第19話 処理



ふんっ!

俺は、成功したんだ

こんなに簡単に大の大人を殺せるんだ


死体を運ぶには時間が微妙だ、

簡単に動かせると思ったが浅はかだった。

と言ってもこの時間から大量の水を流すのも隣や下の部屋の奴等にバレたら

俺は、最終的なミッションを遂げること無く警察に捕まってしまう

それは、避けなくては行けない

こんなにも俺を追い詰めた奴を見つけ出し殺すまでは

狩って狩って狩まくるしかないのだ


俺は、とりあえず時間を潰すため泡を吹いた屍をみながら

酒を飲んだ


午前中に遺体を処理するのは適切ではない

9時過ぎに一度、家に帰り荷物をまとめようとしたが

一式、持って行くと大荷物になる

それだと怪しまれる

それを、避けるために最小限にまとめた


15時にあいつの家に戻り

屍を見たときに笑ってしまった

だらしない表情だな気持ちわりー

さっさと解体してやろう


それで、少しでも早く自然の為にばら撒いてやる

魚の餌でも、犬の餌でも、なれば良い

内臓は、土に埋めれば跡形も無くなくなるだろう


血抜きをする為に手首、足首、首を切り

あらかじめ浴槽に水を貯めておき死体を入れ水を2時間、流水で血を流す


19時、血抜き作業がほぼ完了した。


とりあえず、気持ちいであろう

手の指を一気に折る


ボキボキッ


想像通りだ

なんて最高の音色なんだ

もう片方も


ボキボキッ!

うぉーーー

なんて、気持ちい!


先ずは、腕から切断をしよう

以外にも人間の肉は硬く切りずらい


それでも、快楽の方が上回る高揚感

鋸が肉を引いている感覚も堪らなく気持ちが良い


どんどん、小さくなる身体をみて

俺は、もっと楽しみたいと思った

次は、誰を殺すか

どんどん、殺したい奴の顔が思い浮かんでくる


最後の仕事だ


思いっきり

あいつの顔を蹴り飛ばした


ぐしゃっ!


なんて良い音だ、

もう一回


ぐしゃっ!

笑える笑える笑える


中華包丁で一気に

首を跳ねた


ゴロッ


死体番号1

解体作業終わり


この後、パーツ分けをし

ラップで肉片を丁寧に包んだ


翌日、俺は家に帰り肉は冷凍室に

内臓は氷を入れたアイスボックスに保管した


頭の処理が難しい

とりあえず、髪を持ち上げ

頭をブラブラさせ帰った。


人間なんて所詮、他人に興味がない

俺が、首を持って歩いていても驚きもしない


殺人者を優遇する世界なんだ

正義なんか何処にも無い

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