の半分が命を落とした恐ろしい存在でした。シュタムに敗れて弱体化していますが、ゲルダが相手だからしょっぱいのであって、カイムが戦ったら瞬殺です(ぇ

  • 第拾参章 一夜明けてへの応援コメント

    敵の秘密教団の狙いが『聖女』とゲルダを認識していることから、自ずと分かって来るというやつですね。
    世界共通で認識されていない『聖女』をはっきりと亡き者にしようとしたということは『聖女』に連なるもの全てを敵と定めているとみて、おかしくないですよね。
    ゲルダと別れたくないばかりにそこまで推理を働かせるカイムが純ですね(笑)
    しかし、『目付』の創設ですか。
    西洋の封建社会で似たようなのがあったかというと聞いたことがないような。
    そう考えると腐敗を防ぐ監視の目である『目付』は優れた管理システムですよね。
    異端審問官とか、変なのはあるのにその辺りが抜けてますよね。
    王政といっても成り立ちが違うとか、色々事情がありそうですが。

    セイラすら察知出来ない強敵の潜む中、ゲルダは新しい悪戯に夢中な感じでさすがは老いてますますな人。

    作者からの返信

     コメント、ありがとうございます。

     今回はゲルダも敵の狙いがはっきりとしなかったので、“一旦、狙われる可能性があるもの全てから距離を置ここう”という対策しか結論が出ませんでした。
     まあ、実はカイムのちょっとしつこい告白からも距離を取りたかったようでもあったですがw

     目付は要するに仲間の非違及び勤怠を探る訳ですからあまり気持ちの良い仕事ではないですからね。西洋文化では公式な職業にしにくかったのかも知れませんね。“これでお目溢しを”と賄賂もあったようですし、探索能力の他に清廉な人物にしか務まらないでしょう。
     まあ、嫌な仕事を引き受けつつ無欲な人がいたら見てみたいですがねw

     因みに侯爵云々は問題では無く、一晩で怪しい動きをしている侯爵の裏の顔をあばく事が出来る探査能力を持つセイラでさえも見抜く事が出来ない敵がいるという演出です。

     ゲルダは元々面白い事が好きで悪戯も良くします。
     ユーモアもあるからこそ騎士達も普段は厳しい修行を課すゲルダを慕っているのでしょう。強いだけでは人望は集まりませんからね。

  • 第拾弍章 兄と弟への応援コメント

    元のタエちゃんはよく知らず、ネタでしか知らなかったのですが現在の魔改造されたタエちゃんは鋼線のようなものでズバズバ切り裂いていく、超一流暗殺者になっていました。
    何でしょうね、アレ…。

    クノスベ王子、本当は優しい、いい子だったんですね。
    そうですか、医者を目指していたのになぜか、暴走していたということは何らかの陰謀に巻き込まれてしまった結果、聖剣強奪となったと。
    しかし、カイムにとって、聖剣は大して愛着を持った存在ではなくて、ゲルダに貰った愛刀の方が大事というのが師弟愛というか、並々ならぬ執着を感じましたね。
    全ては陰謀の黒幕を炙り出す為に練られていた入念の策だったとはいえ、そこまでしないと馬脚を現しそうにない敵が不気味ですよね。

    作者からの返信

     コメント、いつもありがとうございます。

     元祖のタエちゃんは途中で読むのをやめるくらい陰鬱な展開でしたが、魔改造タエちゃんは作者様にどのような心境の変化が起こったんでしょうねw

     クノスベ王子は本来は純粋な人柄でしたが、敵が女遊びを教えたり、彼の境遇が如何に不憫であるかを滔々と説いたりしていた為にいつしか歪んでしまいました。
     初めは操り易くしようと娼館に誘いましたが、まさかそこで悲惨な娼婦達の境遇を見て医者を志すとは想像すら出来なかったでしょうねw
     母シュランゲとしても医学の勉強をやめさせたかったのですが、国王がクノスベ王子の決意が本物であると見抜いて大々的に応援してしてしまった上に、ゲルダも“ならばワシが医術を指南しよう”と引き受けてしまったので相当困った事でしょう。

     カイム王子は最早完全にゲルダに惚れ込んでいます。
     ゲルダも初めはこそは子供の戯れ言と本気にはしていませんでしたが、ある事件を切っ掛けに彼女の方も意識し始めるようになります。
     ちなみに成長したカイム王子の身長が185センチと設定してますが、変装に女装を選んだ理由は幼い頃からセイラの趣味で女装させられていたせいで着飾る事に抵抗が無いどころか“美しくありたい”とドハマリした為です。
     まあ、贈られた『森王聖羅』を愛用して聖剣を蔑ろにしていた理由は、子供の頃から雷神や先祖に肉体を狙われてきたせいで信用出来なくなっているからですね。

     追放を演じていたのは隠れている敵を引き摺り出す意味があったのは作中でも述べましたが、やはり私のひねた性根ゆえの“他の追放物と違う物を書いてやる”という意地が大きな要因だったりします(おい)
     当面は転生武芸者や僧兵、または金で雇われた殺し屋などと戦う事になるでしょう。
     因みにモデルは転生武芸者が魔界転生であるのは云うに及ばず、僧兵は柳生忍法帖の葦名衆、殺し屋は魔界転生の根来衆をイメージしています。

  • 第拾壱章 勝利の褒美への応援コメント

    やったね、ゲルダちゃん、仲間が増えたよ!
    意図せずして、友や仲間が増えていくのはゲルダの人徳あってこそですね。
    あの一瞬の戦いで玄武を生かした理由が本能的に罪のない少女を殺めることを身体が拒否していたんですかね。
    しかし、苗字といい、孫娘に似た容姿といい、もしかして、遠い未来の子孫とかなんでしょうか。
    持っている知識は現代人のようですし、武芸者ではないのに元の玄武を倒す実力といい秘密がありそう!?
    倒された三人の元持ち主の魂にもまさかの救済があって、水の都が賑やかになりそうですね。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます。

     近頃では恐ろしく強いタエちゃんが登場するリメイクどころか魔改造バトルマンガになっているそうですねw
     ゲルダは戦えば斬る覚悟も斬られる覚悟もありますが、かといって殺人鬼ではないので救える命は救いたいし、仲良くなれるのならそちらの方を選びます。
     玄武を生かしたのは情報が欲しいというのもありますが、やはり、どこかで引っ掛かったのでしょうね。

    (こやつは死なせてはならぬ)って感じで。

     お察しの通りベロニカの前世である仕明一郎太は吾郎次郎の子孫です。
     令和に生きていましたが、メタボから色々な病気を併発してしまい、三十前という若さで命を落としてしまいました。
     幼い頃から凄惨な虐めを受けていたせいで人が怖くなってしまい、就職できても長続きしませんでした。
     就職と離職を繰り返しているうちに、いつしか引き籠もりになってしまいましたが、そんな自分をどうにかしようと資格を色々と修得し、通信教育で格闘技を学んでいましたが、日の目を見る事はありませんでした。
     しかし転生してから前世で学んだ事を十全に生かせるようになっており、奉公先の寺院で頭角を現していったのです。
     その後は作中でベロニカが告白した通りです。

     その後のゲルダのパワーアップはかなり悩みました。
     ただでさえ強いのにチートを上乗せして良い物かとしばらく筆が乗りませんでしたが、家族がゲームのロックマンをしているところを見て、敵から能力を奪うのもありかと開き直りましたw

     やっぱり転生武芸者の犠牲となった少女達も救済したいなと思い今回の形になりましたが、只でさえカイム王子との恋愛に行くのが難しくなっているのに、百合ハーレム作ってどうすんじゃいと自分を責めている今日この頃ですw

  • 第拾章 聖女対四神への応援コメント

    魔界転生というと映画でも元祖の方で沢田研二さん演じる妖艶な天草四郎の印象しか残っていません(´ーxー)
    あのインパクト強すぎでしょ、あれ以来、天草四郎が出てくるのって全部、テンプレ魔界転生のぽい気が…。

    そうですよね、優れた剣士の戦いはターン制じゃ表現出来ませんよね。
    攻撃することで自分にも隙が生じるから、動けない。
    現代においても剣道の達人の戦いがそうですし、ましてや真剣を用いての命のやり取り。
    緊迫感がありつつ、スピード感を失わない戦闘シーンにドキドキしますね。
    これ、時代劇で再現しようとすると特撮とか必要でめっちゃコストかかりそう!などと思ったり。

    さすがに四神だけあって、戦いの果てに満足して散っていったように見えるのが強さに憑りつかれた者の末路ってところでしょうか。
    かつて命を救う側だった者まで強さに憑りつかれるとこうも堕ちるものなんですね。
    せめてもの救いは友が看取ってくれたことでしょうかね。
    斬撃の軌道を変えるなんて、中々に器用な芸当をこなしたのに視線で気付くというのがやはり、ゲルダの常人ではないところですね。
    常人ではないけど、人であることをやめてないゲルダに人をやめてしまった獣では勝てなかった、そんな気がします。

    作者からの返信

     コメント、いつもありがとうございます。

     確かに魔界転生と云えば、ジュリー(おっと、いけない。歳がばれる)を連想しますよねw
     あの映画のお陰で悪役じゃない天草四郎を探す方が困難なくらいですよねw

     真剣勝負の駆け引きや臨場感あふれる勝負を書けるようになりたいものです。
     読み手に心地良い緊張感を与える戦闘シーンを書ければ私も小説書きの端くれになれるんじゃないかと精進している次第です。
     時代劇のようなチャンバラシーンも書いてみたいのですが、これは下手な書き方をすると、ただの“俺Tsuee”になりそうで難しいですよねw

     四神は無念の死を遂げた者達なので転生後は目的の為なら手段を選ばない外道なことも平気で行いますし、戦い(手段)の為なら目的を選ばないイカレ集団でもあります。
     なのでゲルダと勝負をして死んだ白虎と青龍は無念から解放されています。
     まあ、天国には行けないでしょうけどね。
     六右衛門は侍といえども仕官しなければ食えていけない事と幼い頃に母を病で亡くしているので、切った張ったの世界に行くよりも母のように病気に苦しむ人々を救いたいと医者になったのですけど、心の奥では武芸者の血を鎮めるのに苦労をしていました。そして一度死んで異世界に転生した事で抑制していた気持ちが弾けてしまったのですね。
     本当、ゲルダが死に水を取ったのが唯一の救いですよね。
     青龍の秘剣は常人では見切れません。恐らく吾郎次郎の頃ではニ、三回掠って漸く“剣の狙いと視線がズレてね?”と気付くレベルです。
     そうですね。転生武芸者は強いだけです。人としての欲に忠実で、食べたい時に食べ、犯したいときに犯し、斬りたい時に斬る、人面獣心の化け物です。
     しかし、云い変えれば自分を律する事が出来なくなっているので、そこが付け入る隙になっているのだと思います。

  • 第玖章 戦いの幕開けへの応援コメント

    宍戸梅軒って、扱い的には序盤のかませ犬みたいな気がするのですが意外と設定に裏があったんですね。

    カイム王子も難儀な身の上ですね。
    先祖と雷神に身体を狙われているなんて、普通では避けられませんよね。
    ゲルダがいなかったら、とうに自我失っているかも。

    セイラが暴走して、メ〇ーさんになりましたよ!?
    軽くホラーなくらいに愛情が深すぎて、ヤンデレですね。
    主への慕情が暴走する愛情になっているといったところでしょうか。

    そして、出てきましたか、忍者軍団。
    名乗りからして強そう、名前も強そう、おまけに四人!
    ここで前世からの因縁が明かされるんですね。
    まさかの友人でしたか、魔界転生を彷彿させる武人として為せなかった無念の心を手玉に取られて、やって来ちゃいましたか。
    勝ったとしても虚しさが残る勝利になりそうですし、一筋縄ではいかない名人相手にさすがのゲルダでも苦戦しそうですね。

    作者からの返信

     コメント、ありがとうございます。

     カイム王子は憑依されただけでは終わらず、その上で雷神がカスタマイズさせて生まれたゲルダと子を成し、生まれてきた子に改めてシュタムの魂を宿らせて復活させるというえげつない事を考えています。
     ゲルダがいなかったら自我どころか生殖特化の人とは呼べない生き物にされているでしょうね。

     セイラはこれでも平常運転ですw
     知ってる人にはホラーなメ◯ーさんも、都市伝説を知らないゲルダからすれば、態々現在地を知らせるとは律儀な母よ、と思われています。
     ヤンデレというか過保護なんですね。ただゲルダ姫から受けた愛され方しか知らないので、愛し方が人と違うのですね。
     ちなみにゲルダ姫もよく人形時代のセイラに挨拶のキスをしていました。

     ついにゲルダにとって明確な敵の登場です。
     まあ、正直に告白すれば追放物のガワをした剣客物ですよね(おい)
     私の書く戦闘はRPGのようにお互いが交互に斬り合うターン制ではなく、一瞬の読み違えが死を招く斬り合いが主になります。
     よく「アバラがニ、三本折れただけだ」と元気に振る舞っている描写がありますけど、アバラが三本折れたら普通は動けなくなりますよって話ですw
     要は基本、勝負は一瞬で終わるという事です。
     六右衛門は珍しく号を持たずに本名で医者をしていた人で、いつもニコニコしている仏様のような人でした。
     しかし、いつも心の奥底では真剣で立ち合ってみたいと願っていました。
     その願望に付け入られて転生してしまったのです。
     吾郎次郎とは幼馴染みでよく彼の深酒を窘めていました。
     端から見れば仲が良く、本人も吾郎次郎を友と思っていましたが、やはりどこかで武に生きる彼を羨ましく思っていたようです。
     さて、次回、二人は如何なる勝負をするのか、楽しみにしていて下さい。

     まあ、私も魔界転生をヒントに異世界転生を考えましたが、取り敢えず今の所、魔界転生のパクリというツッコミが無いので安心していますw

  • 第捌章 聖女の晩酌への応援コメント

    宍戸梅軒が時代劇などの虚構の人物かと思っていたら、モデルになった宍戸某も実在が怪しい虚構の人物なんでしたっけ。
    何だか、出てくる敵が鎖鎌使い以外どういうのがいるのか、興味津々です。

    魔法使いやめて女将になったエヴァさん!
    美女だけどどちらかというと女性好きとはまた、濃い人が出てきたー。
    おまけにゲルダに懸想している感じでもてる女は辛いところですね。
    カイム王子はどんどんと順調に人外化しているようですが勇者だから、きっといいのです!?

    天界が魔界を完全に滅ぼそうとしない理由の一つはあれですよね、光あれば闇あり、闇あれば光あり。
    表裏一体でアンパンマンとバイキンマンの関係と一緒の持ちつもたれつ。
    魔王がいるからこそ、自分たちが崇められるのにいなくなったら、困ってしまうでしょう。

    作者からの返信

     コメント、ありがとうございます。

     小説『宮本武蔵』の作者と仲が良かった同名の俳人らしいですね。
     敵はなるべく面白い敵を出したいと思ってます。
     まだ煮詰めている段階ですが、全力で剣を振りながら斬撃の軌道変更が出来る剣客とか、前世で絶倫だった男が女の子に転生した事で女を抱けなくなって性欲と共に精神が暴走する怪力キャラとかを予定しています。

     エヴァはゲルダにとって親友であり魔法の師匠ですが、実は『水の都』のゲルダ姫とも浅からぬ縁があったりします。
     普通にゲルダが美人という事もありますが、どこか離れがたいものも感じています。まあ、レズなのは元からではありますがw
     ちなみに没にしてますけど、ゲルダに絡んでいるシーンで、ゲルダもゲルダでエヴァのお尻を撫でていました(おい)
     流石にそこまでしたら益々カイムとの婚約が進まないので無しにしました。

     カイムは先祖帰りした体を忌まわしく思っていましたが、ゲルダに折角得た力を放棄するなどあり得ん。使い熟して見せろ、と云われて訓練を開始し、能力を遣い熟せば熟すほどゲルダが褒めるので、今では誇らしいと思っていますw
     いずれは植物毒や催眠効果のある花粉を撒く花を操ったりするかもです(ぇ

     天界と魔界の関係は正解ではありますが、全てではありません。
     今の魔王に死なれては困る理由は他にもありますけど、今は伏せさせて下さい。

  • 瓶底眼鏡の性能の高さ!
    見た目を偽装するだけではなく、そんな多機能だったとは。
    現代だとタクティカルうんたらみたいな軍事用、でもこんなに高性能ではないでしょうね。
    素材からして、レアな物ばかりですし、作った人がもう伝説なんだろうと思わせる逸品!

    しかし、ゲルダの試合は圧倒的な実力差を世に知らしめるものになってしまいましたね。
    こんな力ある人が平穏な日々に戻るのは難しいでしょう。
    何だか、妙な集団に目を付けられたようですし。
    炎に身を投じて、転生するなんて不死鳥みたいで何度、倒されても倒れない某聖〇士みたいな敵だったら、嫌な相手かも。

    そうですか、鎖鎌ですか、鎖鎌!?
    時代劇の宍戸某とかを思い出しましたが直心影流の達人と戦えることを喜ぶ武人ということで直接対決が待ち望まれますね!

    作者からの返信

     コメント、ありがとうございます。

     この眼鏡があれば大抵の冒険は楽になります。
     特に採集系、ダンジョン踏破系のクエストで大活躍ですw
     ちなみにスペアはちゃんとあって、蓄積したデータは各々の眼鏡に共通してバックアップもしています。云ってしまえば眼鏡型のスマホですね(ぇ
     ちなみにスタイリッシュな縁無し眼鏡にも変形可能ですw

     ゲルダは武芸者としてのプライドは高いですからね、あのような幇間稽古をして鍛えている気になっているレーヴェが許せなかったのでしょう。
     へろへろな状態で打ち込みをするくらいなら、型をきちんと守った素振りをさせた方がよっぽど稽古になります。

     この僧兵集団が今のところの敵となります。
     才ある若い女の子を妊娠させ、異世界から魂を呼び寄せて子供に憑依。
     その後、母を生贄に血肉と魂を喰らって異世界へ転生するのが遣り方です。
     魔界転生並にえげつない転生です(汗
     初めは私も宍戸某そのままに設定してましたが、よくよく調べてみると創作の人物だったそうで、こりゃあかんわと思い、オリジナルの武芸者に変更しています。
     第壱章に出てきた僧兵も敵の一味で、転生者ではありませんが、ゲルダの敵に恥じない実力を秘めています。
     戦いはゲルダと僧兵集団との戦いを主軸に進んでいくと思います。
     婚約破棄、聖女追放物ではあるんですけどね(汗)

  • 雷神って、そういえば、世界の神話でも割合、迷惑な神様が多い方でしたっけね。
    ゼウスさんは多情な人ですし、トールさんも何気にトラブルメーカー、インドラさんはちょい影薄し。
    一途といえば、一途だけど完全にヤンデレ思考の雷神に見込まれちゃって、巻き込まれた方は甚だ迷惑という。
    でも、ゲルダは相手が神であろうと叩き斬ったるっていうかっこいい人ですしね。
    まさか、嫌々やってきた都で嫁姑戦争が勃発するとは思いませんよね。

    作者からの返信

     いつもコメントをありがとうございます。

     云われてみれば雷神の困ったさん率が高いですよねw
     やっぱり天災であるし、神の鉄槌として分かりやすい攻撃ですものね、雷は。
     まあ、うちの雷神も邪神あがりですから、歪んでいるんでしょうw

     ゲルダは経験で得た老獪さと若返った情熱の相乗効果でかなり苛烈な性格になってますからね。
     カイムが勇者となって共に聖女として魔王と戦うことになったら、「ワシが魔王の力を弱めるからトドメを刺せ」と云って平気で目を潰したり腕を斬り落としたりする人ですw
     それはもう勇者がトドメをためらうような弱体化というより、むしろ無力化を行います。
    ゲルダ「さあ、勇者よ。トドメを」
    カイム「い、いや、流石にこれは…」
     って感じでw

     レーヴェは良くも悪くもスパルタ教育でひらすら鼓舞されながら鍛えられた人なので、若手の育成は昭和の根性論丸出しです。
     これが一概に悪い訳ではないのですが、直心影流を学んでいるゲルダからすると、やる気を出させるのは良いが只我武者羅なだけだな、となります。
     ゲルダの場合は兎に角基礎の反復です。
     じっくり腰を据えて基礎作りをするので、昭和アニメの無茶な特訓や逆にちょっと簡単な行動をして、「◯◯の熟練度が上がりました」というのが好きな人には地味でつまらない修行になるでしょうね(苦笑)
     まあ、この二人は嫁姑というより剣友として仲良くなっていくんですけどねw

  • 吾郎次郎殿はそうですか、若き頃は衆道におられましたか。
    ということは年をとってもかくしゃくたるイケジイですね!?

    パワープレイの狩場で一気にレベルアップ!
    いや、それ以上に違う生物になってしまって、変身といってもいいくらいですね。
    ご先祖様の姿の生き写しになったって、完全に傀儡というか、雷神の掌で踊らされている感じがします。
    まさに身勝手で人を個人としては捉えていない神ならでは、といったところでしょうか。

    ゲルダによって、祓われて、まさかの弟子入り!
    何だか、最強の子弟が誕生したような気がします。
    あれ、そういえば、セイラは名だけで登場しませんでしたね、残念。

    作者からの返信

     コメント、ありがとうございます。

     吾郎次郎もそうですが、戦国の気風が残る時代の日本は男色に大らかというか、嗜みみたいなところがあったようですね(苦笑)
     そうですね。第弍章では汚らしいという表現をしてましたが、旅の武芸者を装っていたので、むさい感じに変装してました。普段は身綺麗で割りと酒場で女の子にモテるタイプのイケジイですw
     ちなみに元服前の吾郎次郎に化ける事も可能で、その際はポニーテールにした少年版ゲルダになりますw

     雷神ヴェーク=ヴァールハイトは開祖シュタム、ガチ勢です(おい)
     嵐の邪神を斃したシュタムは彼女にトドメを刺さずに、貴方が恵んで下さる雨のお陰であらゆる生き物が救われているのです、とニッコリ。
     これには嵐の邪神もポッ。
     これが邪神が雷神になった経緯ですw

     まあ、神なんてね、雨が降れば恵みの雨、雷が落ちれば神罰、嵐が起これば祟りだ、とこんなものです。
     けど雷神はまだシュタム復活を諦めていなかったりします。
     今後は一度先祖帰りをしたカイムと自らが転生させたゲルダに子供を生ませて、シュタムの魂を降ろすなんて考えているでしょうね。

     カイムの弟子入りは予定通りですが、当初よりカイムが心服してしまったので、この骨太な師弟の絆からどうやって恋愛に発展させようか悩んでます(爆)

     セイラは健在ですので、いずれ機会があれば出てきます。
     もう少しお待ち下さい。

  • カイム王子は雷神に唆され、導かれるように水の都へやって来たんですね。
    そのきっかけがスライム倒して、調子に乗ってしまっただけというのが子供らしくて、かわいらしいところでしょうか。
    ただ、これは雷神も想定外だったんですね。
    まぁ、いきなり冒険始めたばかりの勇者がどう考えても高ランク狩場に来てしまったようなもんですし。

    しかし、王妃の病自体が神の策とは本当食えない御仁です。
    そりゃ、ゲルダとしても面倒そうだから、前世の姿で煙に巻きたくなったとしてもおかしくないですよね。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     出会ったばかりの頃のカイム王子はまだ十歳にもなってませんからね、スライムを斃してレベルアップすれば調子に乗ってしまうのも無理はないかとw
     雷神も本当はコツコツレベルを上げさせたかったのですが(それでもチートで獲得経験値が従来の数倍)、子供の行動力を侮りすぎましたw

     そうですね。水の都は危険地帯である事には違い有りませんが、実力者からすれば相当美味しい狩り場です。
     魔物が魔王直々に創り出したこともあって、強いですが得る物も多く、ドロップも割りと美味しかったりします。
     水の都から殆ど出ないゲルダが生活出来ているのは、魔物のレアアイテムやそれらを材料に作った高品質アイテムを売っているお陰ですw
     加えて三百年以上もスライムならぬ高位モンスターを狩ってたお陰でゲルダもセイラも既にステータスの数値はバグってたりします(おい)
     
     前回頂いたコメントにあるように神は身勝手な上に人の気持ちなんて汲みません。カイムを冒険に出す為なら母を救う為という悲劇を演出することに躊躇なんてしないし、その結果、レーヴェが死んだとしても、“ああ、死んだのか”程度でも思ったのなら、まだマシな方です。
     一応、民への慈悲は持ち合わせていますが、見るのは総合的にであって、個人個人を見るなんてしないと思います。

     ゲルダも何度か雷神に聖女になれと云われていますが、隠居の気楽さを知ってしまったので城仕えは面倒と思っているのもありますw
     ちなみにカイム王子と結婚する事に抵抗はありませんでした。
     何故なら吾郎次郎が元服前の前髪時代は“女人の如し”と評判を取るほどの美形で、若君の寵愛を受けていた時期があったからです(ぇ

  • 家督を譲って隠居生活を楽しみ、子供を守って死んだ前世の吾郎次郎の姿が何となく、『剣客〇売』の藤田〇ことさんでイメージされて、勝手に納得しました。
    あんな感じの老剣客が気付いたら、西洋人ぽい赤子で生まれ変わる。
    奇妙奇天烈な転生もあったもので神は身勝手だなとも思いますが神って、えてしてそういうものですよね。

    聖女ゲルダを育てたのがまさか、生き人形だったというのも驚きです。
    生き人形はこれも何となく『ブラッド〇ーン』というゲームに登場する美しき生き人形でイメージされました。
    ゴシックなドレスに身を包んだ無表情・無感情な生き人形が進むにつれ、段々人間らしくなっていくさまとゲルダ姫の友であった、ただの人形のセイラが姫の意思を継いで進化していくさまが重なる感じがしました。
    イメージ的なものですけどね。

    育ての母であるセイラは無事なのでしょうか。
    何だか、ゲルダの物言いが不穏な感じで雷神に切れそうですが。
    神であろうが斬りかかりそうなゲルダだけにどうなってしまうのか、次回が気になります。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     吾郎次郎のイメージはまさにそのような感じです。
     馬廻りというエリートであった過去も今後、多少なりとも生かす事ができたらと思っています。

     私の作品の神も割りと身勝手な向きがありますので、所謂“ざまぁ”の対象も他の追放物とは違ってくるかとw

     そのゲームは存じておりませんでしたが、実はセイラはずっと前に某転生スライムや某転生蜘蛛に影響されて書いた小説の主人公でしたw
     ただ2、3話書いてあまりの拙さに恥ずかしくて封印していました(苦笑)
     取り込んだ武器の性能によって経験値が入ったり、浄化した怨霊からスキルを貰ったり、体内にある材料で新たなアイテムを作ったりして成長するという恥も外聞もない二番煎じどころではないものでした。
     性格も一見脳天気なお調子者だけど、裏ではゲルダ姫の復讐に囚われた救いのないもので、仲間に救われる流れを考えたものの陳腐でチープだなと長らくネタ帳の肥やしになってましたw

     セイラとゲルダの未来は如何にってところですね。
     ゲルダはセイラの事を過去形で話していましたが果たして・・・
     まあ、ゲルダは悪党なら神だろうと斬りますし、気に入れば魔界の者とも友達になれます。
     雷神の運命や如何に、ですねw

  • 第弍章 聖剣頂戴仕るへの応援コメント

    謎の年老いた武芸者は腕前も肝も一流ですね。

    正体は多分、あの人だろうとは予想していましたが変身というか、そういう器用なこともこなせる人だったんですね。
    それにしても偽名と思いきやまさかの本名でしたか。

    聖剣ドンナーシュヴェルトがインテリジェンスソードで女性格だったとは驚きです。
    いや、インテリジェンスソードというよりも神格を仲介しているだけ、なのですかね。

    第二王子が心根も残念ならば、見た目も残念のダブル残念ですが時代劇の敵役にしては小者感が否めません。
    これはとてつもない敵がいますか!?
    何だか、さらに陰謀の匂いがしてきて、国の危機まで絡んでくるところで次回ですね。

    作者からの返信

     コメント、ありがとうございます。

     聖女ですから色々な裏技を仕込まれていますw
     ゲルダとしても正体を隠して行動するのに前世の姿と名前は重宝しています。
     ちなみに総合的にはゲルダの方が強いですが、武術のみ取り分け剣術においては吾郎次郎の姿の方が強かったりします。なので変装以外でもケースバイケースで二つの姿を使い分けているのです。

     聖剣ドンナーシュヴェルトですが正解です。
     強力な武器であると同時に雷神との交信機でもあります。

     私もクノスベ王子を小物にし過ぎたかと思いましたが、背後にちゃんとした(?)敵がいるので、こんなものだろうとも思っています。
     今後、成長するのか、そのままフェードアウトするのかは筆の乗り次第なところですね。云い換えればどっちでもプロット的に影響が無いとも云えますが。

     さて、今後もどうなっていくのか、楽しみにしていて下さい。

  • 主人公はもう追放されて、酔いどれを楽しみながら日々暮らしているといった感じなんですね。
    単なる聖女ではなく、前世が影響しての物言いと類稀なる剣技を持つ硬派な人と言うのが良く分かります。
    掏摸に情けをかけてあげ、その掏摸も恩義に報いようとする、なんて昔の良き時代劇のヒーローのようです。
    しかし、何だか、厄介なことに巻き込まれていきそう。
    王位争いに生母が口を出してくるという典型的なお家騒動とは面倒ですよね。

    作者からの返信

     コメントありがとうござます。

     ええ、その通りです。ゲルダのコンセプトは普段はお酒にだらしないけど、いざという時は頼りになる時代劇のヒーローです。
     今後は無双するシーンとかも出てくるでしょうが、その場合の戦闘も時代劇のチャンバラをイメージしたものになるでしょう。
     お家騒動も時代劇のお約束の一つ。どのような結果になるのかはお楽しみに。