御宅が超人になってしまう世界

@HOMOkyun

　　”フー”宛ら自分らの髪の毛を攫おうとしているようにも思えるくらいの、ひんやりとした風の感覚に目を細められているように思えては、ついあまりにもの事を経ていたなと、漠然とした思いを抱えてしまう黒い髪の毛をしていた少年は、ぼんやりと自分の臀部を乗せてくれていたような淡いコーヒー色のベンチを見下ろしては、まるで自分の気を引こうとしているようにも思わせに来るような、白いワンピースを着こなしては、彼女の繊細な太股を守って貰っていたような、白い髪の毛をしていた少女の呆然と白皙の両手を握っては、冷たい風に苛まれているせいでややピンク色に、染め上げられている指先を温めていくように、軽く息を吐き出していくような姿に、心の奥をくすぐられているように感じつつ、軽く笑って見ようと思っていく少年は、まったりと長いポニーテールをしていた彼女の顔を映し出していく黄色の眼を酷く綺麗に思えては、自分に安心感を覚えさせに来るような青空のもとで、まるで雲を突き抜ける程に大きく思える淡い青色の粒を放つ真っ白な柱の、海原で佇んでいた姿に向けに行きつつ、隣りにいる彼女の存在を軽く意識してしまうと、つい微笑まずにはいられなくなっているような気がしてならないでいる彼は丁寧に目を瞑っていく。

　　ぼんやりと酷く幸せな表情を浮かべに来る少年と少女の携帯画面に、封じられていたような姿に目を細められているような気がしては、思わず二人の会話しないでいるのに、酷く愛し合っているような気持ちにさせに来るような一枚の写真に、心の奥を癒されているような気分になれている黒いスーツを着こなしていた初老の男性は、軽く鼻翼に力を込めては、まったりと左手をコーヒー色の机の上で寝込んでいたようにも思える、ピンク色の兎に守られていたような携帯電話の、やや使い古されたようにも思えるカーバに、微かに皺が生えていたような左手で触れて行きつつ、丁寧に自分の臀部を守ってくれるような回転椅子の存在を意識しては、二人の幸せな瞬間に止められていたようにも思える写真に、微笑んでいく彼は、ぽつりとやや渇いていたようなピンク色の唇を開けにいき、「お幸せにな。」

　　”トントンー”忽然、自分の右側から聞こえて来る控えめのノックの音に、眉毛を上げられていた初老の男性は思わずコーヒー色ドアに一瞥してしまい、眉をひそめていた彼は軽く左手を唇に付けては咳払いをしている、「コホン、」厳粛な表情を浮かんでいる彼は横目でドアを見ながら真面目な声を上げていた、「入ってよし。」そう言いつつ軽く両手を回転椅子の取っ手に付けては、まったりと体を回転椅子を頼って、自分の目線を引こうとしているような、壁に掛けられていたテレビ画面に表示されていた白の糸の群れに目を向けにいく初老の男性は、嬉しそうに口角を上げては、テレビを見つめている。

　　ぼんやりと右手にあるコーヒーを入れていたコップを握っては初老の男性が両手を太股に付けては前のめりになっている姿勢を見ている秘書、目を半開きさせている秘書は自分の存在に気を付けながらテレビ画面から視線を離れたくないかのように自分とテレビを猛ペースで交互に見ている初老の男性を見てしまい、子供のような彼の仕草を目にするととつい怒れないでいる、軽く笑っては初老の男性の隣りに近づいて行く秘書はゆっくりと自分の右手にあるコップを軽く机に置いては、横目で初老の男性が見つめているテレビに一瞥していた。宛ら輝いているかのような真っ白な髪の毛はスポットライトに照らされている少女は嬉々として耳を癒す程の効果があるんじゃないかと思わせる程の歌い声を繊細な喉から発している。

　　ふわりと靡かせている真っ白な髪の毛は黒い背景の飾られては、宛ら流星群のように自分の事を見てくれている人々の心を奪っている少女は揺るぎない視線を前方に向けている、燦爛な笑みと泉のような透き通る声に、凛とした顔立ちとサファイアのような瞳、スポットライトに照らされた青い瞳はステージの下にいる観客の事を映し出しながら微笑みかけている。

　　瞬く間に舞台下で熱気を放つ人々を虜にしていた少女は楽しそうに歌い声を上げている。宛ら美しい髪の毛に染め上げられていたかのような白いショーツに包まれていた繊細な両足、夜空に輝く星のようなマフラーを付けていた彼女。横顔に沿っては伸ばしていた前髪を快く思っていないかのよう少女は迷わずに顎を斜め上の方向に向けては振っていた、玉のような美しい肌に汗で粘っていた白い髪は眩いスポットライトの下で汗を光らせている。まるで自分に話しかけて来ているかのような真っ白な髪の毛をしていた少女の潤んでいる青色の瞳に見とれている初老の男性、少女の頑張り姿につられているかのように口角を上げている彼は強く頷いては少女の燦爛な笑みに返事をするかのように微笑んでいた。

　　「また娘の事を見ていらっしゃってたのですか？」初老の男性の隣りに佇んでいた秘書は左手を背中に当てては横目でテレビに視線を奪われている初老の男性に一瞥してしまい、宛ら全身全霊をかけては白い髪の毛をしていた少女のパフォーマンスを楽しんでいる初老の男性が自分が口にしていた言葉に返事しようとしない事に苦い笑みを浮かべている秘書、チラッとテレビに映し出していた白い髪の毛の少女の酷く輝いているような姿を見ていき、「凄いね、利佳（りか）ちゃんは。」

　　秘書が自分に向けに来る一言に口角が軽くくすぐられては、上げられているような気がしてならないでいる初老の男性は思わず、腕を組んでは自慢しているかのように軽く顎を上げては胸を張って言う、「当たり前だ。」嬉しそうに口角を上げていた初老の男性は秘書が自分の可愛い娘に興味を持ってくれている事を見てしまうと、嬉々として彼に娘の事を紹介しようと彼に体を向けながら軽く右手の人差し指を立ててしまい、「そして今はあの子のファンたちのためにサイン会を…」激昂になっていた初老の男性は自分が紡いだ言葉に不安なっては心臓が握り潰されてしまいそうな感覚を味わってしまい、ごくりと固唾を飲み込んでいた彼はつい元気を失っては、悲しそうに眉をひそめている彼はつい弱っている声をを上げてしまい、「開いていることも知ってる…」悔しそうに強く歯を噛んでいた彼はぽつりと呟いてしまい、「花松の奴…」ぼんやりと柔らかい絨毯を踏んでいた秘書が履いていた靴を見ている初老の男性はぽつりと呟いていた、「今度は左手まで傷を負わないことを祈っている所さ。」

　　呆然とまるで自分に挨拶を交わそうとしているようにも見えて来るテレビに映し出されていく利佳の姿に、激昂になり、自分の脳内を嬲ろうとしているようにも思える血潮が、やや穏やかにされているような気持ちになり、漠然と目を細めにいく初老の男性は軽く歯を噛んでは、ゆっくりと机に置かれていたリモコンを手に入れて行きつつ、急いで仕事に戻らなければと、内心で自分に言い聞かせて行きながら、いつまでも娘の可愛らしい姿を堪能していきたいけれども、それを過ぎると、つい父親としても、総統としても失格のような気がしては、どっちつかずのような人間にだけは、なりたくはないのだと、ぼんやりとテレビにある利佳の輝いていく姿を真っ黒にしていくようにと、左手にあるリモコンに苦笑いしてみたいと思いつつ、つい仕事に戻るのが億劫だと一瞬強く思っては、思わずため息をついてみたくなってしまう彼は残念そうにと、自分の落ち込んでいく姿を映し出してくれているような机を見下ろしていき。

　　「またどうかされたのでしょうか？」自分の悩みを深まりに来ているとしか思えないでいる、秘書の酷く自分のことを心配してくれているようにと不安そうな声を自分に向けに来ては、顔を覗き込んで来ようとする姿、にげんなりになってしまいそうな瞳を向けにいく初老の男性。「性的暴力の事件ですか？」いとも簡単なる一言の中に秘められていく民衆の悲しみや、いくつかの家庭がこのまま破綻してしまうのかも、上手く知れないでいると言うのに、言葉にしてしまうと、つい飄々としているように伝わって来ては、ついため息をついていくのも嫌になりそうなくらいに、自分にはこれといって特効薬を作り出せそうにないでいる現状を思うと、つい秘書の話に顎が胸に向けては、引かれているような気がしてならないでいる初老の男性。

　　「人身売買のことですか？」宛ら弱っていく自分に追い打ちを仕掛けに来ていたようにも思える、秘書がまた一つ紡いで来た自分の心臓を押し潰そうとしているようにも伝わってくる言葉に、目が疲れているように感じては、思わず右手で軽く目を解して見ようと思っていく初老の男性。「それともドラッグ？」なかなか自分が彼に向けにいく言葉に、返事を向けようとしないでいるようにも思える初老の男性の、やたらと疲れていることだけを感じさせに来るようにと、背中を回転椅子にもたれかかっては、上手く背筋を伸ばせなくなっているような姿にぱちくりしてみたくなっている秘書は、ぽつりと声を上げにいき、「銃とか？」

　　自分を重圧で押し潰そうとしているようにしか思えないでいる、眉間に黒い黒子が生えていた秘書の方に揺るぎない眼差しを向けにいく初老の男性は、総統である以上、民衆が遭っている問題の何一つにも目を背くことはないのだと、秘書に言い聞かせてやりたいけれど、綺麗事をほざいていったところで、実質的に変わっていくような物はなに一つもないのだと、内心で悔やむ思いを抱えつつ、何度も鼻翼に力を入れては、両手を強く掴んでいく初老の男性は、秘書の眼の奥にある自分の姿を睨むようにと見つめては、自分の態度にやや驚かされているようにと、額を後ろに向けて退かそうとしているような秘書の顔に向けて、迷わずに声を発していた、「全部だ。」

　　「ほぉ…」まるで無邪気な子供のようにも思えるくらいに、叱られていたような潤んでいく初老の男性の瞳の奥に、秘められている真摯なる思いに、やや感動されてしまいそうな気がしては、可笑しそうにと苦笑いしてみたくなってしまう秘書は、残念そうにと何度も首を横に振っては、自分らは別に神様でも無ければ、人の奥に潜む劣悪なる思いを揉み消せるような力も持っていない以上、そのようなことは多分根本的に変えていくのは無理なんじゃないのだろうかと、我儘な子供のようにも思える初老の男性に、言い聞かせてみたいと思っていく秘書は、ぽつりとやや渇いていたようにも思える唇を開けにいき、「そりゃあ重たい顔にもなりますわ。」

　　酷く他人事のようにも思える口調で、適当に自分が表していた表情についてのコメントを残しに来る秘書の様に、目を半開きさせてみたいと思い、つい両手で顔面を擦って見ては、現実逃避して見ようと思ってしまう初老の男性は悔やんでいくようにと、強めに両手に力を入れては、自分にはそのような行動を取ってはいけないのだと、誰もがそれらの事態に対する自信を持てなくとしても、人々の存在を導いていくべき立場までのし上がって来た以上、自分が嫌だろうと、好いていようもと、感情とは関係なし、人々を一番平穏な日々を暮らしていけるような状態に、仕上げにいく責務があるのだと、内心で強く思っていく初老の男性は声を発していた、「そんな飄々としていられないもんだろうよ。」

　　初老の男性のまるで叱られていた子供のような、やや駄々を捏ねる姿を自分に見せに来る態度に、口角が目一杯くすぐられては、上げられているような気がしてならないでいる秘書は、ぼんやりと弱っていくようにも思える目線をコーヒーを入れていたコップに向けにいく、「しょうがないじゃないですか、」まるで自分が彼に向けにいく切実なる一言にやや刺激されているようにと、眉毛を跳ね上げに来ては、やや恨んでいるようにと、眉間に皺寄せにいく初老の男性が自分の方に見せに来る態度に、笑って見ようと考えていく秘書は、自分で如何にか責任感の強い彼を慰めてやらないと思っていく、「人間なんですから、そのような問題は今までの人が全員解決して行けなかったんだし。」

　　秘書が自分に向けに来る現状を受け入れに行こうとするような話に、悔やむ感情を強いられているような気がしては、思わず何度も鼻翼に力を入れ、悔しそうにと歯を食いしばっては、今までが解決ができない問題は、今になっても解決できないのが、当たり前のようにも気がしては、せめて、終焉に向けに来る未来には、それを解決していけるような切口を作り出していきたいのだと、強く願ってしまう初老の男性。

　　「むしろあなたが就任したことで、」丁寧に左手を軽く初老の男性の肩に置いて行こうとする秘書は、自分が彼に仕向けていく行動にやや驚かされているようにと、繊細なる眉毛を跳ね上げに来ては、きょとんとしているような眼差しを自分の方に見せに来る彼に笑って言う、「少しくらいは治まっているデータが有ったりしますよ。」

　　秘書がどうしようもないことで悔やんでいる自分を慰めに来てくれていることに関して、やや心がくすぐられているような気持ちになり、つい自分には決して困難に屈服してはいけないのだと、普通の人なら困難に頭を下げるのが当たり前だけれども、国民の将来を背負っていくような自分には、例え頭が困難に潰されたとしても、決して困難に頭を下げるようなことをしてはいけないのだと懸命に思っていく初老の男性は、ぽつりと声を発していた、「少し治まったところで、」

　　自分が零していたような厳かな口調にやや戸惑う思いを強いられているように、漠然と小首を傾げていく秘書の姿を見上げては、向きになっていく子供のように、何度も鼻翼に力を入れにいく初老の男性は声を発していく、「苦しめられる人々が必ずしも現れる。」自分が彼に投げに行った酷く当たり前のような話に絶句されては、あんぐり口を開けられているような秘書の困惑気味になっている瞳の奥にある自分を、見据えにいく初老の男性は迷わずに右手の人差し指を立てにいく、「分かりますかね。」

　　自分が彼に投げにいく一言を良く分からないのだと自分に知らせに来るようにと、首を傾げたままで、自分にぱちくりしに来る彼の姿を見上げにいく初老の男性はゆっくりと右手を胸に当てにいき、「それは、私の罪であり、」何度も右手に力を入れては、やや震えているような右手で自分の胸を鷲掴みにして行こうとするような初老の男性は、悔やんでいくようにと声を発していた、「私が受けるべき罰なのだ。」

　　”ドクンー”忽然、まるで自分の胸の奥を貫こうとしているようにも思えるような一言を、自分の方に投げに来ていた初老の男性が紡いで来た話に、心臓が揺さぶられているような気がしてならないでいる秘書は、つい胸の奥からこみ上げに来ている感動の渦に、眉間を軽くくすぐられているように思えては、悲しそうにと鼻を啜っていく、「総統…」

　　「私には、」まったりと自分の胸の奥を満たそうとしているようにも思える空気の存在に、内心にある重たい気持ちが更に強くされているような気がしてならないでいる初老の男性は、ぼんやりと天井に目を向けにいき、「自分の無力さを今までのように恨んで来たけれど、」自分の唇から零れていくため息交じりの言葉に、口角がからかわれているような気がしては、思わず引き攣っているようにも思えるような口角を軽く上げにいく初老の男性、「恨んだところで、」

　　ゆっくりとやや霞んでいくようにも見えて来る視野の中で、自分の隣りで佇んでくれていて、軽く渇いていたような唇を開けに来ている秘書の存在に、朧気になっていく視野の中で見つめていく初老の男性、「これ以上何かしらのことを民の為にしていけないことが、」胸の奥を満ちては、溢れ出てしまいそうな悲しみに苦笑いしてみたいと思っていく初老の男性は軽く両手を握っては、つい自分にはもしかしたら神に世界を救ってくれるような、朧気になっていく視野よりもずっと不確かな願いを天に捧げていく他ないのだろうかと、もし自分がそのような事をしてしまったら、つい星の命運が終わり近づいてしまいそうな気がしてならないでいる彼は、ぽつりと呟いていく、「一番悔しく思うよ。」

　　”ピピー”突然、まるで初老の男性の話を遮ろうとしているようにも思える、小気味いい音を立てていた携帯電話に視線を奪われていた秘書、戸惑っている彼は机の上に置かれていた初老の男性が持っていた使い古されてた携帯電話に目を向けては、白い携帯電話の黒い画面に浮かんでいた深い紫色の粒に困ってはつい小首を傾げてしまい、「お電話が来たのではないかと。」

　　「そんなはずないよ、」ゆっくりと背中を椅子の背から離れて行く初老の男性は右手を伸ばしては携帯電話を握って行き、「私は利佳の歌声を着信音に設置した。」強く右手にある携帯電話を握りしめている初老の男性は猛然と視線を自分の顔を映し出している携帯画面から秘書に向けている、「それが聞いていないのに、」猛然と強めに両手を握っていく初老の男性は、秘書の事を睨みながら大きな声を上げていた、「仕事していられるかってんだ！」初老の男性の怒っては頬が赤くなっている姿にぱちくりしている秘書、「は、はぁ…」ぼんやりと唇を開けては初老の男性の白い髪の毛を映し出している携帯画面と彼の頬を交互に見ている、「電話なのかどうかは…」苦笑いしている彼は弱っている声を上げている、「確かめた方が良いかと。」

　　秘書が言っていた言葉には一理あると思いつつ、軽く携帯電話の起動ボタンを押していた初老の男性が待ち受け画面にある白い髪の毛していた少女の姿を自分の瞳で映し出してしまうと、つい嬉しそうに笑ってしまい。ステージの上で佇んではまるで世を照らす女神のような利佳が片手にマイクを握っていた瞬間に止まっては輝いている眼差しを初老の男性に向けている、黙々と携帯画面にある利佳の存在に見とれている初老の男性は今にでも歌い出すかのようなポーズをしていた彼女を凝視している。

　　刹那、携帯画面にある利佳の艶やかなピンク色の唇は微かに動いては青色の瞳を初老の男性に向けていた、「よくぞ言ってくれましたね～」待ち受け画面が喋っている姿に見開かされている秘書はつい唇を開けてしまい、「えっ？」秘書のまるで自分の心の中にある戸惑いを代弁してくれていた事に苦い笑みを浮かべようと思っていた初老の男性、自分の右手にあるまるで生きているかのような画像に戸惑ってはつい言葉を失ってしまったかのようにぼんやりと唇を開けている。

　　左手に白い手袋を付けていたピンク色の基調のコスチュームを着こなしていた携帯画面にある利佳は軽く人差し指を自分の左頬に当てては妖艶な眼差しを絶句している初老の男性に向けて行き、「この星の大統領さん～？」宛ら太陽に照らされている海のような潤んでいた青色の瞳は瞬く間に深い紫色に侵食されては色を変えて行った。

　　「どうな…」急に動き出していた利佳の写真に畏怖を覚えては心霊現象なのではないと思っている初老の男性、ぱちくりしている彼は確実に自分の事を見てくれている利佳の写真に、額がハンマーにぶん殴られていたような気がしてつつぽつりと震えている喉から声を絞り出していた、「ってるんだ…？」

　　あまりにもの衝撃に絶句しては、長年自分と付き合って来た瞳と耳を疑った初老の男性はまるで自分に見せつけて来ているかのように両手を腰に当てている利佳の写真に見開かされている。ニヤリとピンク色の口角を上げている利佳の写真は嬉々とした声を上げてしまい、「ぼくがわざわざ尺を譲った甲斐もあったもんよ～」ぼんやりと携帯画面にある利佳が上げていた声を聞いている初老の男性、写真から聞こえて来る声は間違いなく自分の娘である事を認めながら横目で秘書に一瞥していた彼。宛ら動いている写真は誰かのいたずらかと言っているかのように左手の人差し指で携帯画面を指差している初老の男性の額から滲んでいた汗に一瞥した秘書は猛然と首を横に振っている。

　　「どうされましたか、」左手を右肘に握っては右手で繊細な頬を支えている利佳の写真は流し目で初老の男性を見ながら言葉を紡いでいる、「返事しないのですか？」急に勝手に喋り出しているだけじゃなく、動いている写真に絶句しては途方に暮れている秘書はぱちくりながら、チラッと自分の左側にあるテレビに一瞥してしまい。

　　突然、消していたはずのテレビが急に黒い人影が徐々に深い紫色の粒を連れてはテレビ画面を占拠していることに見開かされている彼、「え…？」テレビがまるで自我が芽生えていたかのように動き出している事に絶句しては猛然と眉間に皺寄せていた秘書、前のめりになっている彼は急いでいるかのように机に置いていたリモコンを手に取りながら申し訳なさそうに携帯画面に視線を奪われている初老の男性に言う、「し、失礼します。」

　　軽く息を吸いこんでいる秘書は急いでいるかのように右手で握っているリモコンをテレビに向けながらボタンを押していた、”ピーピー”小さなリモコンに付けていた小さな粒は赤い光を点滅させながら宛ら自分の言うことを聞いてくれないテレビに焦燥感を覚えているかのように軽く戦慄している、「あ、あっはは…」必死にテレビに浮かんでいた人影を消したいと切に思ってはリモコンじゃ消さないでいる事を不気味さを味わっている秘書、苦笑いしている彼は左手で後頭部を擦りながらぼんやりと携帯画面を見つめている初老の男性に視線を向けては言葉を紡いで行き、「テレビが壊れたみたいですね。」

　　心臓の鼓動が早くなっているように感じている初老の男性、ごくりと固唾を飲み込んでいた彼は眉間に皺寄せながら軽く黒い髭を擦ってしまい、横目で自分の後ろにあるテレビに浮かんでいたシルエットとまるで自分の携帯電話の上に立っていたかのような黒い人型の影を交互に見ている、眉間に皺寄せている彼はごくりと固唾を飲み込んでは携帯画面にあるシルエットに踏まれているかのような利佳の写真を見つめている。

　　「あれ…おかしいな…」両手でリモコンを強く握っては不気味に思えるテレビの画面を消したいと切に思っている秘書、オフボタンを何度も押している秘書は微動だにしないテレビ画面にあるシルエットの軽く両手を上げてはまるで自分の事を馬鹿にしているかのような仕草を目にすると、焦りが段々募っている彼はまるでリモコンを握り潰そうとしているかのように両手に力を入れたながら歯を噛んでいる、「どうしてリモコンで消せないんだだろう…」

　　「このリアクションはちょっと予想外だな～」まったりと黒い両手を上げているシルエットは秘書と初老の男性の反応を見ながらぽつりと言う、「もっと驚くかと思ってたのにさ？」ノイズが混じった耳障りな声がまるで自分たちの反応を見ているかのような口調に眉間に皺寄せて、軽く息を吸いこんでいたは初老の男性、自分の娘の写真の上に立っているシルエットに苛立ちを覚えている彼は両肘を机に突けては怒りを抑えながら声を上げている、「君は何者かね。」

　　「ぼく？」軽く右手の人差し指を頬に付けているシルエット、利佳の写真を踏んでいたシルエットは嬉しそうに両手を頬に付けながら初老の男性の質問に答えた、「ただの通りすがりの神様だよ～」宛ら自分にウィンクを送って来ているかのようなシルエットの右目からまったりと自分に近づいて来ている深い紫色の小さなハートに絶句している初老の男性。

　　「かみさま…」ぼんやりとシルエットが上げていた耳障りな声を聞いていた秘書、シルエットが紡ぐあまりにも意外な言葉に頭が殴られていたように感じている彼はついオウム返しして仕舞った。

　　”ドーン！”突然、強く壁を殴ったかのような音は一気にして二人の視線をドアに引っ張ってしまい。会議室のドアは切羽詰まったかのような表情を浮かんでいる警備の制服を着ていた矮小な男性に突き破られ、額が大粒の汗に濡らされている彼はまったりと額に沿っては自分の左側の太い眉毛の上にある赤い黒子を濡らしに来ている汗の粒の事を気にする余裕を無くしては、強く息を吸いこんでは二人の戸惑っているような表情に向けては大きな声を上げてしまい、「た、大変です！」ごくりと固唾を飲み込んでいた彼は左手をひんやりとしたドアに付けながら自分の事を見つめている二人に向けては言葉を紡いだ、「建物内の全てのパソコンやスマートフォンが全部使えなくなったんです！」そう言い終えてしまうと、急いでいるかのように背筋を伸ばしている彼はお互いの顔を見つめている二人の返事を待つことにしていた。

　　息遣いが荒くなっているせいで体が起伏しているように見えている警備員、彼のまるで自分の返事を待っているような姿勢に目を細めている初老の男性、ゆっくりと視線を携帯画面に立っていたシルエットの姿を見ては軽く歯を噛んでいる彼、シルエットが自分の事を神だと言っていたことを信じないでいる彼は横目でシルエットの事を見ながら言葉を紡いだ、「君はハッカーみたいなものかな？」軽く顎を引いている初老の男性は自分が培ってきた知識の中で一番今の現象に説明をつけるような言葉を紡いだ、「神様を気取っている若者といったところかな。」

　　軽くシルエットに向けては右手を伸ばして行く初老の男性、宛らシルエットの体を退かすかのように軽く右手の人差し指でシルエットの華奢な体に触れて行く彼、右手の人差し指がいとも簡単にシルエットの体を通る事が出来る事に微かな安心感を覚えている彼、シルエットの体を睨んでいる彼は怒りを堪えながら声を上げていた、「私の娘の顔にいたずらしたことに後悔させるぞ。」そう言うと初老の男性はゆっくりと背筋を伸ばしては緊張しているかのように息遣いが荒くなっている警備員に一瞥してしまい、、「君は去るといい、」初老の男性の冷静沈着な声に見開かされては彼にはシルエットに対して何かしらの対策を思いついたのではないかと考えている秘書。

　　自分に尊敬する眼差しを向けて来ている秘書の事を気にする事なく、軽く右手を上げていた初老の男性は警備員の事を見つめながら言葉を紡いだ、「後のことは私が片付ける。」初老の男性の覇気に満ちている一言に彼の威厳を感じている警備員、ごくりと固唾を飲み込んでいた彼は急いで二人に一礼してしまうと、大慌てで左手で金色のドアノブを握っては迷わずに会議室から立ち去っていた。

　　”カター”ドアから聞こえて来る控えめの音に目を細めている秘書、「どうして…」初老の男性の考えが分かって仕舞ったように思える彼は自分が入れていたコーヒーに目を向けてながら軽く顎を擦ってしまい、「この施設のネットワークそんな簡単に破れるはず無いのに…！」心臓の音がまるで耳元で叫んでるかのように自分の体を殴っているように感じている秘書、額が汗ばんでいる彼は必死に自分の懐に向けては手を伸ばして行き、軽く自分の服の中に入っていたタブレットを持ち出している彼はタブレットを操作しようとしている。

　　「うふふ～」タブレットの左上に立っているかのような小さなシルエットに眉毛を上げられている秘書、両手を握っては自分の顎に当てているシルエットは嬉々とした声を上げている、「慌てない慌てない、」左手を腰に付けては右手を外側に向けて振っているシルエットは言う、「きみたちモブはもうすぐこの世界とはおさらばだよ、」ニヤリと右側の口角を上げては真っ白な歯を初老の男性に見せているシルエットは言う、「どれだけ慌てふためようと～」軽く首を左右に振らしているシルエット、「意味がないんだって。」

　　眉間に皺寄せては自分の事を睨んで来る初老の男性から醸し出している無言のプレッシャーを受け流しているかのように、平然としてる声を上げているシルエットは嘲り交じりに言う、「せいぜいそれぽい雰囲気を醸し出してね。」まったりと右手を下しては首を前に出しているシルエット、「それぐらいしか用がないんだから。」「何なんだ…」生意気な事をばっかり言っているシルエットに苛立ちを覚えては歯ぎしりしている秘書、見たことのない現象を目の当たりにしている彼はシルエットの自分たちのことを挑発して来る言葉に心臓を鷲掴みにされているような感触に喉が握り締められているように思えている、「こいつは一体…」

　　「予告しておこう～？」ぽつりと声を上げていた秘書の事を見上げているシルエットは軽く右手の人差し指をかざしては声を上げている、「あとでね、ぼくが刻み付けてやるんだよ？」小首を傾げているシルエットは可愛いアピールしているかのように横顔を初老の男性に向けながら言葉を紡いで行き、「恐怖という二文字を罪深き人々の心にね～？」左手を小さな胸元に当てているシルエットは自分の話に見開かされている初老の男性の事を見つめながら言葉を紡いで行き、「ちょっと頭が残念な奴でも分かるぐらいに、」軽く小さな両足で携帯画面にある利佳の写真を小刻みに踏んでいるシルエット、「すごく！」両手を強く握っているシルエットは猛然と両手をかざしては大きな声を上げて行った、「すごく！」体がシルエットが上げているヒステリックなまでに尖っている声に絶句しては背中が緊張と不安に焼かれているように感じている秘書。

　　「痛いことを残酷なことを～」左手を腰に当てているシルエットが言っている話をぼんやりと聞きながら横目で秘書に一瞥している初老の男性、彼のまるでネットワークはまだ直っていないのかと言っているような眼差しにごくりと固唾を飲み込んでいた秘書は急いでいるように左手の人差し指をタブレットに突けてしまい。「地獄よりずっとえげつないことを人々の目に焼き付けてやるのさ～ぼくは、」宛ら自分に甘えて来ているかのようなシルエットの事を気にする事無く急いでネットワークの修復具合を確かめようとしている秘書。

　　「旅に疲れて、」まったりと宙を舞ているかのようなシルエットは足を組んでは言葉を紡いでいる、「きみたちでストレスを発散するつもりだよ？」急いでシルエットの姿を消したいと切に思っている秘書、建物の中にいる他の人と連絡がつけなくなっている事に絶望を覚えている彼は思わず大きな声を上げてしまい、「お前は何を言っている！」ネットワークを既に使い物にならないことを身を持って知らされている秘書、シルエットが踏んでいる携帯電話に一瞥した彼は切羽詰まったかのような声を上げては左手の人差し指で初老の男性の事を指差してしまい、「この方はどういう方なのか知ってるか！？」

　　「分かってるよそんぐらいは～」左手で小さな唇を押さえているシルエットは可笑しそうに笑いながら言葉を紡で行き、「何せ神様だからね？」まったりと言葉を紡いでいるシルエットの事を見下ろしている初老の男性、相手は相当手強いハッカーだと内心で思っている彼はシルエットに資料を盗まれたりしないのかと不安になっている。

　　「それでもこの態度を改めないのはどうしてって言いたいのかな？」まったりとタブレットから浮いているかのようなシルエットは自分に心を見られているのではないかと思っている秘書の汗ばんでいる額から滴り落ちている頬に沿って落ちている汗をみながら言葉を紡いで行き、「つまりね、きみたちは眼中にいないんだってわきよ。」シルエットが上げていた傲慢な言葉に左側の眉毛を上げている初老の男性、彼の表情をじっくりと見ているシルエットは二人の事を嘲笑っているかのように言う、「一応最初に声を掛けてたのはきみたちなんだぞ？」

　　「うん？」シルエットが口にしていた話を上手く理解出来ずにいる二人は思わず戸惑っている声を上げていた。「今からぼくがすることは、」左手を胸元に当てているシルエットは迷わずに右手の人差し指を前に出しては初老の男性の事を指差してしまい、「きみたちに己の存在自体がが余計だって事を、」横目で初老の男性隣りまで歩いていた秘書の顔を見ているシルエットは言う、「分からせてやるんだよ～？」シルエットを操っている人は一体何がしたいのかと内心で考えている初老の男性はつい眉間に皺寄せて仕舞った。

　　左手の人差し指を頬に当てているシルエットは横目で二人の事を見ながら言う、「きつねに取りつかれたような大統領さん～？」軽く渇いた唇を噛んでいる初老の男性、携帯電話の隣りにあるコーヒーを飲む気になれないでいる彼、宛らシルエットでいる事に飽きていたかのように利佳の写真に戻っては写真の彼女の体を動かせている事に見開かされている初老の男性、怪訝の表情を浮かんでいる彼はぽつりと呟いてしまい、「最近の技術じゃここまで辿り着けないはずだが…」相手がまったりと言葉を紡いでいた姿と、自分たちといっぱい話をして来たのにまだ消滅されないでいる事に驚かされている彼は言う、「これは逸材なのかもしれないな…」

　　シルエットの存在に背中が汗で洗われているように感じている秘書、呑気にシルエットの事を分析している初老の男性がぽつりと口にした言葉に見開かされている彼はつい震えている声を上げてしまい、「そ、そんなことを言ってる場合じゃないと思いますよ…！」初老の男性の落ち着いている姿を目にすると、もう少し彼に緊張感を持って欲しいと思っている秘書は言う、「もしこの人が言ってる事が本当だとしたら…」秘書のまるで怪物でも見たかのように震えている姿に軽く笑っている初老の男性、「何かね？」可笑しそうに笑っている彼はまったりと背中を回転椅子に付けながら秘書の緊張しては汗を流している姿をからかうかのように言葉を紡いだ、「君はもしかしたらこのちんちくりんが本当に神だと思っているのかえ？」

　　「ちなみに、」初老の男性のまるで自分の事を小馬鹿にしているような一言に不満そうに黒い唇をすぼめているシルエットは言う、「いま、」両手の人差し指で軽く自分の足元を指差しているシルエットは言う、「ぼくらの会話を聞いてるのは、」シルエットのまったりと紡いだ言葉に左側の眉毛を上げては小首を傾げている初老の男性。

　　両手を広げているシルエットは軽く顎を引いてはニヤリと左側の口角を上げている、「この星にいるの全人類なんだぞ？」大きなシルエットが都会のなかで最大のモニターを始め、町中にある様々な電子機器を乗っ取ては耳障りな声を上げては人々の耳を占拠している。呆然とシルエットの姿に視線を奪われては、道の上で佇んで、ざわめく人達はモニターを見ながらそれぞれの思いを声に乗せては夕暮れに小うるさい景色を付けている。

　　大勢の人達は立ち止まっては夕焼けに照らされたシルエットに眉をひそめてはお互いの姿を見つめ合っている。ゆっくりと額を上げてはまるで夕焼けを眺めているかのようなシルエットはゆっくりと言葉を紡いで行き、「久しぶりやりがいのある世界に来たよ。」

　　目映い太陽は分厚い赤い雲に姿を隠されては、幕を閉じるようにと海の向こう側で沈んでいく。黄昏の光が雲を包むかのようにマシュマロのような赤い雲の外側に橙色のオブラートを包んでは、雲を赤く染めていった。忽然、まるで空を隠すかのような雲の群れを破るかのような真っ白な円盤は雲を退かしていた、徐々に橙色の夕焼けに金色の光を放たれているかのような海原はぼんやりとまるで段々伸びているかのような円盤が巨大な白い柱と化しては自分に向けて突っ込んで来ている姿を眺めている。

　　「面白い星だよね、」軽く額に右手を添えては遠くにある空から差し込んで来ているかのような柱を見ているシルエットは言う、「広いし人の数は少ないんだし、」人々がまるで自分がしようとする事に気づかぬままでいる姿を見ているシルエット、「言語は一種類…」まったりと柱の事を待ちながらぼんやりと自分の事を見ている人々の事が可哀想だと思いつつ、星の状況を分析しているシルエットは言う、「助けて貰ってた感じのテクノロジー。」そう言いつつシルエットはまるで天と地面を繋がろうとしている柱に一瞥していた。

　　”ドーンー”真っ白な先端が強く海原のど真ん中に刺しては夥しい海水を翻弄してしまい、猛然とまるで柱に飛ばされているかのように猛然と岸に向けて飛んでいく青色の海水を俯瞰している柱。透明な泡を浮かばせながら深い海に先端を刺しては頭部はぼんやりと遠くにある星々を眺めている柱、青色の木々とガードレールに囲まれた丸い岸に囲まれていた海を見下ろしている柱はゆっくりと海の底に先端を突けていた。

　　「この星の地形も面白いよね？」ニヤリと口角を上げているシルエットは柱が星に刺していたことを確認してしまうと、嬉しそうに両手を軽く叩きながら言葉を紡いで行き、「まるで海に囲まれてた陸にでっかい穴でも空いたのようだな～」嬉しそうに語っているシルエットが何をしているのかが理解出来ずにいる初老の男性、体の芯からこみ上げて来る恐怖に相手はただのハッカーじゃないと言う事に気付き始めている。

　　「でも、」残念そうに両手を上げては首を横に振っているシルエットは言う、「きみたちにはこのドーナツみたいな地形はどれだけ面白いのかは理解できないか…」宛ら自分の事を見てくれている人々の事を軽蔑しているかのようなシルエットはニヤリと口角を上げては言葉を紡いで行く、「何せこの星のことしか知らないもんな。」

　　シルエットが一体何を言っているのか、この星は宇宙人に侵略されているのか、この星はもうダメになってしまうのかと、シルエットが言っていた訳の分からない言葉に苦しめられては困惑している人々、色んな思いが人々の脳内を過ってしまい、歯を噛んではシルエットの事を睨んだり、強く手を握っては未知なる畏怖に殺されてしまいそうな表情を浮かんだり、様々な表情をしている人々を不安にさせる根本的な事はまるで約束したかのようなぐらいに一致していた、相手は一体何がしたいのかと。