その2 ふたつの残党
<ここまでのあらすじ>
祖国再興に向けて歩みだしたシェラは、仲間と共にベルミア衆が潜んでいた海中都市ジュノーに向かった。
ジュノーを占拠していたシトラス軍の留守居部隊を撃破すると、シトラス軍の船に密航してきたピアナに出会った。
<簡易キャラ紹介>
パテット(PC):流浪の
サンディ(PC):ガンマンに憧れる
シェラルデナ(PC):祖国ハーグストン王国再興を夢見る姫剣士。旧臣と祖国再興に向け動き出した。
ジューグ(PC/GM兼務):キルヒアの神官戦士のリカント。重度のシスコンだが、最近はシェラが気になる様子。
ケイト(支援NPC):キルヒア神官にして
ノエル・ディクソン:ハーグストン王国最後の騎士を名乗る少女でベルミア衆の一人。シェラに忠誠を誓う。
ピアナ:レプラカーンの女性。シトラス軍の船に密航してきた。
GM : さて。
ジューグ : つか、俺たち
パテット : 歌うだけで視認した3体に魔法ダメージが来るなんて絵にするのも難しい現象を体現してるから今更謎の魔動機なんぞでは(
シェラルデナ : とりあえず目の前のものを受け入れろ!
パテット : 商業地区へ行くんだったね。
GM : と、その前に。
GM : ノエル父のウィリアムが来ます。
サンディ : 海底都市なんて代物、どこかでダメージとかチェックしてる管理室ぐらいありそうだけどどこだろうねぇ。
GM : ウィリアム「姫様、船は我々の部隊で抑えておりますので、御安心を」
パテット : そいやそだねー…海中の建物なんてメンテサボったら数年で水没しそうだもんね。
サンディ : 驚異の魔動機文明の遺産とはいえ……
ジューグ : パラスのほうは完全に沈んじまってるって聞いたな。そういや。
シェラルデナ : 確かそうだったなー
パテット : つまり、ここは設備がまだ生きているって事かな。
パテット : ……探索のし甲斐があるねえ。
GM : 商業地区に足を踏み入れました。
GM : 天井があるので超高層ビルはありませんが、それでも5階、6階ぐらいのビルが林立しています。
サンディ : 漂着者はどこまで捜索できてたんだろうか。
パテット : 限られた空間なら独立の建物を並べるのは非効率な気がするけど、まあそこは雰囲気だろうねえ。
ノエル : この辺りはあまり……価値も判断できなかったもので。
パテット : じゃとりあえず探索するかー
パテット : 2d6+7+(19/6)+1 探索判定 (2D6+7+(19/6)+1) > 6[4,2]+7+(19/6)+1 > 17
GM : 付いてきた冒険者sもワクワクしています。
パテット : ていうかモブ共もなんかしろや(
サンディ : 2d6+7+4 探索 (2D6+7+4) > 8[5,3]+7+4 > 19
シェラルデナ : よし、調べるか!
シェラルデナ : 2d6 (2D6) > 7[4,3] > 7
GM : では、パテットは2d6してください。
パテット : 2d6 (2D6) > 6[4,2] > 6
パテット : 眼鏡かけてかっこつけときながら出目がさっきから微妙。
GM : では、商店らしい施設から7000G相当の魔動機を発見しました。
パテット : ヒャッハー、魔動機だぁ!(
パテット : ←罪悪感ゼロ
パテット : 手癖の悪さはグラスランナーの業!
ピアナ : おかねですか?おかねですね!
パテット : あとスカウトって基本的に盗賊の技能だって事をだね(誰にともなく延々言い訳)
GM : 一方、サンディは「中央リフト」と書かれた門を発見します。
サンディ : 中央リフト…
サンディ : 中央は上じゃあないね。
シェラルデナ : じゃあ、そっちいくか!
GM : 開けられるかはマギテック+知力Bで。
サンディ : 2d6+10 マギテック (2D6+10) > 4[3,1]+10 > 14
サンディ : ううん…
GM : ちょっと足りなかった。
パテット : 普通に解除判定であけられないかな?
パテット : 2d6+7+(24/6) 解除判定 (2D6+7+(24/6)) > 8[5,3]+7+(24/6) > 19
サンディ : もーいっかい!もーいっかい!
パテット : 因みにこれ10分かかる(
GM : 解除判定は、物理的な鍵ですからな……
サンディ : ワンモア!わんもあぷりーず!
GM : どうぞ。
サンディ : 2d6+10 マギテック (2D6+10) > 12[6,6]+10 > 22
パテット : 極端だな。
GM : では、扉が開きました。ここも、先ほどの昇降機のようになっています。
GM : 操作をすれば、下の階層に降りられそうですね。
パテット : どうする?先にこの階層を全部見てから降りようか?
サンディ : ま~、中枢だろうし絶対なにかあるよね。
ジューグ : シェラ、どうするよ?
シェラルデナ : 行くに決まってるだろ!
シェラルデナ : 行けるところは全部だ!
パテット : いや行く順番を聞いてるんだけど。
サンディ : 判断が早い(天狗面)
シェラルデナ : あー、うーん、そうだな。
シェラルデナ : とりあえず、上いくか?
パテット : GMが中の人なら行く順番でイベントに変化つけるしね(ぇ
ジューグ : ここが上層だぜ。
パテット : 中の人に無限の時間があればだけど(まて
ジューグ : 上層は、あと住宅地区と文教地区が残ってる。
サンディ : 商業の探索が終わったら住宅地区よね。
パテット : じゃ先に住宅地区と文教地区まわるかなー
シェラルデナ : 住宅地区にいこう!
GM : 18:00 住宅地区です。
ノエル : ここが、我々の住んでいた地区です。
パテット : もう夕方なのか…ここをキャンプ地とする?(
GM : 蛮族によって荒らされた形跡はあるものの、多少掃除すれば快適に過ごせそうな集落です。
シェラルデナ : なるほどなー
サンディ : まずは探索よ探索。
GM : 探索行きましょうか。
サンディ : 2d6+7+4 探索 (2D6+7+4) > 12[6,6]+7+4 > 23
サンディ : ほっほー!
GM : 2d6どうぞ。
サンディ : 自動成功の表情が出せないのでしかたなし(
サンディ : 2d6 (2D6) > 7[2,5] > 7
GM : 魔動機等、使えそうな物資が5000G相当見つかりました。
シェラルデナ : 2d6 (2D6) > 6[1,5] > 6
パテット : ラベルのつけ方じゃないかなー…あ、探索ね。
パテット : 2d6+7+(19/6)+1 探索判定 (2D6+7+(19/6)+1) > 7[1,6]+7+(19/6)+1 > 18
GM : 特に追加発見はないです(何
サンディ : さーてとりあえずここをキャンプにする?
パテット : 窓は閉めといてね(何
ピアナ : (ぐゥゥゥゥ
ピアナ : ひゃああ!?
シェラルデナ : お腹空いちゃったか。
シェラルデナ : よし、ノエル! ご飯つくるか!!!
パテット : 僕等船で来たわけだし、保存食以外に何か持ってきてたら良かったんだけどねえ(ちら
サンディ : おらーコバンザメども設営しろ~
パテット : ああ、こういう時のモブか(
GM : そりゃま、エインフォートからも支援物資もらってますよ。
GM : 冒険者s(作業中)
パテット : 大体のものはオリーブオイルで煮たらおいしくなる(アヒージョ信者
GM : 肉も野菜もたっぷり入った鍋ですよ。
パテット : 締めにパスタも入れよう(イタ飯に拘るパテット
シェラルデナ : (じゅるり)
サンディ : (もりもり
シェラルデナ : サンディ、よく食べるんだなー
パテット : さてニンニクとか入れちゃったわけだけど明日の口臭がちょっと心配(
サンディ : エルフが少食とか草食とかそーいうのは偏見よ偏見。
ジューグ : (もぐもぐ
シェラルデナ : (もりもり)
パテット : …よし、皆口臭を全く気にしてないのはわかった(
シェラルデナ : ん? 一応は気をつけてるんだぞ! 一応は!
パテット : 因みにニンニクの口臭は胃から上がってくるので歯を磨いても意味無いよ(豆
サンディ : 牛乳飲むよ(
シェラルデナ : パテットは詳しいな!
パテット : レンジャーだしね(関係ねえ
ジューグ : ほーん。
GM : 冒険者たちが交替で見張りをする中、ゆっくり休みましょう。
パテット : モブたちが割と役に立ってる
GM : 6月16日朝6:00。
パテット : さて文教地区だね。
ジューグ : んじゃ、文教地区か。
GM : 住宅地区から文教地区へ入ります。
GM : 学校や博物館、図書館といった施設が点在していますね。
パテット : あと市民ホールとかもありそうw
パテット : さて探索するかー
シェラルデナ : 文明的だな!
パテット : 2d6+7+(19/6)+1 探索判定 (2D6+7+(19/6)+1) > 9[6,3]+7+(19/6)+1 > 20
シェラルデナ : 2d6 (2D6) > 9[6,3] > 9
GM : パテットは博物館を発見しました。
サンディ : 2d6+7+4 探索 (2D6+7+4) > 10[5,5]+7+4 > 21
サンディ : 出目がはしるぅ
GM : どうやら、海中都市ジュノーを紹介する博物館のようです。
GM : 『この海中都市ジュノーは、海底資源採掘のために設置されました』
パテット : 歴史博物館というか民俗資料館というか(
GM : 『ジュノーは三層に分かれた円筒形構造物です』
GM : 『中層部には海中船用の港湾地区が、下層部には海底資源の採掘施設が存在します』
パテット : 商業地区の下は公園地区かー
GM : なお、海底資源は魔晶石や希少鉱物のようです。
サンディ : まだ採れるならお金になるぞぉ
シェラルデナ : ふんふん
シェラルデナ : 当時でさえ希少なのだから、今ではもっと希少だろうな!
パテット : いやー今では加工技術が失われたとかあるかもよ。
パテット : 今のラクシアでマンガン団塊とか出て来ても誰も使いこなせないでしょ(
シェラルデナ : そういうのは学者に任せる!!
GM : 『このジュノーは最新の環境基準に基づき、ラクシアに優しいマナ蓄積装置を採用しています』
サンディ : 46%?(何
GM : 一方、サンディは、図書館を見つけました。
GM : 豊富な書籍資料が収蔵されていそうです。
パテット : 図書館じゃなくて良かった…魔動機文明語話せるけど読めないし(
サンディ : ほほー。
ジューグ : 俺の出番かな。
ジューグ : 2d6+9 セージ知識 (2D6+9) > 10[4,6]+9 > 19
GM : 小説とか技術書とか、1万5000G相当を収集しました。
パテット : これモブたちは稼げてるのかねえ。
GM : いろいろ拾ってると思いますよ。それ相応の。
パテット : さて、これで大体この階層は略奪しつくしたね(言葉が悪い
シェラルデナ : あはは……それ相応か。
ジューグ : じゃ、いよいよ中層に降りてみるか。
サンディ : よーしいこう。
シェラルデナ : いくぞ!
パテット : 公園地区か…整備できてないと危ない予感が…
シェラルデナ : どうだろうな? そんな危ないことになるものか?
GM : 昇降機の扉が開きます……
GM : 9:00 公園地区。
GM : すると
GM : 目の前には、バリゲードが築かれていました。
パテット : わー、早速危ない予感。
サンディ : バリケード…はて、これの年代はいかほどか。
パテット : 構造解析ならセージの仕事なのでパスー
GM : バリケードに近づこうとすると、
GM : ???「止まれ!」
GM : と交易共通語。
パテット : あれ、じゃ今の声は遺跡の設備じゃないね。
シェラルデナ : ん、従っておくか。
サンディ : おたくら何だ、こちとらシェルシアス公国のエインフォートからきた調査隊だぞ
シェラルデナ : 我々はエインフォートから来た冒険者だ! そちらは!
GM : 「えいんふぉーと……?」
パテット : ここで入手したアイテムとかは見せない方が良いよねw
GM : 「あー……ケルディオンの人族か?」
パテット : ケルディオンの方から来ました(ぇ
シェラルデナ : そちらも名乗ってくれないかー?
GM : 「アラウドネフから来た」
GM : ウィリアム「アラウドネフ……まさかベルミアの?」
GM : 「……そうだ。ベルミア州のアラウドネフ領だ」
シェラルデナ : 私は、シェラルデナ・ベルミア=ハーグストンだ! 海戦の生き残りか!?
GM : 「……ハーグストン!?」
GM : (ざわざわざわ)
ジューグ : なんかやたらと動揺してやがるな。
シェラルデナ : んー、そうみたいだな
GM : 「おい、誰と話してんだ?」「あ、警備長」
GM : 「ひょっとして、蛮族連中は一掃してくれたのか?」と女性の声。
シェラルデナ : そうだな。追加で来ていた蛮族も上層はやっつけてあるぞ
GM : ???「ああ、そりゃ助かった。それで……アタシはディアドラ。アラウドネフ伯爵を任じられたノプシャ家に仕えてる。厳密には『元』になるけどな」
シェラルデナ : 無事で何よりだ!
GM : バリケードから顔を覗かせたのは、金髪のルーンフォークの女性です。
ノエル : ……シェラルデナ様。
ノエル : ノプシャ家とは、デナーレに属する家です。
GM : (つづく)
シェラルデナ : ここでデナーレか!
GM : デナーレ王国というのは、ハーグストン王国を滅ぼした仇敵ですね。
シェラルデナ : まあ、蛮族の奴らにボコボコにされてました!よりはいいだろうな。
パテット : 蛮族のやつらをボコボコにしました、だったら冒険者いらねえとなるし(
===再開===
GM : 中層部公園地区で遭遇したのはデナーレの者たちらしくて……?
シェラルデナ : とりあえず、情報交換しないと何とも言えないな。
パテット : えーと、とりあえず呪歌演奏しとこうか?(まて
GM : デナーレ王国は公式小説「蛮王の烙印」のヒロイン、ヘドウィカ姫の出身国です。
GM : まあ、デナーレ王家には少々複雑な政治的事情があって、ヘドウィカ姫は事実上国を追われた形になりますが。
GM : 本卓においては、デナーレ王国はその後も勢力を拡大し、現在はランドール地方南東部の覇権国家となっています。
GM : シェラたちハーグストン王国残党にとっては、デナーレ王国こそが7年前に祖国を滅ぼした仇敵なのです。
サンディ : なんでこんなところに居るか知らないが、ここはケルディオンだ。戦いならアルフレイムでやれと言いたいね。
シェラルデナ : 分かってるよ、サンディ。その通りだ。
ディアドラ : お前ら、とりあえずこのバリケードをどけな。
GM : 兵士s「は、はあ」
GM : バリゲードの向こうには噴水があり、その回りにベンチが並んでいます。
ディアドラ : ちょいと複雑な話になるが、とりあえず聞いてくれよ。
GM : ディアドラはベンチの一つに腰を下ろしました。
シェラルデナ : 聞こうか。
ディアドラ : 事の始まりは、10年前。アタシがちょうど旧ノプシャ家のジェネレーターから出てきた直後だ。
ディアドラ : リュリアスっていう小さな都市国家がデナーレ王国に滅ぼされた。
ディアドラ : そこでテオドラ・リュリアスっていう亡国のお姫様は考えたのさ。リュリアスの血を後世に残す効果的な方法をな。
ジューグ : ……?
ノエル : ……。
ディアドラ : 8年前、彼女の努力は、一応報われた。今のアタシたちの主君、リドラウム卿さ。
ディアドラ : デナーレ王にしても、歳を取ってから生まれた子は可愛かったんだろう。旧ハーグストン領を一部分割して、ハーグストン王の名跡を継がせようとすら考えたって噂だ。
ディアドラ : 当然、兄貴たちにとっちゃ面白くない。旧ハーグストン領を任されている第二王子ミロシェにとっては特にな。
ディアドラ : 結局、リドラウム卿は内紛で断絶していたノプシャ家の名跡を継いで、旧ハーグストン領ベルミア州のアラウドネフ領に伯爵として封じられた。
ディアドラ : ミロシェにとっちゃ、最悪の事態は防げたものの、忌々しい弟が身近にいるわけさ。
ディアドラ : まぁ考えられる限りの嫌がらせをしてくれたぜ。領民の逃散が相次いで、3000人いたのが500人に減るくらいにな。
ディアドラ : それに、奴が流したのかどうかは知らないが、やばい噂が流れ始めていた。
シェラルデナ : ……
ディアドラ : リドラウム卿の本当の父親はデナーレ王じゃない、ってね。
ディアドラ : そしてつい一月ほどまえ、アラウドネフ領の遺跡からテレポーターが見つかった。通じていたのがここさ。
ディアドラ : それで、これ幸いとばかりに逃げ出してきたんだ。テレポーターは双方が生きてないと動かないからね。
ディアドラ : 上層に蛮族が住み着いてたのには参ったがね……
シェラルデナ : なるほどな。
サンディ : こっちのを壊したな(じとー
ディアドラ : ご明察。
ディアドラ : てなわけで、アタシらとしちゃ手向かう気はないよ。
シェラルデナ : リドラウム卿は今どこに?
ディアドラ : ここの住宅地区さ。
サンディ : 電源切ればいいものを物理的に壊すやつがいるかー!
シェラルデナ : あー、サンディ。それについては検証会を開こう! な!
シェラルデナ : 私も大陸に戻る手段は喉から手が出る程に欲しいしさ。
シェラルデナ : それで、ディアドラといったっけ。
ディアドラ : ああ。
シェラルデナ : 少なくとも、私たちは冒険者だ。
シェラルデナ : 確かに私も立場としては、臣民と共にある身でもあるけどさ……
シェラルデナ : それでも、せめてこの地だけは自由にして安息であって欲しい。
シェラルデナ : できることなら、リドラウム卿とも話がしたい。案内してもらってもいいだろうか?
ディアドラ : いいよ。
GM : 一気に住宅地区まで移動しますか?
シェラルデナ : テレポーターの位置って聞いてたっけ。
シェラルデナ : 2点間の話じゃなくて、このジュノーのマップな意味でさ。
パテット : むー、僕としてもアルフレイム大陸に戻れるものなら戻りたいけどねえ。タビットの先生と合流出来たらテラスティアに戻れる可能性が高まるし。
ディアドラ : 軍事地区の、住宅地区寄りのとこだね。
シェラルデナ : 可能性と手段を見出すのは大事だよな、パテット!
パテット : ただ、僕の願望はそれほど切羽詰まったもんでもないから、あんまり深く考えないでねw
サンディ : 直せるなら直したい(マギテックのサ・ガ
シェラルデナ : 特にこの場所ですることがなければ、先に卿の所に行こうか。
パテット : なんせテラスティアに戻ったら終律が使えなくなるからねえ(まてや
シェラルデナ : この状況だと、この中層部を実効支配しているのはデナーレだしな。
GM : では、住宅地区に移動します。
GM : ここは上の住宅地区よりも高級寄りで、大きな屋敷がいくつもありますね。
GM : 一般領民らしい人々が、道端に出てきて物珍しげに見てきます。
パテット : ところで住宅地区までどっち回りで行ったんだっけ。
GM : 反時計回りですよ。港湾地区経由です。
パテット : 了解ー、つまりそのルートは安全にいけるわけだ
サンディ : 港湾って、潜水する船が魔動機文明時代あったということよね…実物見たこと無いけど(
ディアドラ : そういや姫さん、あとで飯分けてくれねえかな?
ディアドラ : ここに来てから魔動機製の合成食ばかりでさ。
パテット : 僕等も持ってきてるのは保存食ばっかりだねー
パテット : まあ船に戻れば色々あるけどね。
シェラルデナ : 人族としてできることはするが、そこは卿と話そう。
ディアドラ : そいつはいいや。みんな、喜ぶぜ。
パテット : それかモブさん達が持ってきてるのかな(ちらーり
GM : 多少は持ってきてますね。
GM : 住宅街の中でもひときわ大きな屋敷にやって来ました。
ディアドラ : ちょっと待っててくれよな。
パテット : よくやったモブ、じゃあキャンプ飯レベルならそこそこ作れると約束しよう
シェラルデナ : (神妙な顔)
GM : しばらく待つと、ディアドラが戻ってきます。
パテット : (モブ冒険者達とキャンプ飯の段取り会議中
ディアドラ : それじゃ、入ってくれ。
シェラルデナ : ん、分かった……
シェラルデナ : パテット、ほらいくぞ。
パテット : 昨日は鍋だったから同じ奴はやだなあ…誰か金属製の盾持ってる?それで鉄板焼きしよう…あ、代表者来てくれってさ、ちょっと離れる。
ノエル : (油断なく警戒しながらついていく)
GM : 豪華な応接室に通されます。
ジューグ : うわ、なんだこのソファ……
シェラルデナ : ふかふかで、素材も良質なやつだな!
パテット : 体重を効果的に分散するやつだね(?
サンディ : これ持ち込みしたぁ?
シェラルデナ : この住宅地区は高級感があるから、ジュノー内で集めたか備え付けかもな。
ディアドラ : 魔動機文明の遺産だな。
パテット : 魔動機文明は基本的に豊かな時代だったから、こういうのが普通にあったんだねえ。
GM : 8歳くらいの男の子と、20代後半ぐらいに見える女性がやって来ます。
パテット : じゃあ後で調理器具も借りよう。よく考えたらタワーシールドを焚火で炙ったら持ち手が痛む(ぇ
GM : リドラウム(キョロキョロ)
GM : テオドラ「リドラウム」
パテット : ていうかこれひょっとして竈とかも普通にあるのか…キャンプ飯である必要無いかもな(ぶつぶつ
GM : テオドラ「リュリアス王女テオドラ・リュリアスとリドラウム・ノプシャ・リュリアスに」
GM : リドラウム卿は君達を興味津々という感じで見てきます。
パテット : 皆さん名前が似てて紛らわしいですね。
パテット : ←グラスランナーの名前はやけにパ行が多くて紛らわしい事には触れない奴
シェラルデナ : はじめまして。シェラルデナ・ベルミア=ハーグストンと申します。
シェラルデナ : こちらは、同じ冒険者の……
パテット : パテット・パーム・プルシュカだよ。
サンディ : サンディ・フォーキャトル。
GM : ジューグとケイトもアイサツしますね。
パテット : やたら唾が飛ぶ名前だとよく言われる(まて
シェラルデナ : それと、臣下のノエル・ディクソンになります。
ノエル : (ぺこり)
GM : リドラウム「おねえちゃんたち、ビジンだね。ぼくのつまにならない?」
GM : テオドラ「(咳払い)」
ジューグ : ……(抑える)
パテット : 何だこの竹千代(誰
サンディ : (呆れ顔
シェラルデナ : お褒めの言葉をどうも有難う御座います、卿。私は、まだまだ磨きをかけないと。
GM : テオドラ「申し訳ございません。公女殿下」
パテット : いやこの界隈でこういう話、割とシャレにならんからなあw
シェラルデナ : お気になさらず、王女殿下。
GM : 権現様は幼くして実母と引き離されたが故に、母親っぽいキャラクターの側室を抱えたという説(
パテット : ママショタですな(まて
GM : なお歳を取ると今度は少女に走った模様(何
パテット : なんか権現様って光源氏に似てない?あっちも藤壺から紫の上なんて見事なママショタからロリへの転身(まてや
シェラルデナ : それでこのジュノーを住まう人族として、如何なる立場でお話を致しましょうか。
シェラルデナ : デナーレとハーグストンか。それとも、中層と上層としてか。
パテット : さて、そうなるとここの領有権どうなるのかな(ぼそ
GM : テオドラ「今や、デナーレとは縁が切れたと思っております。今の我々は根を失った花のようなもの」
パテット : フライングヘレボラスの如しですな(アルフレイムの人は知らないネタ
シェラルデナ : なるほど。春風に乗って命を繋いだ綿毛は、また異なる地に花を咲かせるものですが。
GM : リドラウム「ぼくは、かべのそとにいきたいな。ここは、せまいもん」
シェラルデナ : そのお気持ちを汲みして……王女殿下としては、リュリアスの復権をお考えなのでしょうか?
GM : テオドラ「……今となってはもう」
GM : テオドラ「息子の安泰を祈るばかりでございます」
パテット : 立場を捨てられるならいつでも壁の外に行けるけどね、それが安泰かどうかはさてどうだろう?
パテット : 僕としては、安泰より幸福を祈ってあげた方が良いと思うな。
シェラルデナ : 卿への想い、感服致します。
シェラルデナ : 私も、臣民には健やかで誰しもが幸せになって欲しい。
シェラルデナ : しかしその過程で、誰かの幸せや安泰を奪う事は……理想は、あってはならぬことだと思います。
パテット : 幸せって割と簡単だと思うけどなあ…美味しいごはんと仲の良い友達と、後は楽しい音楽の一曲でもあれば十分じゃね?
パテット : ←貧困層と陰キャから一斉に石投げつけられそうな事を平気で言う陽キャ・パテット(ぉ
パテット : ???「てめえパテット、パテットてめえ!そうだよそれだけだよたったそれだけの為に私が○○○がダーレルブルグがエイギアが!どれだけ苦労したかわかってんのかゴルアアア」…って脳内で爆音がしててうんごめん(
<GM解説>
ウチの卓のメインキャンペーンでは、PCたちは四苦八苦しつつも最終的にエイギア地方を中心とするエイギア帝国を打ち立てました。
GM : テオドラ「……」
シェラルデナ : 偽善かもしれませんが、その理想を掴む努力は絶やしてはならない。
シェラルデナ : 何故ならその努力を怠れば、かの国やかの地で繰り広げられる戦乱が繰り返されることになります。
GM : テオドラ「おっしゃる通りですわ」
シェラルデナ : 王女殿下。あくまでも私の志の話を致します。
シェラルデナ : 仲間のパテットの言うとおり、幸せはすぐ簡単に見出すことはできます。
シェラルデナ : とても綺麗で、儚く、壊れやすい。人はそこに愛を見つけ、幾世代に続いて育んできました。
シェラルデナ : ですが、愛だけでは……幸せは守れない。
シェラルデナ : かといって力だけでは、ただの暴力に過ぎません。
シェラルデナ : 力と愛、どちらも伴わなければ、己も愛するものも守れない。私はそう思います。
シェラルデナ : 故に、私は……
ジューグ : ……。
シェラルデナ : 祖国をこの手で再建するつもりでいます。愛と力が伴う、私たちが守るべき地を取り戻す。
シェラルデナ : そのために、このジュノーを再び訪れたのです。
サンディ : もう少しわかりやすく言うとシェラの意向をエインフォートの領主が認めたのでこのジュノーはハーグストン亡命領土…ということになるのかな?
シェラルデナ : ありがとう、サンディ。背景はそうだけど、な
GM : テオドラ「……ご立派ですわ」
パテット : サンディが三行で纏めた、えらい(
シェラルデナ : リュリアスが、花として美しく咲き誇り続ける意思を貫くのであれば
シェラルデナ : 私たちがその器となることも吝かではありません。
パテット : まあリドラウム卿がジュノーの領有権を主張しないっぽくて揉めずに済みそうなのは良い事だね、ぶっちゃけそれが心配だった
GM : テオドラ「そちらがお望みであれば、異存はございませんわ」
GM : リドラウム「……?」
パテット : では後はこの子の嫁問題か(違う
シェラルデナ : では、そうと決まれば温かい食事でも。事情は伺っておりますので。
GM : テオドラ「有り難い限りです」
パテット : ここに竈があるなら割と良いものが作れそうだけど(ちらちら
GM : ありますよ。
シェラルデナ : 加えて、エインフォートからの冒険者たちが控えておりますが
シェラルデナ : ジュノー全域の調査と安全確保の後、報酬として現品をと考えております。そちらもご了承いただけますか?
GM : テオドラ「よろしゅうございます」
シェラルデナ : 有難う御座います、王女殿下。今後の生活に関する基盤や展望については改めて。
GM : テオドラ「ええ……」
パテット : よし、折角大鍋で煮炊きできるんだからパエリアでも作るか…なんか石窯まであるから誰か道中で釣った大物焼いといて(
ジューグ : ひとまずは、丸くおさまった、か……
シェラルデナ : ……まあな
シェラルデナ : 調査に関しては継続だ。とりあえず、食事を振舞おう。
ジューグ : 何か気になる事でもあんのか?(耳打ち
パテット : いや、ここ全部調査したわけでもないしさ、冒険者としては気になるよ?(呑気なパテット
サンディ : (銃を置いてソファーにどかっと座る)あぁ~ふかふかするぅ~
シェラルデナ : 事が事だったからな。ちゃんと振舞えたか心配でさ(耳打ち)
ジューグ : なら、心配ないと思うぜ。
パテット : 大丈夫、僕なんかちゃんと振る舞おうとしたことなんか無いけど何とかなってるし!(まて
シェラルデナ : ジューグもパテットも座っとけ! サンディに倣うなら今のうちだぞ
ピアナ : ふにゃあああ……!?これはヒトを堕落させるソファですねぇ……
パテット : というわけでパエリアだのチャンチャン焼き風の何か(?だの、色々できたよー
シェラルデナ : ケイトもピアナもほらほら。冒険者というのは遠慮しないからな!
パテット : …そのソファーそういうやつだったんだ;食事に使うには不安定じゃね?
サンディ : 堕落するぅ
ジューグ : 食事のときはあっちの椅子のほうがいいな。
ケイト : んん……これはなかなか。
パテット : あ、ダイニングテーブルちゃんとあったんだ(
GM : リドラウム「わぁ」
パテット : チャンチャン焼きに必須のミソが無いからモドキ料理になったけど、まあいけるでしょ。あれレーゼルドーンのエイギアでしか売ってないだよね(
シェラルデナ : リドラウム卿。これは異国の料理ですから、きっと非日常をより楽しんでいただけることかと
パテット : ???「あれずっと東方からの輸入品なんだけどなw」
サンディ : コンソメぶっこんだ感じじゃない?
パテット : 要は普通に魚と野菜のソテーだね、まあ不味くなることは無い。
GM : リドラウム「いただきます!」
シェラルデナ : なんでも言葉次第だろ! ものは言い様だ!
GM : と、いうような感じで次回ですね。
シェラルデナ : 腹割って砕けて話せないの大変だ!!!
サンディ : おべっか使うのきらーい。
パテット : そういう時は胃袋を掴めと誰かが言ってた(
(つづく)
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