ハンバーグ

 こんばんは、悠木姉さんよ(-。-)y-.。o○

 ハンバーグと言えば国民の大多数が太鼓判を押す人気のおかず。ここまでメジャーになると作り方や味のバリエーションも豊富で、一概にどれが正解かなんて分からないわよね。そこで私は敢えて、ハンバーグではなくパティについて語ろうかと思うの。パティとはご存じのようにハンバーガーに挟まっているハンバーグもどきのことよ。でもハンバーグの起源を辿ればハンブルク地方で野菜と肉をこねた物を焼いた料理がそれに当たるから、もうこれハンバーグで良いんじゃないかな、とか考えちゃうのよね。ドナルドも喜ぶはず。あ、ここで言うドナルドはネズミの国(めっちゃサルモネラ菌いそう)のダックじゃなくて、ピエロの真似した赤と黄色の服着たおっさんが偽善の笑顔を振りまくあのドナルドのほうよ。あんなの、不審者以外の何物でもないわ。設定ではマクドナルドランドなる架空の地域出身。そこの市長はメイヤーチーズマックで、警察官はビックマックポリス。コリン星からきた女より、よほどしっかりした設定よね。初めてコリン(名前忘れた)を見たとき『この子、事務所に何を言わされてるのかしら』ってドン引きしちゃったけど、ドナルドを最初に見たときは特に何も思わなかったわ。きっと塵ほどの興味も無かったのね。以前、三宮のセンター街に友人と遊びに行ったとき、ドナルドがいたから嬉しくなって腹パンしたら挙動が変わって突き飛ばされたわ。ま、そんなこんなは置いておいて。そろそろミッドナイト・ドラマを始めようかしら。


【前回までのあらすじ】

 BGM https://www.youtube.com/watch?v=fE7SspUv0Yc


 血塗れの過去を持つチャイニーズガール・和音を取り合って死闘を繰り広げるフタヒロとヘイクロ。お互いに一歩も引かぬ戦いは銀河系を瓦礫に変えつつ、決着は4クール目に持ち越された。そこに現れたヘイクロの初めての女、ハン・バーグ。彼女は特に出てない腹を意味深にさすりながらヘイクロとの復縁を迫る。和音とハンの間で揺れるヘイクロ。その脳裏にはハンとの思い出が走馬灯のように駆け巡り、また和音とのこれからを描いたビジョンが摩天楼のように揺らめいていた。一方、いつの間にか蚊帳の外に放り出されたフタヒロ。しかしそんなフタヒロの元に、テーマソングを口ずさみながら五十六億七千万年を待ちきれずに近づく女がいた――――「フタヒロポン、ポン、フタヒロポン♪ フタヒロポン♪」



あらまあ、あらすじだけで時間がなくなったようね。じゃあね、Good Night。お相手は悠木姉さんでした。

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