第11.5話【閑話未満】

【山形県有力校一覧】


村山むらやま地区


 吉大きちだい山形やまがた:正式名称は吉兆大きっちょうだい山形。1970年代から甲子園に出場している強豪校で、ほぼ毎年、優勝候補の一角として名が挙がる。山形市の私立校。


 光彩大こうさいだい山形やまがた:1980年代初頭から頭角を現し、吉大山形と共に20世紀から山形の高校野球を引っ張ってきた。山形市の私立校。


 蔵王学院ざおうがくいん:旧称・蔵王山ざおうざん高校。スポーツ科は寮が完備されており、山の中に所在することもあり野球に打ち込める環境が揃っている。出場は夏2回、春1回。上山かみのやま市の私立校。


 山華学園やまはながくえん:2003年に甲子園初出場。地元での期待値は低かったが、強豪校を次々と破り8強入りした。しかし以後出場がない。東村山ひがしむらやま山辺やまべ町の私立校。



置賜おいたま地区


 南陽総合なんようそうごう:2007年の選抜大会に21世紀枠として初出場。その時は24点を取られて負けるという歴史的な大敗を喫したが、2年後の夏の甲子園に出場し初勝利を挙げた。南陽市の県立校。


 米沢よねざわ産業技術:旧称・山形台やまがただい高校。幾度かの校名変更があり、山形市に所在しないのに「山形」を名乗る時期があるなど迷走している、藩学校をルーツに持つ学校。春は出場がなく、夏は1960年代、1970年代、1980年代に一度ずつ出場経験がある。米沢市の県立校、通称「サンギ」。



最北さいほく地区


 新庄しんじょうさかえ:旧称・新庄西しんじょうにし。1950年代を最後に出場がない古豪ながら、毎年安定した成績を残している。新庄市の県立校。



庄内しょうない地区


 鶴岡つるおか四:正式名称は鶴岡第四高校。校名の由来は、ただ単に鶴岡市で四番目に創立された高校だったため。21世紀に入ってから急成長してきた学校で、出場は春3回、夏5回。鶴岡市の私立校。


 酒田さかたひがし:旧称・庄内しょうない中央ちゅうおう学園がくえん。「10年に1回覚醒する」と言われており、1980年代から2010年代まで夏4回の出場経験がある。酒田市の私立校。


 平田ひらた商:春2回、夏7回の甲子園出場経験がある実力校。古くから出ているためファンも多く、勝ち上がると結構応援される。最後の出場は1999年夏。酒田市(所在は旧・平田町の区域)の県立校。




◆◇◆追記

 皆さんこんにちは。作者の与野よのです。ここまで読んでくださっている方に感謝を申し上げます。

 さて、夏の大会に入りますので、後々急に出てきて読者様を混乱させないように、山形の高校野球の勢力図を見てもらおうと思い作成に至りました。現実と設定が被っている学校もありますが、そこはフィクションということで大目に見て頂けると有難いです。

 あとは……その、次回から試合なんです。で、薄々感づいている方もいるかもですが、試合の描写が練習に比べて長いです。間延びしていると感じた方は、遠慮なくご連絡ください。

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