強すぎる父の娘に転生しました

んと

第一章 幼少〜前〜

メイドの冥土

第1話 TS転生した

 俺は転生した。女神様の手違いで死んだために様々な特典付きだった。

 あの時の俺は盛りすぎ、強すぎ、いきなり最強なんじゃね?とか考えていたが全然違った。


 俺の一番のミスはフェレスティアマカロ龍爵のもとに転生してしまったことだと思う。家名も格好いいし、龍爵っていうくらいだからドラゴンに変身出来るんじゃね?とか軽い気持ちでやってしまった。


「おい!シス!そんなんじゃ皇女様やお貴族様の令嬢に好いてもらうことは出来んぞ!男なら体で守れるようにならんか。」

「うぐぅ、分かっておりますこれも素敵な女性を守るため。やり切ってみせます!」


 とまあこの家は欲望に塗れた家なのだ。兄であるシルベルト・フェレスティアマカロもまあこんな感じだ。

 この家はある意味英才教育を施しているのかも知れない。幼少の頃から女を教え、性について学ぶ。この世界には魔法があるためかそこら辺の教え方も普通と違う…。というか何やってんだよ!


 ビデオの代わりに透過魔法でリアルに見に行くとは思わなかった。なんでも父に聞くと目で見た方が早いだろとのこと。俺がなぜそれを知っているかと言うと父に男性を恋愛対象として見れないとお話をしたからだ。


 そんなに軽く言えるのか、っていうとこの世界の貞操が前の世界とは全然違う、ていうか龍爵という身分において関係ないと分かったからだ。具体的に言うと叔母様が普通に同性愛者ということを公言してハーレムを作っているからである。


 正直めっちゃラッキーって思いましたわ。俺も可愛い女の子囲って毎日仲良くしよう!そのためにもお父様に報告だ!っていう流れのあと、ではお前に性について教えると言った直後お兄様をついでとして転移と透過の応用で何件か情事を見て回った。大分失礼なことをしていたので1組1組きちんと3人でお辞儀をして帰った。加えて分からないくらいに些細に十万円くらいの価値の宝石を置いておいた。普通に百合とハーレムはあったがボーイズはなかった。

 疑問に思ったのでお父様に聞くと納得できた。


 この世界男女比『2:8』でした!

 魔力の影響か遺伝子的影響か男の子は産まれずらいらしい。


 TSについては最初の方は違和感あったし落ち込んだが、まあ如何せんめちゃくちゃ自分が可愛いんだわ。5歳にして他国の王を骨抜きに出来るのではないかというくらいには。

 文句を言えば銀色が良かったが金色に輝く髪は光沢が良すぎて透き通っているかのように虹色に見えるし、色が定まらず高頻度に色が変わる瞳も虹色であるように感じる。血色が悪くない程度の肌は健康そうに見せながらも可愛らしさを出している。そしてなんと言っても俺がオススメなのはこの足!筋肉が程よくついていて少しムチッとした足はニーソックスによく似合う。まさに最高の体であろう!胸以外。


 その話は置いといて現在は兄さんがお父様と鍛錬をしている。見ていれば分かる。俺の持つどんなチートスキルでもあの人には敵わないと。

 フェレスティアマカロ家が龍爵と呼ばれる所以は龍の血を引いているからだ。

 その効力として長命不死、魔力量の多さ、龍化、眷属化。才能がある場合には龍人化も出来る。現在それが出来るのは初代と二三代目当主であるマキア・フェレスティアマカロ、お父様だけである。もうここら辺からオカシイ。なぜ俺が出来なくてあの人普通にやってんだ。てか龍化のが絶対難しいだろ!真面目な話、龍人状態はなぜか龍状態と人状態の良いところをぎゅーっと詰め込んでいるのだ。人のしなやかさ、龍の屈強さを併せ持つソレは畏怖の象徴だ。生物的に怖さを感じてくる。


 現在お父様は龍人化状態なので俺は今にもはなをつみにいきたくなってきている。


 それでも龍爵は女性を決して傷つけない。それは長年続いてきた家訓だ。絶対に合意のない者に関係を強要したりしないし、詰め寄ったりしない。

 だから俺が一言頼めばこのプレッシャーも止めてくれるだろう。だが俺はこの人に勝たなくてはならない。だからここにい…、あ、やべ。





「なにやっているのですか!お嬢様は。こんなにお召し物を濡らしてしまって。あぁ、あんなにもう行くなと申しておりますのに。まだお嬢様には早いですから戦闘訓練は待って下さい。代わりに魔法の教師を旦那様が雇って下さるようですから。」

「本当?メリィ。嬉しいわ、やっと私も魔法を学べるのね。どんな人が来るのかしら?私は猫耳族が良いのだけれど。」

「そればっかりは私達にも分かりませんが、良い人を見つけてくださると思いますよ。」

「そうね、楽しみだわ。」


 そう言って新たなる出会いを私は楽しみにしていた。



ーーーーーーーーー

間違えて下書きにもどしちゃいました。すいません

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る