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    第10話 失楽園への応援コメント

    工藤行人と申します。初めまして。

    或る方のお薦めで拝読に伺いました。「あの」ポーロの口吻がまた新たな物語を紡ぎ始めたかと錯覚したように脳が痺れ、冒頭から一気に引き込まれました。御作の語りは大航海時代の誰かに仮託したものでしょうか。

    何より、宝玉糸線細工「フィリグラーナ」……一度でも目にすれば使わずにはいられない魔法のような語彙、私にとっては大変懐かしい語彙で、椋本さんはカルヴィーノを定めしご存じなのだと確信致しました。

    私も「フィリグラーナ」を拙文中に用いたり、本文の一部をエピグラフに用いたりとカルヴィーノ『見えない都市』の愛読者ですけれど、この度は良いご縁を頂戴して、椋本さんの『見えない都市』のファンにもなりました。

    これからのご健筆もお祈り申し上げております。

  • 第10話 失楽園への応援コメント

    一晩、一つの都市の話ではありますが千夜一夜物語を聞いているような味わいがありました。風にゆらめく炎に照らされて波の音を枕に聞くようそんな感覚です。読み終えるとふと旅立ちたくなりますね。旅立つといっても実際旅に出るわけではなく、何かを始めてみようという気になるということです。素敵なお話をありがとうございました。


  • 編集済

    第10話 失楽園への応援コメント

    読み合い企画から参りました。
    一言で述べれば、ただ、感嘆です。
    未知の都市にまつわる、様々な概念、人々の思想、自然との関わり……それらは、ついぞ今まで人類が重ねてきた歴史上の哲学を凝縮したかのような光景で、かつ、宗教的でさえあります。
    そして、なにより生命の美しさを文章から感じました。
    娘が旅立つラストも印象的です。

    なんだかまとまらない感想でも申し訳ないですが、最後に。
    この一文に非常に感銘を受けました。
    「宇宙の淵の先端は
    私の淵へと続いている」

    素敵な作品をありがとうございました。

    作者からの返信

    こんな拙文を最後まで読んでいただき、またそのようなお言葉をいただき本当に嬉しいです…!
    自分が普段生きている中で疑問に思っていたことを、一つの空想世界を通して表現してみたんです。
    本当にありがとうございます!!