BLTサンドトマト抜き

富士蜜柑

やってみたかったプロローグ

 僕は、何の変哲も無いどこにでもいる中学生だった。

だった、などというと、今がまるで不健全のように聞こえるが、そうではない。

と思いたい。

健全ではない、というのは、姫った道に入ってしまった、ということだ。

昔からその道だった人からすれば、そんなこと、と思うかもしれないが、今まで我慢してきた身としては、大層なこと、なのだ。

しかし、完全にこっちの世界に浸かってしまった身としては、他の人も巻き込みたくなってしまうものだ。

全くとんだ巻き込み事故ではあるが、気にしないことにする。

人生気にしたら負けだ、とは常々思っている。

今から話すのはこんな奴の日常である。


ここまで読んで、これからが大いに気になるという奇特な読者の皆さまだけ読み進めるようにして欲しい。

それを十分理解した上で、ここからどうぞ、お楽しみくださいませ。

 

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