第5話 ミノタウロスの血
その1 鉄騎殿謀反
<ここまでのあらすじ>
祖国再興に向けて歩み出したシェラは、旧臣ベルミア衆の潜伏先だった海中都市ジュノーを探索する。
ベルミア衆が足を踏み入れていなかった中層には、リュリアス王家及びノプシャ家の一行がテレポーターで亡命してきていた。シェラは彼らと交渉し、友好関係を結ぶ事に成功する。
さらに下層に潜んでいたヒトの強力な情動を好む魔神ナベリウスを撃破し、一行はエインフォートへ帰還した。
一方、エインフォート周辺ではシトラスの蛮族軍による襲撃が頻発していた。
<簡易キャラ紹介>
【パテット】(PC、グラスランナー/男/48歳):流浪の
【サンディ】(PC、エルフ/女/41歳):ガンマンに憧れる
【シェラルデナ】(PC、人間/女/17歳):祖国ハーグストン王国再興を夢見る姫剣士。旧臣と祖国再興に向け動き出した。
【ジューグ】(PC/GM兼務、リカント/男/17歳):キルヒアの神官戦士。重度のシスコンだが、最近はシェラが気になる様子。
【ケイト】(支援NPC、ナイトメア/女/20歳):キルヒア神官にして
【ノエル・ディクソン】(人間/女/15歳):ハーグストン王国最後の騎士を名乗る少女でベルミア衆の一人。シェラに忠誠を誓う。
【ディアドラ】(ルーンフォーク/女/稼働10年):ノプシャ家に仕えるメイド。警備長でもある。
GM : さて。
GM : 第5話『ミノタウロスの血』を開始いたします。最初『牛鬼相剋』としてたんですが、改題しました。
サンディ : ……の皿ぁ?(〇子不二雄並感
GM : アレは名作ですな。F先生はときどき……いや、ド〇えもん自体わりとヒトの闇を感じさせるエピソードが多々あります。
GM : 成長報告をどうぞ。
パテット : あの頃は終末思想が蔓延ってて、当時の漫画家とかもその影響受けてたみたいだねえ…あ、ええと迷ったけど生命力と知力を上げたよ。あとバードが8になった。
パテット : ノストラダムスの大予言とかもその時代とほぼ被る…買い物はしてないなあ、専業バードって楽器とか一通りそろえたら後はお金の使い道があんまりないw
GM : 金の使い道がなければ、アルケミストがあるじゃない!(コラ
パテット : その手があったか…アルケミーキットをどこに装備するか困りそうだなw
サンディ : え~筋力と生命力を上げたかな。
サンディ : マギテックも7になって、武器はSクラスのカルネージに。装弾数は減ったけど威力は上がってるから相対的に火力向上かな。
ケイト : 2回とも精神力を上げたよ。セージを6にして妖精語会話を得た。
ケイト : それから冒険者ランクをフランベルジュ(実力者)にした。
サンディ : あ~冒険者ランクか……なーにも手を付けてない。
パテット : あ、バード上げたら話せる言語が増えたね。今度は海獣語にした。漂流中にイルカとかと過ごしたせいかね(
パテット : そいや冒険者ランクはずっとグレートソードのままだなあ…上げられたら上げとくか。
ジューグ : 知力と筋力を上げた。プリーストを7に。
ジューグ : 冒険者ランクもグレートソード(要注目)にしたぜ。
サンディ : フランベルジュにしとくかなぁ、名誉点の使いみちも特にいま無いし。
ジューグ : そしてようやく魔法の鎧加工済フルメタルアーマーに買い換えた。これで防護点18(ビートルスキン含む)だ!
シェラルデナ : 筋力と敏捷上げて、ファイター9にして冒険者ランクをフランベルジュにした!
シェラルデナ : 頑強もとったから、HPも81だ!
ジューグ : うぐっ!?……ど、どうする俺。(←
ジューグ : んー、Lv9はガーディアン取ろうと思ってたんだが……
ジューグ : Lv11は防具の達人取りたいしなぁ……
GM : んでは、本編に参りましょうか。
GM : 7月6日。
GM : シトラス軍はエインフォート周辺の村や街道を行く旅人、商人に対する襲撃を強化しています。
GM : そこで、エインフォートはオンロ村など周辺の村々へ疎開命令を出し、みなさんは支援活動を行っています。
GM : ここはエインフォートから南南東へ徒歩5時間の距離にある前線基地、フォロル砦。
ディアドラ : よォロード、茶でも飲むかい?
パテット : ロードて誰だ…ああ、シェラね。
GM : 本来リドラウム卿に仕えるディアドラですが、今は護衛の必要も薄いということでノエルと共にみなさんに同行しています。
シェラルデナ : 頂くとするかな!
ディアドラ : (とぽとぽ)
ディアドラ : ずいぶんこの砦も賑やかになってきたな。
シェラルデナ : 歓迎会の準備で盛り上がってもなー
ディアドラ : 方々から冒険者が集まってきてるようだぜ。
サンディ : (装填して弾抜いて撃鉄の調子を確かめたりしてる)
ジューグ : ふうん……。
パテット : 冒険者と言うか今回は傭兵みたいな扱いだなあ。
パテット : ま、傭兵稼業って冒険者の仕事としては割とありそうだけどね。
シェラルデナ : 少なくとも私とディアドラはここで活躍する理由があるし、皆にとっても良い収入になると思うぞ。
ジューグ : そうだな……
パテット : 〇竜亭シリーズでも主人公的ポジのカールスが傭兵名乗ってたし、そもそもソードワールド2.0のファイターの生まれ表に傭兵があるし(メメタァ
サンディ : この銃、こないだの報酬の殆どをつぎ込んで買ったんだ(キリッ
ケイト : その中でも腕が良さそうなのは、あっちのエルフの女性の一党と、向こうのドワーフの男性の一党かな。
サンディ : 無駄にマモチキかけたな(何
パテット : ふーん、技能はなんだろうね。前衛職が多いなら盾になって貰おう(
GM : 単にモブと済ませるのも寂しいし、全員分名前作るのも……という折衷案(謎
GM : 声を掛けてみますか?
シェラルデナ : もう見分けたのか、流石だな!
シェラルデナ : そうだな! 折角だし交流して、得手不得手とか情報交換しておくのも大事だしな。
GM : どっちから声を掛けてみます?
パテット : ドワーフかな、身長的に(
シェラルデナ : 腕っぷしの良さそう?なドワーフに声かけてみるか。
GM : ドワーフの男性「おう、ワシらになんか用かね?」
パテット : 同業として挨拶しときたかっただけだよー、宜しく。
GM : ドワーフの男性はラゴス・タランパ(ドワーフ/男/85歳)と名乗ります。
シェラルデナ : シェラルデナだ! よろしく!
GM : ラゴス「おう、よろしくな!」
GM : ラゴス「ワシは50年前、ディロフォスの先代との戦にも参戦したんだぞ」
GM : ラゴス「まあ、前座の露払いだったがなぁ、はっはっは」
GM : ラゴス「その後は引退して、長いことポリスフェアの鉱山で働いてたんだが……」
パテット : そっか、長命種ってそういう経歴持ってる場合があるんだ(おい寿命200歳
GM : ラゴス「今度の騒ぎで居ても立ってもいられなくなってな。久々に山を下りてきたんだ」
シェラルデナ : すごいな!
パテット : いやー僕なんか大陸跨いだ漂流を二回やらかしたくらいしか重大イベントが無くて(大概酷い
GM : ラゴス「そいつぁすげえな」
サンディ : 隠居が長すぎて感覚鈍ってんじゃないのぉ?(コラ
GM : ラゴス「はっはっは、まだ若いのには負けんぞ」
GM : 技能はファイターLv7 プリースト(イーヴ)Lv6 レンジャーLv5 エンハンサーLv3
パテット : ガチの神官戦士だね、防護点関係なく壁になれるやつだ。
シェラルデナ : 私も見習って訓練しておくかな!
パテット : ていうかプリースト自体それだけで前衛に慣れる素質あるけどね。
パテット : 前衛コンジャラーより前衛プリーストの方が余程現実的なビルドだと思うな、鎧の装備制限無いし、フォースなんて攻撃魔法もあるし。
サンディ : それじゃあっちは?
パテット : おおっと、つい技能について中の人の考察が漏れてしまった(
パテット : エルフの方か、あっちは魔法戦士かなあ(超適当
GM : では、もう一方のエルフのPTへ。
GM : エルフの女性はプレシア・ドリコデイル(エルフ/女/29歳)と名乗ります。
パテット : エルフなのに僕より年下なのか(サンディを華麗にスルー
サンディ : おぉおぉ若いねェ(41歳
プレシア : わたくし、ドリコデイル伯爵家の次女でございますの。
プレシア : この度の戦いが名を挙げる好機と思い、馳せ参じましたのよ。
GM : 技能はフェンサーLv7 ソーサラーLv6 スカウトLv6 エンハンサーLv3。
シェラルデナ : 私はシェラルデナだ! よろしくな!
GM : パテットの予想が当たりました。マルチアクションを使う魔法戦士ですね。
パテット : まあエルフって魔法戦士の適正高いからねえw魔法から探索から何でもできる万能軽戦士だね。
プレシア : あら、貴女が……噂はかねがねうかがっております。
なお速攻でサンディPLがプレシアの元ネタを看破。まァアイコンも似せて描いてますしね……
シェラルデナ : お互い頑張ろうな!
プレシア : よろしくお願いいたします、ロード。
サンディ : それにしても今度正面に来るのはなんだろうねぇ。
サンディ : オーガのがまた来るとは思えないし。
パテット : ひょっとしたら魔神とかが来るかもねー
ジューグ : えーと、ここまで戦ってきたのはボルグにオーガにタンノズだったか。
ジューグ : ディアボロの部下だから、ドレイクとかバジリスクはあんまり居なさそうだな。
GM : 2.0公式で
GM : 兵「何か来るぞ!」
シェラルデナ : 彼らにとっては、強さこそが全てだしな。
パテット : 享楽的なバジリスクと蛮族基準的に真面目なドレイクは肌が合わないとよく言われてるけど…おや、仕事かな?
サンディ : なんだなんだぁ。
パテット : ディアボロの性格設定はよくわからないなあ…で、何が来たって?
ケイト : ん……南東から接近してくる者がいるな(ファミリア使用)
GM : ディアボロは戦争屋、みたいですね。位が軍隊の階級ですし。
ケイト : 先頭に、緑色のタヌキに乗っている男がいる。
パテット : じゃあどっちかと言うとドレイクやフォモールに近いのかな(
サンディ : (城壁で依託射撃の姿勢)
ケイト : それを蛮族が追撃しているようだ。
パテット : ありゃ、助けたほうがいいかな。
パテット : ここから50m以内なら終律が届くけど多分無理だな(
GM : 助けに向かいますか?
シェラルデナ : じっとしてても始まらないしな
パテット : もちろん、先制できるならしたほうがいいしね。
ジューグ : (コロコロ)残念、弱点は抜けなかった。『ボルグの騎兵隊』Lv7が5ユニット。
サンディ : あんまり騎兵の前に生身で出るのはおすすめしないんだけどね。
パテット : 騎獣に蹴られるからねえw
GM : では、二人とも先制成功ですね。
GM : 距離は15mから。
シェラルデナ : 確かに、歩兵や騎士は騎馬には弱いからな。
パテット : まあそれは歩兵が飛び道具持ってない前提だけどね…僕は違うよw
GM : ラクシアだとなぜか騎獣が弱い(メタ)※ゲームバランスの都合
例によって後衛三人組の無慈悲な爆撃がボルグ騎兵隊を襲います。
普通のLv7よりHPを盛ってるのに案の定!
ケイト : 少し残ったな……
シェラルデナ : あとは任せろ!薙ぎ払いⅡになったからな! ダメージ減衰なしで薙ぎ払えるぞ!
シェラルデナ : キャッツ、マッスル入れて、薙ぎ払う!
パテット : おお、おまけに攻撃対象も増えるんだっけ?w
シェラルデナ : 5体全部だ!!!!(コロコロ)
シェラルデナ : ちょっと残ったか。
パテット : ま、殆ど終わったようなもんだね。
GM : A,B,Cは壊滅。D,Eが2点のみ残った。
ジューグがかばいながらDを倒し、1回裏でEの攻撃で5点食らって(完)
パテット : あ、略したw
サンディ : よしおわーり。
サンディ : 逃亡者はどこだー
GM : 若者「こ、ここに……」
ジューグ : 2d6+9 魔物知識 (2D6+9) > 2[1,1]+9 > 11 ←1ゾロ
ジューグ : 2d6+9 魔物知識 (2D6+9) > 2[1,1]+9 > 11 ←これはひどい。
ジューグ : ……えー
ジューグ : そいつもタヌキもわからなかった……
シェラルデナ : ジューグ……(ぽんぽん)
ケイト : 2d6+10 魔物知識 (2D6+10) > 10[6,4]+10 > 20
ケイト : 2d6+10 魔物知識 (2D6+10) > 8[5,3]+10 > 18
ケイト : 緑のタヌキはエメラルドラクーンだな。
GM : プーカのポジションを奪ったモフモフ枠です。
GM : タヌキ「がうがう(ぼくはエメラルドラクーンのプロキオだよ)」
GM : リカント語を話すので会話可能。
GM : 本来、ラクーンはアライグマのことですが、ラクーンドッグがタヌキを指し、単にラクーンでタヌキとする事もあるようです。
GM : タヌキが元々欧米圏に生息していない東アジアの生き物だから起こる現象ですな。現在ではロシアに移入されたタヌキが野生化して欧州に分布を広げているようです。
サンディ : うーんクリムゾンフォックスとかいるんだろうか(←〇-マードコアネタとのこと)
GM : 余談ですが、いずれルビーフォックスが実装されると信じているのはGMだけではないでしょう(キリッ)
GM : 若者「自分は……バジリスクウィークリングのアレクシスティラン(通称レックス)であります」
GM : 片目に眼帯をしています。
GM : ウィークリングは蛮族の中に時々生まれる虚弱種であり、『親種族よりも弱い』『人間に外見が近い』という特徴を持っています。
パテット : あ、中二病キャラじゃなかったのか(スゴクシツレイ
GM : それゆえ、蛮族の中では迫害される事が多く、人族社会に逃げ込んで来る者も多いのです。
シェラルデナ : 一先ず、砦で話を聞こうか。なんで追いかけられていたんだ? 斥候か?
GM : なお、バジリスクウィークリングは概ね人間に似ていますが、「片目が大きい」という相違点があります。
サンディ : 片目が大きいといっても左右非対称に大きいんじゃなくて、黒目が大きくて爬虫類系な瞳孔をしているのが正解っぽいねぇ。
2021年6月18日発売予定のアウトロープロファイルブック追加種族の身長比較イラスト(※ツイッターで先行公開)を見ると分かりますね。
GM : レックス「“鉄騎”フリーシア・サストレーの使者として参上いたしました」
ジューグ : ……なに?
シェラルデナ : じゃああの騎兵は?
パテット : え、追いかけられてたってお芝居かなんか?
GM : レックス「フリーシアは“剛騎”バイソン・ガーノタウの讒言によって謀反の嫌疑をかけられ、ただいまレンツブル砦に配下と共に籠城しております」
サンディ : 仲間割れェ?
パテット : ああ、そっちのほうでも揉めてるのか。
シェラルデナ : らしいな。讒言とはいえ、片方の主張しか聞かないのも不公平だとは思うんだけど、それでそれで?
GM : レックス「奴隷たる人族に魔動機術の教練を行ったためでございます」
GM : 蛮族社会においては強者=正義なので、人族であっても蛮族社会に従う強者であれば栄達の道も開けます。
GM : しかし、『人族は蹂躙し支配すべき対象であり、人族を強くするのは反乱予備軍を作るようなもの』、というのもまた主流の考えではあります。
ジューグ : ……どうする?
ジューグ : シェラ、砦に入れるか?
サンディ : 困っちゃうねぇ。
シェラルデナ : 使者というからには書状や身分を示すもの、交渉の代理権ぐらいはあるんだろう?
GM : レックス「はい」
シェラルデナ : 中に入れるなら、一先ず身体検査と武装解除だな。自爆されるのも困るしさ。
シェラルデナ : あと、解釈としてはレンツブル砦に救援しに来てほしいって聞こえるんだけどさ。
ジューグ : 最低、エインフォートに話を持っていく事になるな。
ジューグ : じゃ、とりあえず武器は預かるぜ。
ジューグ : パテット、手伝ってくれ。
シェラルデナ : そんな奥にまで進軍してリスク犯してまで敵軍に助けてくれって言ってるからには、相応の対価はあるんだろうな?
パテット : はいよー…重い物は持ってな(
シェラルデナ : 無いなら無いでもいいぞ!
GM : レックス「はい」
ジューグ : 武器防具は預かった。ま、眼までえぐり出せってのは酷だろ。
シェラルデナ : 流石にそれはな。
ジューグ : バジリスクウィークリングの片目は、邪眼として機能するからな。
シェラルデナ : ま、あとは取り次ぐしかないか。
GM : 砦内に入ると、ラゴスやプレシアが出迎えます。
GM : ラゴス「見てたぞ。やるじゃねえか」
プレシア : お見事でしたわ。それで、そちらが追われていた……?
シェラルデナ : ああ、“鉄騎”フリーシア・サストレーの使者レックスだそうだ。
プレシア : “鉄騎”……?それはまさか……
パテット : まあ敵がダンゴになってると楽()…うん敵側だね、
GM : (審議中)
シェラルデナ : どうも、軍制における方針の違いで内戦を起こしてるらしい。
GM : というとこで次回ですね。
シェラルデナ : お疲れ!
サンディ : 重鉄騎とかいそう(謎
GM : 「〇騎」にしちゃったこと、ちょっと後悔してます。
GM : 「〇〇騎」ならもうちょっとわかりやすい二つ名にできたのに……
===再開===
GM : さて。
GM : ボルグ騎兵隊に追われていたのは、鉄騎の使者でした。
サンディ : まーた面倒なことが・・・
パテット : まあ今回は冒険者が独自に動く事無いしね。♪サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ(古
パテット : 何かあれば偉い人に丸投げする方向で(ぇ
パテット : (パーティ内にも偉い人がいる事からそっと目を逸らすパテットであった)
GM : プロキオ「がうがう」
GM : で、とりあえず砦の中に迎え入れたのでしたね。
パテット : まあこういうのは僕等が決める事じゃないしねえ。
パテット : 僕等が組織から離れて好き勝手に動いてるのならいつものようにやるけど。
パテット : グラスランナーだってこの程度の分別はあるのさ(どやあ
GM : 分、別……?
パテット : なぜそこで悩む(
GM : それで?
サンディ : 言い分は一通り聞いたっけか
GM : 〇鉄騎フリーシア・サストレーの使者である。
GM : 〇“剛騎”バイソン・ガーノタウの讒言によって謀反の嫌疑をかけられ、レンツブル砦に配下と共に籠城している。
GM : 〇理由は奴隷たる人族に魔動機術の教練を行ったため。
GM : えーと、ここまでは話したので。
パテット : つまり、援軍を求めてると言うことかな。そしてそれは一介の冒険者である僕等が決める事じゃないわけで…
GM : レックス「レンツブル砦に居る者の寝返りをお認めいただきたく」
パテット : 僕等に偉い人が意見を求めてるのなら考えるけどね(ちらーり
サンディ : 亡命希望ってことね。
プレシア : ……。
サンディ : 何かな~プレシアちゃん、何か言いたそうな顔してるけど。
GM : レックス「レンツブル砦には200の兵と300の奴隷が籠城しております。この300の奴隷を解放し、またフリーシアの保有する魔動機を進上する所存にて」
プレシア : わたくしの知人にもウィークリングやラミアの冒険者はいますけれども……
パテット : ところでシェラは十分偉い人の範疇に入るわけだけど、なんか意見ある?(ぶん(投げた音
GM : ラゴス「シトラスで都合が悪くなったから、人族側に寝返るってのはなァ」
パテット : あ、ラミアってこの大陸にもいるんだ(
GM : 先日、オーガ狩りに巻き込まれて一悶着あったって後日談したじゃないですか。
パテット : そいやそうだったね。
サンディ : ま、都合が良すぎるってのはわかるけどねー
サンディ : それでも敵の一角が勝手に崩れたと見れば悪くはない。
サンディ : もちろん”事実なら”という前提だけど。
パテット : ま、少なくともこの状況は僕等側には都合が良いんじゃないかなー
パテット : 大勢亡命したいから受け入れてくれーからの国境超えた途端に侵攻開始ってどこの北条早雲ですかと言えばそうだね。じゃ僕等が行って確かめて、本当なら連れてくるとかどう?
シェラルデナ : ふむふむ、なるほどな。
シェラルデナ : うーん……でもやれなくはないと思う。
シェラルデナ : 寝返りとは言うけど、人族に降る事は良しとしないのか?
GM : レックス「と、おっしゃいますと?」
パテット : 人族側につくって事は、その後の戦いで最前線に立たされる可能性が高いよねえ…そのへん大丈夫?
GM : レックス「其は当然でありましょう。寝返り者が生き延びるためには当然の務めかと」
シェラルデナ : 私は救助する自信がある。その後の展望を見据えているのか、と聞きたいんだ。
GM : レックス「フリーシアとしては、時の勢いは人族側にあると見ていました」
サンディ : すでに2騎倒されてるからかな?
GM : いやァ……創作世界では、「敵幹部全員<(越えられない壁)<敵ボス」だったりするわけで。古くは〇リーザ様やバー〇様、最近だと〇惨様とか。
GM : 現実世界だと、どれだけ強い格闘家や軍人でも数の暴力で殺せますけどねえ。
シェラルデナ : 救助の決定が成された暁には、ディロフォス領の地理や戦略拠点等の情報をもらえるってことでいいか?
シェラルデナ : できることなら、今教えてもらえれば戦略組みやすいんだけどな。
GM : レックス「……それではまず一つ」
GM : レックス「シトラス七騎について」
GM : 誰も聞かないんだよなァ……
パテット : いやぶっちゃけマジで興味無かった(ぉ
ジューグ : お前な……
GM : レックス「シトラス七騎とは魔将ディロフォスに仕える七騎の猛者のことにございます」
GM : レックス「ボルグの“獣騎”シーロフとタンノズの“海騎”ワルケリは既に人族に討たれました」
サンディ : はい殺しました。
GM : レックスは目を大きく見開いています。
シェラルデナ : ふふん。嘘じゃないぞ!
シェラルデナ : 続けてくれ!
GM : レックス「しょ、承知」
GM : レックス「まず、我が上官“鉄騎”フリーシア・サストレー。魔動機術を得意としておりますミノタウロスウィークリングです」
サンディ : あとオーガがなんかしようとしてたね、阻止したけど。
GM : レックス「“剛騎”バイソン・ガーノタウ。剛力を誇るミノタウロスです」
GM : レックス「“操騎”アベリ・バハリ。操霊魔法に長けるオーガです」
GM : レックス「“祭騎”フォボスク。ダルクレムの司祭を務めるダークトロールです」
シェラルデナ : ふむふむ。
GM : レックス「最後に、“天騎”ディロン・シェザール・グアンロン。ドロメオ男爵領を治める別格の存在です」
シェラルデナ : ディロフォスの配下なのに別格なのか?
サンディ : ⊃天⊂ メイオー(違
パテット : ディロフォスが更に別格だったりして
GM : レックス「頭一つ抜けた存在、と申しましょうか」
GM : そらボスですもん。
GM : 蛮族社会ではつおい奴ほど偉い。これ真実です。
GM : ※めんどくさがって二番手以下を演じているケース除く
サンディ : 誰もメイオーにツッコまないのは知らないからか(
GM : 〇オライマーはよく知らないので……
パテット : 〇オガイガーもだれもわかんなかったらどうしようと思ってたけど杞憂だった(
GM : レックス「……もう一つ」
シェラルデナ : ん? なんだなんだ?
GM : レックス「レンツブル砦は、鉄道の駅でもあるのです。鉄道の遺構は北西方向に延び、途中からトンネルを通じて人族領に達しています」
サンディ : あ、直通ルート・・・
パテット : おお、この大陸にも魔動列車があったのか。
ジューグ : シェルシアス公国の公都ユーゲニアから、西の商都アガタまでは鉄道が走ってるんだぜ。
シェラルデナ : それってさ。こちら側からも使えないのか?
ジューグ : ユーゲニアから、エインフォートまでは復興が進んでないけどな。
パテット : ユーゲニア行った事無いからなあ…そいやこの大陸に流れてからはエインフォートから殆ど動いてないや。
GM : レックス「出口側の遺跡の調査は進んでおりませんので、なんとも」
パテット : それを調べるのはまた後で話が来そうだねw
GM : レックス「レンツブル砦内には車両はあるのですが、修復が必要な状態です」
サンディ : 公国はこのあたりの調査とかやってるの?
GM : レックス「もう一つの脱出手段としては、レンツブル砦は海に面していますので、船で救援していただく、というのも考えられます」
ケイト : この辺りはシトラス領が近いからな。
シェラルデナ : あとレンツブル砦に至るまで、野戦築城が行われている箇所はあるのか?
GM : レックス「山側は築城されています。その他は陣を敷いている様子ですね」
シェラルデナ : レンツブル砦の戦略的意義はよく分かった。
GM : レックス「我々は、砦内の古井戸から抜け穴を通ってきたのです」
パテット : 真田〇ですか(伏字になってねえ
GM : レックス「線路についてはシトラス軍が利用する腹積もりでしたので、今のところ破壊はされていません」
パテット : シベリア鉄道ですか(
GM : プロキオ(頑張った顔)
GM : つーか、昔の鉄道は戦略兵器ですよ。
GM : 敵に使われないようにわざわざ自国の鉄道のレールの幅を変えたって話もあるくらい。
シェラルデナ : とはいえ、野戦築城は攻略する必要が無いからな。こちらから攻撃する理由がなければ、ただの点だ。
パテット : 僕等が少人数で潜入するなら砦なんか迂回すればいいだけだしね。軍隊となるとどうか知らんけど。
シェラルデナ : 突入部隊としての一端を担うことはできるけど、大体は軍の仕事だな。
シェラルデナ : エインフォートは東進の準備はしてたっけ?
サンディ : まだ用意してなかったような?
ジューグ : 公都ユーゲニアに援軍要請中だったな。
パテット : じゃあますます斥候が調べとく必要あるねえ。
ジューグ : 今は周囲の村々の住民を収容して、兵を集約してるとこだ。
シェラルデナ : うーん、そっかそっか。
シェラルデナ : できることなら、シトラス湾方面にまで制圧をかけるべきなんだが。
シェラルデナ : 剛騎のバイソン・ガーノタウを討つことがもっともシンプルになるかもな。
サンディ : まあ全てが上手く行けば7騎のうち4騎が無力化、ということにもっていけるね。
パテット : そうだね、シェルシアス側の準備が不足してる。反攻作戦はまだ先なんだから暗殺めいた真似しかできないよ。
シェラルデナ : 結局のところ、これ以上は戦略と政略が入ってくると思う。
シェラルデナ : エインフォート侯爵と話すしかないな。
ジューグ : だな。
パテット : ね、偉い人に投げるのが一番楽でしょ(ぉ
GM : エインフォートへは徒歩5時間、馬で2.5時間というところ。
シェラルデナ : 早馬を出してもらうか?
サンディ : 急を要する。
GM : 事情が事情ですし、出してもらえるでしょう。
パテット : 馬車で半分だから早馬ならすぐでしょ。
GM : 普通の馬は徒歩の2倍速なんですよ。
パテット : そうか、駅馬車制度なんか無いんだ(
GM : 馬車は、あまり荷物積んでないなら馬と同程度かな。遅ければ徒歩レベル。
パテット : じゃあ普通の荷駄なんか徒歩と一緒と考えた方がいいねえ。
パテット : もっともグラスランナーの徒歩は(まて
ジューグ : 団体行動だからなァ。
GM : まあ、パテットが一人だけ先行して、動物やら幻獣やらはぐれ蛮族とソロ戦闘したいなら止めはしませんが!
サンディ : つべこべ言わずに場面移動だ~
(つづく)
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