その3 ウデク南部

<ここまでのあらすじ>

 エインフォートの南西にはウデク五樹という5つの小勢力が割拠している。

 シトラス軍がウデク五樹に参陣要求したというリネアの知らせをきっかけに、エインフォート侯爵は後背の安全を確保するため、他のウデク五樹の諸勢力にも使者を出す事に。一行は大使を務めるカンファ公子の護衛としてウデクへ向かった。

 ルオの里では議論が割れており、ベイル洞がドラゴンを擁したためヴァラヌスの巣はシトラスを支持したと聞く。しかしケイトはそのドラゴンはラグナカングではないかと看破。

 ウデク中央部にはプーカという無邪気な幻獣が住んでいる。彼らから、クユナ村の向こうにドラゴンが住んでいると情報を得た一行は、協力を求める事にした。





<簡易キャラ紹介>

【パテット】(PC、グラスランナー/男/48歳):流浪の吟遊詩人バード。典型的グララン。

【サンディ】(PC、エルフ/女/41歳):ガンマンに憧れる銃士マギシュー。溺れたのは黒歴史。

【シェラルデナ】(PC、人間/女/17歳):祖国ハーグストン王国再興を夢見る姫剣士。旧臣と祖国再興に向け動き出した。

【ジューグ】(PC/GM兼務、リカント/男/17歳):キルヒアの神官戦士。重度のシスコンだが、最近はシェラが気になる様子。

【ケイト】(支援NPC、ナイトメア/女/20歳):キルヒア神官にして真語魔法使いソーサラー。ジューグの異母姉。


【ノエル・ディクソン】(人間/女/15歳):ハーグストン王国最後の騎士を名乗る少女でベルミア衆の一人。シェラに忠誠を誓う。

【キルシュブリューテ・ヴァイツェインゼル】(人間/女/18歳):エインフォート侯爵令嬢にしてエインフォート軍司令官。

【カンファ・シェルシアス】(人間/男/16歳):シェルシアス公第五子(第三公子)。キルシュを慕う。


【ロコト】(アルボル/女/20歳):ルオの里の血気盛んな若きアルボル。第1話にて“獣騎”シーロフに配下のメリアをさらわれており、PCと共闘した。

【リネア】(人間/女/21歳):実はワーウルフの娘(両親はリネアを産んでからワーウルフ化した)。人族陣営に取引を持ちかける。

【ジャン】(人間/男/19歳):靴職人の青年。リネアとは無事復縁した模様。

【センペル・レッドウッド】(メリア長命種/男/50歳):レッドウッド=トゥーソン商会の共同経営者。一行に同行を申し出る。

【カイエン】(アルボル/男/265歳):アルボルエルダー。ルオの里の長老。

【ハウル】(ワーウルフ/男/140歳):ワーウルフエルダー。リュカオン郷の長老。


【雀】(スズメ/?/?歳):パテットがペットとして購入したスズメを名乗る不審鳥。三羽おり、時々牙を剥く。



ウデク五樹の概略図


A B

  C D

E F   G




A:リュカオン郷(ワーウルフ)

B:ルオの里(アルボル)

C:プーカの里

D:クユナ村(ダークドワーフ)

E:ヴァラヌスの巣(リザードマン)

F:ベイル洞(魔神崇拝者)

G:ドラゴネットの巣



ジューグ : さーて……となると、次の行き先は決まりか。


パテット : クユナだっけ?


GM : センペル「ダークドワーフの村だってな。金の匂いがするぜ」


サンディ : 穏当にいきゃいいけどね、ドワーフだからね(偏見


シェラルデナ : お手柔らかにな、サンディ。


GM : 夕方、クユナ村の近くまでやって来ます。


GM : すると、切り株が目立ちますね。


サンディ : わールオの連中が見たらキレそうな光景。


GM : はげ山になっているわけではありませんが。10本のうち2本~4本切られてる感じです。


GM : センペル「燃料として燃やすからなぁ……俺もメリアとしては少々複雑だけどな」


GM : 魔晶石(フロウライト)に加えて、「ひょっとしてこの大木、昔はメリアだったんじゃ?」と思ってしまう世の中。



2.0に登場したフロウライト(2.5未実装)は生きた魔晶石とも言われる鉱物人族で、魔動機文明期には地中に埋もれているときの幼体が普通の魔晶石と一緒に採掘で砕かれてしまったのではないかと言われています。

そして、メリアの長命種は人族としての生涯を終えると樹木になるため……



サンディ : んで、歓迎委員会はいるかな?


パテット : 間伐してるだけまだマシだけどねー


GM : 「なぁにもんじゃい!?」「む、人族か……」


パテット : 魔動機文明時代の人族の方がそのへんえげつなかったと吟遊詩人たちの歌が語る(


GM : 昔の日本はエコだった(はげ山になった山から目をそらしながら)


GM : その後植林はさかんになりましたが、単一種の人工林は自然林の多様性にはとても及びませんからね……


パテット : 雑木林を復活させた例もあるっちゃあるけどね、再度山とか明治神宮とか(


パテット : ダークドワーフに人族とか言われるととてもモニョる(


シェラルデナ : はじめまして! シェルシアスから来た使者と冒険者です。


雀 : 鳥族だちゅん。


サンディ : ●貴族?(


パテット : 言うと思った。


GM : 「ふん!しらんしらん!」


シェラルデナ : シトラスの件で……あー、まあ、そう言わずに! 何か困ってることとかないですか!


サンディ : 知らんで済む話じゃなーいでしょ、どうせシトラスから話は来てるんでしょうが。


GM : ダークドワーフは、かつてはドワーフの一族だったのですが、神々の大戦の際にダルクレムについたと嫌疑を掛けられ、人族から追われた過去があります。


パテット : ダークドワーフはドワーフを憎んでるそうだから、サンディがエルフで寧ろ都合良かったかも。


GM : 「ふん……シトラスの連中も似たようなもんだわい」


パテット : ふむ、クユナはどっちつかずの可能性が高いと?正直中立でも徹底してくれるなら僕等は寧ろ都合が良いんだけどね。


サンディ : まあシトラスが気に入らないのはわかるねその態度は。


サンディ : でもさー、ベイルとヴァラヌスがシトラス側について、ルオが割れている現状ではちょっと知らん知らんで済む話じゃないよねぇ。


パテット : あと僕等は寧ろ皆さんの近くにいるらしいドラゴンの方にも用事があるんだけど、何か知ってる?


GM : 「む……」


GM : 「若いドラゴンが住んどることぐらいしか知らんな」


GM : カンファ「ふうむ……」


パテット : まあ地図があるから大体の場所は(メタ


パテット : ja


パテット : どうする?先にドラゴネットに会う?


サンディ : そう、そのドラゴンが重要なんだよね。


サンディ : ヴァラヌスのリザードマンはドラゴンを尊ぶ、ベイルのデモニストはそれを利用して魔神竜ラグナカングを呼び出し従わせている。


サンディ : それに釣られてルオがシトラス側で参戦すれば(クユナの未来は)ないです。


GM : 「ぐっ……」


シェラルデナ : 私たちも脅しにきたんじゃないんだ。対話をするにせよ、未来を探るにせよ、行動が必要だろう?


GM : センペル「まあ……気が滅入る話はともかく、お近づきの印にだな(自分の袋をあさる」


ケイト : ふむ、搦め手か。


ジューグ : ダークドワーフが釣れそうな品か……


サンディ : 何があるんだろうね(


シェラルデナ : イグニス関係か、鉱石関係か?


GM : それを聞いとるんやろ!


パテット : それとも魔動機絡みかなあ…マギテックさんやーい(丸投げ


シェラルデナ : 困ったら見識だ!!!


シェラルデナ : 2d6 (2D6) > 7[3,4] > 7


ジューグ : 2d6+9+1 見識 (2D6+9+1) > 9[6,3]+9+1 > 19


パテット : 2d6+9+(20/6)+1 見識判定 (2D6+9+(20/6)+1) > 6[1,5]+9+(20/6)+1 > 19


ジューグ : ……まあ、「ダーク」に限定しなくてもよかったな。


ジューグ : レッドウッドさん、酒持ってきてるんだったよな。


パテット : 黒魔溶鉄鉱とか言われなくて良かった(


GM : センペル「おう。あったあった。人呼んでドラゴンキラーの蒸留酒だ」


パテット : 銘酒竜殺し…はてどっかで聞いたような(


雀 : エイギア地方でどっかの酒飲みパテットPLのPCが自分の冒険に因んで名付けたそうだちゅん(すごく懐かしい内輪ネタ


ジューグ : つーか時系列的におかしいぞ。パテットが直接持ち込みでもしねえとねえよ!


パテット : まあ誰でも思いつきそうな銘柄だし、ここのオリジナルの可能性の方が高いよね。


パテット : 何か月も漂流してる間に酒をずっと持つ余裕なんか絶対なかっただろうしねえ。


GM : 「むむっ」「こ、こら釣られんじゃねえよ」


GM : 「そんな誘いにワシらが釣られるとでも思うか!!」




GM : 「ぷはー!こりゃいいわい!!」


ジューグ : 早ぇよ。


パテット : 即落ち2コマか。


サンディ : ちなみにこのメリアは交易商人なので取引できればこういうアルコール類は容易に手に入るようになります(


シェラルデナ : それでいいのかダークドワーフ……


GM : 「!?」


GM : センペル「おう。こっちもそっちから買いたい品は山ほどあるからな」


サンディ : 多様な嗜好品、人族の強みだよね。


GM : 「う、うーむ」「……村長に話してみっか?」


サンディ : まあ元は人族、蛮族的な嗜好品より人族の嗜好品のほうが好みなのはわかるね(


パテット : 蛮族も割とお酒は好きだけどね、穢れが無い者が飲むとダメージ受けるようなやつとか(


サンディ : あれ正直味の方はどうなんだろうね(


GM : カンファ「神代の戦ももはや記憶の彼方。今争う必然性がなければ手を取り合う事も可能かと」


GM : この辺、公式設定ではアレなんですが。ウチの卓はその辺少々優しい世界という事で。




GM : 「……それで、ノコノコ迎え入れたってワケかい」


GM : ダークドワーフの女性は、腕組みをして座っています。


GM : 村長「私が村長のリモナ・クユナだ」


GM : リモナ「で?あのウドの大木は自分とこの意見もまとめきれてないのかい」


サンディ : ルオのことか~


パテット : 蛮族の酒か…味なんかどうでもよくてただひたすらに度数が高いイメージがあるなあw


ジューグ : そういや、あっちアルボルの長老は「」がどうのって言ってたような(小声)


パテット : いやあ悪口ってどうとでも言えるんだなと(棒


GM : 公式でアルボルがダークドワーフのことをどう思っているかは不明ですが、


パテット : ルオは周りがどっちかに傾いたら日和る可能性が高いと思うんだよね。いっそクユナから煽ってくれたら良いような気がするw


GM : 少なくとも木を切り倒すって点は普通のドワーフと同じだよなぁ……と。


サンディ : 長いものには巻かれろな感じの主張してるやつがいてねぇ、いやーシトラス3騎を殺したゆーても信じてくれなんだね。


GM : リモナ「そんな臆病もんがいたなら、張り倒しておやりよ」


サンディ : 煽ったよぉ、おめーこの村から外出たことねーだろって。顔真っ赤にしとりましたわ。


ジューグ : ああ、実際にぶん殴ってやれ……ってことか。蛮族相手にはそれが手っ取り早くはあるな。


シェラルデナ : 確かにな……でも、そういうわけにはいかないだろ?


パテット : つまりシトラス派を処せと(


GM : リモナ「ところで。お嬢ちゃんは魔動機師ってやつかい?」


サンディ : まあ見ての通りよ(カルネージ


GM : リモナ「ちょいと見て欲しいもんがあるんだが」


サンディ : なーにかな。


GM : 村長の家の裏手に、いくつかの炉が並んでいます。


GM : リモナ「大破局の頃、先代がかっぱらった魔動炉らしくてね。修理ができないもんだから壊れたらそのまま、さ」


サンディ : ははーん、とはいえどこが壊れてるか調べないことにはね。


GM : 例によってマギテック+知力Bで。


サンディ : 2d6+11 マギテック (2D6+11) > 7[2,5]+11 > 18


サンディ : まあ期待値。


GM : では、修理できそうです。


サンディ : この程度なら直るね。


サンディ : (がちゃがちゃがちゃ


GM : サンディが炉のフタをしめてボタンを押すと、


GM : 炉がかすかにうなり声を上げ、久々の火が灯ります。


GM : 村人s「おおー」「ひょろ長の姉ちゃんスゲえ」


パテット : さてこれで実はカセットコンロでしたとかだとウケるな(


GM : リモナ「……ありがとうよ。こいつが使えれば燃料も節約できるだろうさ」


パテット : あんまり森を斬らずに済むならアルボルとの関係も変わりそうだねえ。


GM : リモナ「ふん。あんな奴らなんぞどうでもいいが、まあ要らん衝突が避けられるならそれに越した事はないだろ」


サンディ : クユナ的にベイルは正直どうなの?


シェラルデナ : おー、サンディ大活躍だな。


GM : リモナ「ベイルの連中か。魔神狂いだからね」


GM : リモナ「まあ、借りもできた事だ。少しでもマシそうな方についてみるかね」


サンディ : それじゃ、この商人を通じてエインフォートとの取引もよろしく(コラ


シェラルデナ : 折角なので、一筆頂いておくか!


GM : リモナ「いいとも」


ジューグ : んー、今からドラゴンのとこへ直行すると真夜中になるか。


シェラルデナ : ちょっと休んでいくか?


GM : リモナ「狭っ苦しい部屋しかないが、いいかね?」


サンディ : まー野宿よかましよ。




GM : では翌7月10日朝。


GM : リモナ「ここから向こうは山道だからね。気をつけるんだよ」


サンディ : よーし前進!


GM : 高山、というほどでもないですが、山登りと言っていい道ですね。


パテット : なんで降りるのに登るんだろう(ある登山嫌いの迷言


シェラルデナ : ついでに足腰も鍛えられるな!


GM : 木々がまばらになり、岩だらけの道を抜けると。


雀 : 飛ぶから何の問題もないちゅん。


GM : 「ぐおー!」


GM : たしか、パテットがドラゴン語しゃべれましたよね?


ケイト : まあ、私もタングで何とかできない事もないが。


パテット : バードは色んな言語に習熟するんだよ、勿論ドラゴン語もがうがう喋れる(


パテット : 個人的には色んな発音で歌う為の技能であって危険生物と語り合うつもりじゃなかったんだけど(


GM : 「がおー(おー、てめーどこちゅーだよ?)」


パテット : なんか自己中なドラゴンがきたぞ(


雀 : うまいこといったつもりかちゅん;


ジューグ : ドラゴネットはだいたいそんなもんだ。


シェラルデナ : そんなものなのか……


パテット : ドラゴンに中学校があるとは知らなんだ…なおグラランに学校制度は無い(放浪してるし


GM : 推定ドラゴネットがばっさばっさと翼をはばたかせています。


パテット : 推定ときたか、誰か魔物知識判定お願い(


ジューグ : 2d6+9 魔物知識 (2D6+9) > 4[1,3]+9 > 13


ジューグ : しくった……


ケイト : 2d6+10 魔物知識 (2D6+10) > 6[1,5]+10 > 16


パテット : なんかここの近所の集落で魔神を召喚して竜だと言い張ってる変人がいるそうですけど、本物の竜としてはどう思われますか(マスコミ風


ケイト : うん、ドラゴネットだな。


パテット : レッサードラゴンだったらどうしようかと思った(


ケイト : みんなも主技能の上昇に合わせてスカウトやセージのレベルは高くしておこう。


パテット : スカウトとレンジャーで手一杯です(


ケイト : GMは冒険者レベルを基準に敵を選ぶからな。


シェラルデナ : 沢山経験点が欲しい!!!(5000兆円欲しい!!!)


雀 : 経験点の割にレベルキャップを高めに設定するこちらのGMパテットPLは鬼(



この卓が今話で一区切り付くため、パテットPLをGMにしてランドール地方を舞台にした卓を準備してました。たぶんかなりはっちゃけた話になっちゃうので、公開はちょっと……



サンディ : 一応スカウトとシューターを上げて最後にマギテック上げてるんで(


パテット : キャラメイクで迷う要素があるのって楽しくね?(


パテット : ←(バードを先行して伸ばしてるやつ)


GM : ヴァトナ『おれはヴァトナヨークトルだ』


GM : ヴァトナ『おれの縄張りで偽物のドラゴン出すとか、なめてんのか?』


シェラルデナ : 私もそう思う。一緒にさ、分からせに行かないかって誘いに来たんだ。


サンディ : デモニスト処す?処す?


パテット : 因みに縄張りはどこまであるので?


シェラルデナ : その後で尊敬している者たちの所へ案内しよう! 鱈腹たらふく、ご馳走を食べられるぞ!


GM : ヴァトナ『あの辺の森、ぜんぶ』


GM : では、次回そのままベイルに殴り込む感じ?


シェラルデナ : ヴァラヌスに行って誤解を解いて戦力補充してからでもいい気はしてるぞ。


パテット : しかしクユナからヴァラヌスは割と遠いかも(ぇ


GM : その辺は、次回冒頭に決めましょうか。



===再開===



GM : プーカとあそんだり、ダークドワーフを酒で懐柔した翌日。


シェラルデナ : もう少し進んでるぞ!


GM : ドラゴネットのヴァトナヨークトルにベイルのドラゴン詐欺をチクりました(何


シェラルデナ : カチコミだ!!!!


サンディ : ん~、とはいえ悪の枢軸にカチコミかけるのにちょっと数少ないよね。


シェラルデナ : ヴァラヌスを先に説得するか?


パテット : あとルオも割れたまんまだったっけね。


シェラルデナ : ルオは過半数以上の勢力が味方すれば安定するはずだ。


シェラルデナ : どの道、全ての長から署名はもらうつもりだ!


サンディ : ドラゴンがいれば言うこと聞くでしょ。


シェラルデナ : だから、ヴァラヌス、ベイルと行って、リュカオンに報告して、最後にルオで仕上げだ!


GM : では、クユナ村→プーカの里経由かな。


パテット : まさかベイル経由はできんしね。


シェラルデナ : だな!


パテット : ルオ経由も遠すぎるし、それでいいんじゃね。




GM : 12時。クユナ村に降りてきました。


GM : ヴァトナ(ばっさばっさ)


パテット : 流石にドラゴネットじゃ何人も載せて飛ぶの無理か。


GM : リモナ「……本当に連れてきおったな」


シェラルデナ : 私たちは本気だからな!


雀 : 本気の顔


ジューグ : (がし、ぽいっ


パテット : そのうち雀吊るし装置とかできそうだな(


シェラルデナ : 悪い雀はドラゴンのおやつにしてくれるぞ~


サンディ : ドラゴン騙りにお怒りだぞ。


ジューグ : ここからも少し借りてくか?


サンディ : 借りるって…何?


ジューグ : 戦力。


サンディ : あ~、なるほど。


パテット : あんまり大人数で行ったら逆に警戒されるかもね(ドラゴネットからそっと視線を逸らす


シェラルデナ : 少しでも利になる行動をする方が、クユナの立場も後々良いとは思うぞ。


シェラルデナ : というわけで、腕に覚えのある奴を借りられないか!


GM : リモナ「ふむ。仕方ないね」


GM : 50人を借りられました。


GM : では、プーカの里へ。




GM : プーカs「わー」「どらごんさんだー」


GM : プーカs「わー」「どわーふさんだー」


シェラルデナ : 連れてきた戦力の食糧事情や野営も考えると、少し急いだほうが良いかもな。


GM : まあ、腰兵糧くらいは持ってきてもらってます。


GM : ヴァトナ「がー」


ジューグ : じゃ、ヴァラヌスに急ぐか。


サンディ : リザードマンくんたちを正気に戻すからちょっと遊んでる余裕はないんだ。


GM : プーカs「ざんねーん」「またねー」




GM : 獣道をすすみ、木柵でかこまれたヴァラヌスの巣へ。


GM : リザードマン「おい、 てめー なにもの」


GM : ヴァトナ『おい てめー どこちゅーだ?』


GM : リザードマン「アイエエエエエ!!」


サンディ : ドラゴンリアリティショック症状を引き起こした。


GM : リザードマン「ドラゴン様!ドラゴン様ナンデ!?」


GM : ヴァトナ『おれ、ほんもの。ベイル、うそつき』


GM : リザードマン(ガーン)


シェラルデナ : ドラゴン様の御言葉だぞ! さあ、長に取り次ぐんだ!


GM : 門番が慌てて巣の中に入っていき、しばらくして長がでてきます。


GM : 長「本当にドラゴン様とは……」


シェラルデナ : というか、確かめずに雰囲気だけで崇拝してるのか? ベイルの奴らが脅しでもしたんだっけ?


GM : 長「直立してるんでちょっと変だなとは思った」


ジューグ : わりと適当だな……


サンディ : 雑すぎない?


パテット : まあドラゴンも直立できなくはない…か?


シェラルデナ : 一先ず、事情は分かった!


シェラルデナ : 私たちはシェルシアスの使者にして、ウデクと友好関係を望んでいるんだ。


シェラルデナ : 欺瞞なるドラゴンはヴァトナも嫌がってるし、これからベイルを説得しに行くつもりだ。


シェラルデナ : 信仰と平和を守りたい。協力してくれないか?


シェラルデナ : 皆で団結すれば、シェルシアスもシトラスも何もないしさ!


GM : 長「いいだろう。ドラゴン・ヴァトナヨークトルのもとに」


シェラルデナ : よし、ならこれに一筆くれ! すべての長から署名もらってるんだ!


GM : 長(さらさら)


パテット : リザードマンも文字あったしね。ドラゴンだったら困ったところだった(


シェラルデナ : ちなみにこっちの者たちはクユナの者たちだ。ヴァトナの近所だし、お互いに仲良くな!


シェラルデナ : 将来、巡礼でもする時には世話になるだろうしさ。


GM : 長「ああ。武器を売ってもらう事がある」


シェラルデナ : なんだ、もう交流してるのか。ならもっと仲良くなれるな!


サンディ : で、ベイルをボコる準備はよろしいか~


ジューグ : じゃ、いよいよベイルか。


GM : リザードマン「ドラゴン様!ばんざい!!」


GM : ヴァトナ『いくぞてめーら』(ばっさばっさ)




GM : あたりもすっかり暗くなった頃。


パテット : 暗いのはちょっと不安だなー


GM : 山岳地帯から突き出した大きな岩山がベイル洞です。


GM : 接近すると、洞窟の入り口から巨体が身体を起こしました。


雀 : スヤァ(雀のように早く寝る鳥共


守り神 : ぐおおおおお!


パテット : ああ、これは勘違いしてもしかたない(


GM : ヴァトナ「がー!!」


サンディ : 偽ドラゴンでたな…


シェラルデナ : 一応、対話はしてみるべきだと思うんだ


パテット : 魔神相手に対話ってできるんだろーか…一応魔神語は使えるけど(


シェラルデナ : 外部に手を出すつもりは無くてあくまでも自衛手段だったとしたら?


シェラルデナ : 襲ってきたら戦うけどさ! パテット、呼び掛けてくれないか?


パテット : ヴァラヌスの連中を騙してる時点でそれは無いと思うけど…かくかくしかじか(説明中


GM : 「おやおや、こんな時間にお客とは」


パテット : とゆわけでベイルの皆さんにも僕等に協力はしてくれなくてもいいからせめて好意的中立を貫くようにお願いしたい次第で(大雑把な説明


GM : 一見すると温和そうにも見える中年の男性が出てきます。


パテット : あ、これ魔神語ね(


GM : 「私はベイルの指導者ヴルカーノ・ベイル」


サンディ : (胡散臭そうな顔をしてる)


GM : ヴルカーノ「そして、今は“”でもあるのですよ!」


パテット : はいやっぱり説得無理でした。


サンディ : はいシトラス!


アベリ : あ、これはみなさんどうもどうも。


サンディ : 自称じゃなかろうな(


シェラルデナ : 私はシェラルデナだ! えーと、つまりシトラスってことでいいか?


サンディ : あ、死ねば話が綺麗にまとまってたオーガじゃないか(


シェラルデナ : あの時逃げたやつじゃん!



第2話の黒幕、“操騎”アベリ・バハリです。あの時はうまく逃げ延びましたが……?



雀 : なんか軽そうなのがきたちゅん(物理的に軽い鳥


GM : ヴルカーノ「さあ、みなさんお願いしますよ!」


GM : そそくさと奥に隠れる召騎。


パテット : うーむ、不利な状況で戦わないといけないっぽいぞー;


GM : 魔神がぽこぽこ出てきます。


GM : ヴァトナ『ザッケンナコラー!』


GM : リザードマン「コラ-!!」


シェラルデナ : 責任は私がとる!!!! 全ての混乱に決着をつけるぞ!


GM : まあ、こっちにも味方はいますので。


雀 : 呪歌は問答無用で範囲内に効果出すけど、終律は対象が見えてないといけないちゅん。


雀 : だもんだから暗いとこだと喩え照明で照らしたとしても視界は精々20m、50mの射程を持つ昼間とは比較にならないちゅん;


サンディ : 私は見えるぞ~


パテット : というのを踏まえて皆さん頑張ってね(


GM : 戦闘準備で守り神は練技セットを使用。


ケイト : 守り神は4部位魔神のラグナカング強化版(Lv10)、アベリはかけら入りのオーガウィザード(Lv9)だな。


パテット : えーと同値だと先制取れたんだっけね、おっけー(


パテット : で、更なる問題は僕の楽器は両手持ちで照明を持ちながら戦うのは無理だってことだけど…誰か戦闘準備で照明つけといてくんない?(


GM : リザードマンも暗視ないんで、照明係お願いできます。


パテット : 先にリザードマン説得しといて本当に良かった。


GM : まァ何も対策せずにベイル直行してたら、さらに魔神が追加されてましたね。


GM : 守り神まで10m、アベリまでさらに10mです。


雀 : 照明無しで戦う場合、パテットの射程は乱戦エリア内に限られてしまうちゅん;パテットの能力的に殆ど役立たずになるちゅん;


GM : うん、先制は確保しましたね。


パテット : という恐ろしい状況は回避できた、さてやるか。


サンディ : 私がやるのは当然のことながら


サンディ : ショットガン連射だオラァッ!


シェラルデナ : 頭部が回避補正ついてるけど、薙ぎ払いが有効そうだな。


パテット : あ、僕からやろうか?まあ同時でも良いけど。


サンディ : 基準同値だから少し命中がきついかもね。


パテット : じゃ敢えて最初はモラル歌う?


パテット : 今回雀たちがいるからモラルの効果がずっと続くよ。


パテット : とゆわけで今回は終律捨てて支援に徹しよう。呪歌モラル演奏開始!



パテットはハーモニーでモラルを雀sに引き継がせ、自身は呪歌トランスを演奏。

サンディのショットガン2連撃で守り神は24点と23点のダメージ。



GM : すでにHP半減してるんですが……?守り神とは(哲学)


パテット : SW2.5でのバード技能の改正は終律だけじゃない、戦闘特技ハーモニーが強化されているよ。具体的にはハーモニーで歌う歌は全て奏者と同じ射程を持つってこと。


シェラルデナ : よし、いくぞ!


サンディ : 魔神なんてぶちのめすに限る。


パテット : つまり今モラルもトランスも射程50m!敵の魔法や攻撃も強化されてるから気を付けてね;


シェラルデナ : ガゼル、キャッツ、マッスル入れて、全て薙ぎ払う!


ジューグ : 頭は厳しいかもなあ。


シェラルデナ : 2d6+9+(24/6)+1+1 //命中+Cat (2D6+9+(24/6)+1+1) > 12[6,6]+9+(24/6)+1+1 > 27


ジューグ : は?(は?)


GM : 6ゾロやん!


雀 : ここで6ゾロとはなんて見せ場ちゅんw


シェラルデナ : どうだ!!!!(コロコロ)


GM : 頭15、胴18、翼21ダメージ。両翼はへし折れた!


パテット : よし、これで魔神は飛翔効果なくなった。


ケイト : ふーむ。エネルギージャベリン拡大の方がいいかな。


ケイト : 右に3m動いて、守り神に拡大行使。ファミリアからMPもらおう。(コロコロ)


GM : 頭17、胴18ダメージ。


ジューグ : ぬーん、どうしたもんか。


パテット : 普通に考えて胴体かなあ。


ジューグ : もう一つ手はあるんだが……。


パテット : ああ、アベリを殴るってやつ?


シェラルデナ : アベリでいいんじゃないか?


ジューグ : いや、フォースさ。


パテット : 拡大フォースで一気に落とすのか…次のターンの僕の終律がやることなくなるなw


シェラルデナ : アベリが20m駆けてくるとは思えないんだよな。


パテット : うん、絶対魔法使って来るよね。


シェラルデナ : 拡大フォースで確実に落とす方がいいと思うぞ。回復されるのもなんだしな。


ジューグ : コア頭部なんだ……だから頭部だけでいいさ。


ジューグ : 2d6+12 神聖魔法行使 (2D6+12) > 3[2,1]+12 > 15


ジューグ : あぶねー。


GM : 守り神、轟沈!



GM : 1回裏。


アベリ : ううむ、まいったなあ。


パテット : この期に及んでも軽いなこいつ…


GM : えー、まずブリンクいれて……


GM : おい、拡大数持っとけオーガウィザード!(バンッ


パテット : 何で公式設定の敵キャラって重要な戦闘特技持ってない事が多いんだろうねw


GM : まあ、後衛に向けてファイアーボール。この時点ではアトロクス姉弟ケイト&ジューグも巻き込む。


アベリ : 2d6+11 真語魔法行使 (2D6+11) > 3[2,1]+11 > 14


GM : そしてこの出目である。


パテット : はい抵抗したので何にも効きません(


ジューグ : ぶふっ!(出目3)


シェラルデナ : ジューグ、直撃してるじゃんか!


GM : ジューグだけしっぱーい。


パテット : 魔神倒された恨みがきたな(


GM : ケイトとサンディは9ダメージ。ジューグは17ダメージ。


パテット : 僕はゼロ(



GM : 2回表!


パテット : では終律いっきまーす。


ジューグ : あいつブリンクしてるからな。


パテット : 関係無いw(コロコロ)獣の咆哮で20ダメージ。


シェラルデナ : 次の近接はジューグにやってもらうか?


パテット : これでトランスは効果を失ったけど、モラルは引き続き雀が歌ってるからねー


ジューグ : じゃ、ブリンク消してくるわ。


シェラルデナ : このままだと、サンディか私のダメージが通らないもんな。


ジューグ : (ぺし)ブリンク消した。


シェラルデナ : ありがとな!


シェラルデナ : 続くぞ!


シェラルデナ : 今度は魔力撃だ!


シェラルデナ : 2d6+9+(24/6)+1+1 //命中+Cat (2D6+9+(24/6)+1+1) > 8[6,2]+9+(24/6)+1+1 > 23


アベリ : 2d6+12 (2D6+12) > 10[5,5]+12 > 22


アベリ : あっれー?(26点ダメージ)


パテット : アベリがんばったけど相手が悪いw


サンディ : いいねぇ、ターゲットサイト、クリティカルバレット。


GM : 命中。25ダメージ。


ケイト : さらに離れておいて、ジャベリンかな。(コロコロ)22ダメージだ。


アベリ : くうっ……これはさすがに……


パテット : 魔神が倒された時点で逃げときゃまだ先があったのにね(



GM : 2回裏。


GM : いきなり「守り神(笑)」が倒されたこともあり、周囲の戦況も芳しくなく。


アベリ : (前衛に向けアシッドクラウドとブリンク)


ジューグ : うぐぐ(出目4)


シェラルデナ : 2d+9+(13/6)-2>=18 //精神抵抗 (2D6+9+(13/6)-2>=18) > 5[2,3]+9+(13/6)-2 > 14 > 失敗


パテット : あ、そうか2ターン目以降はハーモニー使ってないからモラルの効果範囲が10mに縮むってことになる…のか?(ぇ


GM : もともと精神B2だからなあ。16魔法ダメージ。


シェラルデナ : 同じくB2だ!!! ジューグと同じ目だしな!!!


パテット : さっきも前衛に魔法撃っとけばもう少し効果高かったかもね(


アベリ : さっきはジューグ君後ろにいたからねえ……


アベリ : 魔法拡大数かマルチアクションが欲しい(欲しい


雀 : 改造しちゃえばよかったんじゃね(まて



GM : 3回表!


パテット : じゃ終律引き続きいきまーす。


パテット : k20+9+(31/6)@13 終律:春の強風 KeyNo.20+14 > 2D:[4,6]=10 > 8+14 > 22


パテット : おお、良い出目w


パテット : 残りHPは7。あとは任せたー


シェラルデナ : ジューグ、ブリンク消してくれ!


ジューグ : 俺がブリンク消して、パラミス入れとく。


ジューグ : じゃ、シェラ。


シェラルデナ : ああ! いくぞ!!!!


シェラルデナ : 魔力撃!!!


シェラルデナ : 2d6+9+(24/6)+1+1 //命中+Cat (2D6+9+(24/6)+1+1) > 4[3,1]+9+(24/6)+1+1 > 19


シェラルデナ : 変転する!!!!


アベリ : 2d6+11 (2D6+11) > 10[6,4]+11 > 21


GM : 変転すると……命中かな。


パテット : うん、出目4が10になるわけだしね。


シェラルデナ : k46+15+6+(9/6)+2@10 //魔力撃+Muscle KeyNo.46c[10]+24 > 2D:[4,4]=8 > 10+24 > 34


GM : 24ダメージで-17!


アベリ : ……あぁ、これほどまでとはね。(ずばあああ!!)


パテット : よっしゃおわったー、雀たちも歌終わりー


GM : 他の魔神たちも総崩れになります。


雀 : (すん


GM : ヴルカーノ「あぁぁ……そ、そんな馬鹿な!」


シェラルデナ : わか思い知ったか!!!!


パテット : で、回復タイム…は、いいかなw


GM : 逃走を図るヴルカーノは


GM : ヴァトナに咥え上げられています。


サンディ : い~まに見ていろデモニスト全滅だ!(コラ


GM : ヴルカーノ「ああああああ」


パテット : これは怖い。


パテット : たべないでくださーい(


GM : 他の兵士たちも戦意はなさそうです。


シェラルデナ : よし、話はそのまま聞いてくれそうだな!


GM : ヴルカーノ「ひいいいい」


GM : あ、戦利品はひとり1回ずつですね。



===戦利品判定中===



GM : 守り神(笑)と魔神軍団を倒されたベイルは降伏しました。


パテット : あとはルオのシトラス派を説得するだけだけど、凄く簡単な気がするw


GM : 次回、翌朝からですね。


サンディ : いやーまたシトラス七騎減っちゃったなぁ。



(つづく)

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