拾われた子供と、拾った魔女の過ごす日々。

心無い大人達に酷い目に遭わされたこどもは、一人の魔女に拾われる。

魔女は名前の無いこどもの事を『こども』と呼んで、こどもは魔女の事を『魔女』と呼びながら、暮らしていく二人。出会いと別れを繰り返しながら、魔女はこどもに色んな事を教えていきます。

全体的に、切ない雰囲気の漂う本作。
名前を必要とせず、お互いの事を『こども』、『魔女』と呼び合う二人。その呼び方は一見無機質で冷たい印象を受けがちですけど、こどもと魔女の間には確かな絆があるように思えました。