第3話 羨ましい

2人で一緒に暮らしていると、だんだん嫌なところが見えていくものだが、やはりでてきた


僕はアルバイトで月に10万円ほど稼いでそのお金で色々服を買ったり遊んだりとやりくりをしていたので、いつものようにバイト行ってくるねと家を出ました。

彼女はその頃バイトはしていませんでした


彼女が社長令嬢ということが発覚してから、いつもは気にかけなかったけどふとこう思ったのです


「彼女はいつも俺がバイトしてる間映画見てて羨ましいな。そういえば一人暮らしの家賃も家具も全部親に買ってもらったのか。親がお金持ちだとバイトもせず映画みて遊んでお金のこと気にしなくていいのか。羨ましいな」


これは誰もが思うことであろう


そしてそこから幸せな状態から少し亀裂が走っていった

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