やっと勇者が俺を追放してくれたので、前々から誘われてた教師になった~勇者パーティーにいた二人も添えて~
結月アオバ
プロローグ
ついに来た…………やっとこの日が来たと思えば、俺はニヤケ顔を抑えきれずに、常に手を口元に持っていき、目の前を歩くエリアスーーー勇者に笑っているのがバレないようにする。
チラリ、とその顔を盗みみれば、ニヤニヤと何やら企んでいる顔。果たして、追放を言い渡された時に俺の顔がどんな絶望に染まるか楽しみにしてるんだろうなぁ……。
………はぁ、ほんっとバカだよなコイツ。結局勇者だ何だ言われても、欲に支配された愚かな獣となんら変わりはしない。
………あれ、こいつほんとに勇者なんだよな?俺が一度あった勇者と威厳も貫禄も何もかも違うんですけどぉ?
いつもの酒場にたどり着くと、勇者パーティーが来たと言うだけでいつもは盛り上がるのだが、今日はそんな盛り上がりもない。一目見て俺たちの様子がおかしい事に誰しもが気づいたからだろう。
さていつだ……いつ言い出す。
四人がけの席につくと、まず最初に勇者が座り、その両隣に二人の女性が座り、残った勇者の対面に俺が座る。
「よし、今日も一日お疲れさん……と言いたいところだが、今日は残念なお知らせがあるなぁ」
ニヤニヤ、と俺を追放できるということにそんな嬉しいのか隠そうともしない、整っている顔のくせにやけにブスに見えるその笑顔。
気持ち悪いから俺の方見るなバカ。
「今日限り、俺の独断でティルファが抜けることになった」
キター!!やっと来たよ!そのセリフ!何か月前から待っていたと思ってる!
嬉しすぎて、テーブルの上でにぎりこんでいる手がプルプルと震える。
「今までお疲れさん、ティルファ。金置いてとっととパーティーから抜けてくれね?」
「え!?まじっすか!?チィーッス!ありがとうございまぁす!!」
俺はめちゃくちゃ嬉しい声を思わず出してしまい、勇者に向かって綺麗に90度腰を曲げた。
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とゆことで………えー、いまなろうで七割くらいランキングを占めている追放系?に乗じて見ました。
タイトル長ぇ……俺らしくねぇ………
こんなん見たくねぇ!と思った方は、王道にする予定の別のファンタジー読んでください。
『
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