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  • 編集済

    夕日さまの日常を垣間見ている感じがしました。
    いやはや、作中で出てくる言葉の数々に胸が躍ります。素敵な物語をありがとうございます。
    では、感想に変えて即興で「美ぃ助のおうち時間」を綴ってみます。

    夕日さまの物語に即座に影響された私は、押し入れに眠るプラモの箱達を眺める中、プラモ箱を一つチョイスして押し入れから取り出した。

    即座にプラモの箱を開けて見る。

    数多のパーツを見詰めていると、懐かしさが込み上げて来ると同時に、工作意欲が増すばかり。加えて、買ってから十年ぶりとなるガンプラとの久方ぶりの対面に、買った当時の記憶が蘇ってくる。

    冬の寒い時期、寒さに負けず玩具屋の開店と同時に走り込んで買ったもの。
    思い浮かべれば寒かったの一言。そんな記憶と共にプラモデルが何故か愛おしく感じる。

    完成したら、ちゃんとしたところで、展示するからな。

    意気込み、懐かしさを噛み締めながら、いざ工作開始。
    そう言えば、接着剤は何処へやら。工具入れをガサガサと漁ってようやく手にした接着剤。

    うん、これでいける――。

    そう思っていたが、接着剤の蓋が固結して回らない。
    予期せぬ出来事に慌てるも、よくよく接着剤を見て見ると、液状だったはずの中身が、変色して凝固している。
    そういえば、この接着剤は、五年前に買ったものだと思い出す。

    ふっと漏れる苦笑い……。

    プラモの箱を手に取り、ソッと閉めると箱の隙間から漏れる空気が、妙に心を締め付ける。
    さっきまでのワクワク感が鮮明に蘇る中、頬を伝う冷たいもの。
    情けない。虚しい。その気持ちが心の中へ小波ごとく寄せてくる。それは、まるで砂浜に棒で書き綴った「プラモ工作」の文字が波で消されるようだった。

    私は、決断していた――。
    再び、ガンプラを押し入れで眠らせることを……。

    さよなら、ガンプラ、愚かな私を許して遅れ。悲しくもあったが、ガンプラを元の場所に安眠させると、押し入れの扉を静かに閉めた。
    そして、今度対面するのは、十年後か……。
    深海のように深い、深い溜息を零して落胆する美ぃ助であった。
    (了)

    どうでしょうか、夕日さま。面白かったら、「いいね!」を下さいね。
    ではでは。

    作者からの返信

    胸躍って頂けたのなら幸いです。確かに私の生活の一部みたいなものですね(笑)

    ★★★ Excellent!!!
    を送りたいと思います。
    私も接着剤を固めてしまったのを思い出しました。
    しかし、一度開封したプラモを押し入れに戻すのがちょっと分かる気がします。


    ではでは。

  • 私はプラモデル作ったことがないので、シンナーのにおいとか、リアルでとてもおもしろかったです。

    作者からの返信

    そう思って頂き感謝です。