SS第一回目

少し本編の投稿が遅くなるので申し訳程度のSSです……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「紅愛〜」

「あら?」


 ソファに座っている紅愛の膝を枕にして寝転がる。紅愛はスマホから目を離してこちらを向くと、スマホを構え直し、写真を撮ってきた。

写真を数枚撮った後、スマホをテーブルの上に置いて優しい手つきで俺の頭を撫で始める紅愛。


「随分とお疲れのご様子ですね。何かあったのですか?」

「もうちょっとテストで良い点取れって言われて母さんと喧嘩した……俺駄目なのかな?」


 そう聞くと紅愛は首を横に振り、俺の頭を撫でながら話した。


「そんなことありません。蒼太くんはよく頑張ってますよ。でもお義母様も蒼太くんに期待しているんです。蒼太くんならもっと頑張れるんじゃないかって。私も蒼太くんなら今よりもっと成績が伸びると思ってます。だから今度のテストでいつもよりも良い点を取って是非お義母様に褒めてもらいましょう。私も教えてあげますから」

「……うん」

「良い子です。そんな良い子の蒼太くんにはご褒美あげちゃいます」

 ふにゅん


 紅愛が俺の頭を持ち上げ、自らの胸に押し当てた。紅愛の胸の感触が頬全体に伝わる。

 これは確かにご褒美だ……


「ふふっ蒼太くんもまだまだ子供ですね。まるで大きな赤ちゃんのようです」

「紅愛に甘えられるなら赤ちゃんでもいいかも……」

「嬉しいこと言ってくれますね。おっぱい飲みますか?」

「出ないでしょ…」

「では子供を作りましょう」

「まだ駄目……紅愛、このまま寝る」

「はい、ゆっくり休んでください。おやすみなさい」

「うん。おやすみ……」


 紅愛に背中をトントンされながら俺は眠りについた。久しぶりに母性というものを感じた気がする。








「……寝ましたね?よし…やりますか」


 蒼太くんの頭を膝の上に戻して、テーブルの上からスマホを取る。

 最近気づいたんですけど蒼太くん寝てる時にとても可愛い反応をするんですよ!指を口元に差し出すと、


「はむ……」


 か、可愛すぎますぅぅぅ♡♡♡♡何ですかはむって!私も蒼太くんの蒼太くんをはむってしたくなりましたよ!おまけに舐めてきますからね。これは録画するしかありません。


 おしゃぶりと勘違いしているのか私の指をちゅうちゅうと吸う赤ちゃん蒼太くんを動画に収めていく。これだけで今日一日は元気でいられます。


 これに気付いたのが丁度一週間前の事でして、先程のように子供関係の話をした後に蒼太くんが寝てしまったのです。その時ほんの出来心で指を口元に差し出したら吸ってきてくれて気付けました。普段はしてくれないんですよ?子供の話をしてから寝させると吸ってくれるんです。夢の中で甘えているのでしょうか?


「……蒼太くんは私がずーっと甘やかしてあげますからね♡他の人が厳しくする分だけ私が甘やかしてどんどん依存させていくのです♡ふふふ…我ながら完璧すぎる計画ですね」


 蒼太くんの口から指を引き抜き、付着した唾液を丁寧に舐め取る。ん〜♪関節キスも偶にはいいものですね。


「ちゅぱっ♡はい蒼太くん♡おしゃぶり返してあげますね♡」


 再度蒼太くんの口に指を戻す。目を瞑って指を舐める姿は間違いなく赤ちゃんです。もう可愛いくて死んでしまいそうです……

 蒼太くんが目覚めるまでたっぷりと堪能させていただきますか。








「……んんっ………おはよう紅愛」

「お、おはようございます///蒼太くん///」


 目を覚ますと頬を紅潮させた紅愛の顔が一番に映った。一体何をしていたのだろうか。何だか部屋の中も蒸し暑いような……


「紅愛、何「何もしてませんよ。えぇ何も」そっか……」


 これは何も聞くなということか。

 紅愛の太ももの感触を楽しみながら、話題を変えて話を続ける。


「ねぇ紅愛、後で勉強教えて」

「いいですよ。お義母様を驚かせてあげましょう」

「あぁ」


 この1ヶ月後、見事テストで学年2位に上がって母さんが驚いたのはまた別の話だ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

皆様お久しぶりです。前述の通り、筆が乗らず本編の投稿が遅くなりそうです。しかしそれだと申し訳ないのでSSを書いてみました。頑張って書いていますがもう少し掛かりそうです。エタりはしないのでそこだけはご安心ください。

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