第28話、、、、


「ふん!」

「お前、喰われたい?」

「それとも、俺の奴隷になる?」

「3」

「2」

「1」


俺は女の腹を殴り

うずくまる女を見ながら

女の髪を持ち上げ

更に聞く


「喰われたいのか?奴隷になるのか!」


声をあら上げ頭を壁に擦り付けた


「怖いか?」

「俺が怖いか!」

「泣け、喚け、叫べ」


女が大声を出そうとしている

俺は女の口の中に拳を入れる

女の口から血が出ている


「痛いか?」

「止めてほしいか?」

「お前が決めろ」

「死にたいのか?生きたいのか?」

「3」

「2」

「1」

生きたいです!

「最初から言え、このメス豚が!」


再度、俺は髪を持ち上げ壁に叩きつけた

ドン!ドン!

女の意識が飛びそうになる度に水をかけてやった

何回も続けるのは面倒だ


「寝れると思うなよ」

「お前は俺の奴隷だからな」

「試練だと思え、俺が認めなければお前は」

「今、直ぐに殺して喰ってやる!」


俺は、女の髪を持ち上げたまま

風呂場まで運んだ

洋服のまま浴槽にぶち込み

水を溜めていく


「お前、きたねーから」

「風呂に入れてやるよ!」



俺は、その汚れた顔を水の中に押しこんだ

女は

ゲボゲボっと溺れている


「早く洗え!」

「くせーんだよ!」


浴槽に溜めた水が少しづつ赤くなっていく


「綺麗になったか?」


俺は、女の顔をみた

昨日までは整っていた顔が今はボコボコの顔になっている

傑作だ


俺は水を抜き

再び水を溜めた


「お前、」

「今日、」

「ここで」

「寝ろ、」


女は魂が抜けたようにどこを見ているのかわからない

そんなことは

俺には関係が無い

これくらいで死ぬのならい

それまでの命だったと思えば良い


もはや、神も俺の手の中にいる

人間を殺すも生かすも俺の支配下になるのだ


一日の最後はこれだ

死ぬ物狂いで俺を探す馬鹿な警察を見ながら笑い

メディアでは心理学者もどきが出鱈目な考察をしている

探しているのはココに居るよって笑いながら一日を終わらす

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