応援コメント

2-5 傷痕と異常」への応援コメント

  • 今回のお話も楽しく読ませていただきました。

    ついに目を覚ました青年。
    ミレルカさんが青年を施設につれていって医者を呼ばなければ目が覚めるのが遅れただけでなく、そもそもそのまま命が失われていたことでしょう。

    ミレルカさんが青年を連れ帰ったときからそういう思いはありましたが、こうして青年が目を覚ますと、あらためて、命が繋がったのだな……と実感しましたし、あの瞬間のミレルカさんの意志や決断力、ひらめき、行動力に感動しました。


    また、青年が倒されてしまう直前の記憶を思い出すシーンも好きです。
    自分の上に突然大きな影が降ってきたのに対して、とっさに剣を構える青年。
    それだけで青年は実力があるんだな、ということが感じられます。
    結果的に剣は折れて、青年は意識を失うほどのダメージを受けてしまいましたが、青年の反応速度の高さと、反応速度が高いだけでは受けきることのできない襲撃者の破壊力が感じられる……回想シーンでありながら、とても緊迫感があって好きです。

    回想から現在に意識が戻ってきたところでも青年の実力の高さが感じられて、とても印象深いです。
    目覚めてすぐに部屋から出ていくのではなく、自分を助けてくれたであろうひとが、善意だけでなく、なにかを対価として要求してくるのではないかということを想定したり、室内にある持ち物を確認したりと思慮の深さも感じられます。


    未だ魔獣の脅威については明らかになっていないこともありますが、青年が目覚めたことによって、状況が良い形に変わっていきそうで……次回から始まる第3話もとても楽しみです。

    ほんとうにありがとうございました。

    作者からの返信

    お返事が遅くなってしまい、申し訳ありません。
    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    青年は最初のキャラクター設計をするとき、ヴェルトールとはまた少し違った雰囲気にしたいな……と考えて、警戒心が強い雰囲気にしようかなという結論が出たというのがあります。
    なので、目覚めた直後の反応や思考はこのような感じにしてみました。
    実力が高いという感想をいただけて、そういう風に見えるのならこの設計にしてよかったな~と思っております。

    また次回も、お時間があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。
    ありがとうございました。