応援コメント

3-1 日常に入った亀裂と決意」への応援コメント

  • 今回のお話もとても興味深く、楽しく読ませていただきました。


    ベルムシオンさんとミレルカさんの会話のシーンがとてもすばらしくて……
    特に、ミレルカさんがベルムシオンさんの体に触れて室内に押し戻すシーンが好きです。

    ミレルカさんの、「怪我をしている身であまり無理をして動かないでほしいという懇願」が行動になって現れているシーンですが、
    ベルムシオンさんの(包帯のない部分の)体に触れてまで室内に戻そうとしたところに、ミレルカさんの『今は安静にしていてほしい』という気持ちが伝わってきました。
    ミレルカさんの静かな強さというか……

    体を起こしてベッドから離れるというのは、単にそれだけではなくて、動けるようになったら色々としたいことも出てきてしまって、結果的に体力を消耗してしまいますものね。
    傷口が開いてしまう可能性もありますし。

    ベルムシオンさんにどうしても今すぐに動かないといけない理由があるのでなければ、できるだけじっとしていてほしいという思いが感じられたからこそ、ベルムシオンさんも素直にベッドに腰掛けたのだろうと思いました。


    ベルムシオンさんが素直に戻ってくれたこともですが、自分が一番大変なのに、手当を手伝ってくれたミレルカさんにお礼を言ったり、傷薬を作ったことを褒めてくれたり、恩人を不安にさせたくない……と、気遣えるところがとてもすてきだと思いました。

    前回の2-5で、目覚めたときに記憶が不透明になってしまっていたことに対して、自分に対して苛立ってしまっていましたが、自分以外に対してのベルムシオンさんはとても冷静でした。

    また、今回の話で、冷静なだけでなく、話す相手に対しておだやかに接することもできるのだ……ということがわかって、ますます好きになりました。
    苛立つこともあるけれど、それを自分の中で処理して、当たり散らすようなことがない(怪我をしているときは、どうしても周りに当たりがちなのに)ところに、ベルムシオンさんの、戦闘力だけでないすばらしさが感じられて……会話のやりとりの中でそれらを感じさせてくださる、もなか様の文章力に、ほんとうに感激しました。



    次回もとても楽しみです。

    ありがとうございました。


    作者からの返信

    お返事が遅くなってしまい、申し訳ありません。
    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    こう、小さい子が大人に対して何らかのアクションを起こしているという様子がとても好きで……ミレルカならどうするかなを考えながら、そういった様子を詰め込んでいました。
    ベルムシオンの冷静さは、ある意味ちょっと人間らしくないかなーとも思いましたが、好きになったとおっしゃっていただけてとても嬉しいです。

    また次回も、お時間に余裕があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。
    ありがとうございました。