第10話 海外への憧れ

 私は、海外に憧れていた。自分の今いる世界の他の世界があるなんて、夢のようだと思っていた。高校の時、ある雑誌に載っていたペンフレンド募集の字に目が止まり、知らない国のペンパルを何人か作った。それは、いつの間にか自然消滅し、実際、会う事はなかったのだが...

 私の通っていた短大は、超田舎にあり、生徒数が20人ほどしかおらず、私達が卒業して数年後には、廃校してしまったという知る人ぞ知るの学校だった。何故、そんな短大に行こうと思ったかというと、全員、短期留学ができるカリキュラムがついてたからだ。

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