第30話イベント前日&屋台の完成

すると、ピコンッと音が鳴った。

見てみると、アイラからメッセージが来た。

その内容は、『建築士の人が来た』ということだった。

それじゃあ、行くとするか。



俺は、全員で行くことにした。

すると、クランハウスの前で待っていたみたいだ。

「昨日ぶりね、ケンジ!」

「そうだな、アイラ。」

「それにしても楽しみね。初のイベント。ケンジはどうするの?」

「あれ、全員参加だろ?だけど、まぁ手助けぐらいはしたいし新しいモンスターをテイムできるかもしれないからやるかなー」

すると、突然フレイが話し出す。

『えー、俺も戦いたいぜ!いいだろう、主人?』

「フレイはしたいのか?」

そして、ビジュも言い出す。

「わ、私もやってみたいです!レベルも上がりますし!」

「楽しそーだから、やるー」

エルデも急に言い出した。

「えー、俺はそんなにしたくないんだけど…」

「いいじゃない、ケンジ!三人ともやりたいって言っているんだからやってあげても」

「うーん…まぁ、後で考えるよ」

俺はそう言って誤魔化した。

「まぁ、そういうことにしておくわ。じゃあ、建築士の子を紹介するわ」

俺たちは、中に入った。



すると、前の部屋ではなく訓練場と書かれた場所に連れてかれた。

「ここに…ほら!あれがあなたの屋台よ?」

そこに置かれたのは、よく見る屋台だった。

中に入ったコンロが二つあるみたいだ。

そすて、なかなか大きい。

「これは、すごいな…大きいし」

「そうね…あっ!リーン、こっちに来て!」

すると、小柄な女性が来た。

「この子が建築士のリーンよ」

「おー君が噂のユニークテイマー君かー。わたし、建築士のリーンです。よろしくねー」

「あぁ、ユニークテイマーのケンジだ。このことは内密に頼むよ」

「りょーかい。じゃあ、この屋台の説明するね。って言っても、見たらわかる通り何だけど、料理をできるスペースがあるよ。それで、ここを引っ張れば、ここに売り物を置くことも可能で。コンロは火の魔石ね。まぁ、その子ができると思うけどね。以上!」

リーンは早口で言ったのだった。

「おお!そうなのか!それは助かるよ!ありがとう」

「いえいえ〜、建築士をするのは楽しいからね〜。じゃあ、また仕事あるからまたね!」

そう言って、どこかへ行った。

「リーンはあんな子だからね」

そう言って、アイラは微笑んだ。

「じゃあ、俺も明日に向けて早く帰るわ」

「おっけー!じゃあ、またイベントでね!」

イベントは、明日の朝10時からか。

はよ寝よっと。



ケンジがログアウトしました。

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