第15話⁂新たな関係!⁂
1986年から1991年日本中がバブル景気に沸いた時代。
ワンレンボディコン、肩パット、太眉といったバブル時代のOLファッション
流行りの「アッシー・メッシー・ミツグくん」
当時の若者と言えばモテ車。
トヨタ「セリカ」ホンダ「プレリュード」日産「シルビア」日産「スカイラインGT-R」‥
若者たちは、こぞって愛車でワンレンボディコン女性のお出迎え。
バブル時代のクリスマスの3種の神器は高級ホテル(赤プリ)、ティファニーのオープンハートネックレス、フランス料理
バブル時代のクリスマスの定番ソングは山下達郎の『クリスマスイブ』
✶⋆✰。・♥。✧。♪
雨は夜更け過ぎに 雪へと変わるだろう
Silent night. Holly night
きっと君は来ない
一人きりのクリスマス・イブ
Silent night. Holly night
⭐* ✶ ♬
ワムの『ラスト・クリスマス Last Christmas☆☆.。.:*・゚*:.。. 』
1988年バブルを象徴する肩パット入りのド派手なス-ツに身を包んだトシちゃんがダンサ―2人組を従えて…………
☆.。.:*♪・。⋆* ✶♪チャンチャンチャチャッチャ
♪チャンチャンチャチャッチャ
♬~♪~✶✰*⋆・。*
悩み事をかくすの 案外 下手だね♪
ひじをついた姿勢で 爪をかんでる
...♪
♬君ばかりを 見てきたから 分かるつもりさ
ため息より言葉で 話してごらん♪
当時流行った ✯・* ⋆⭐* ✶ 『抱きしめて TONIGHT』
リズミカルな中にも優雅な動きを感じさせるという、どんなジャンルにも当てはまらない「ジャクソン・ダンス」を取り入れた軽やかな歌とダンスが日夜テレビ画面から飛び込んできます。
又1990年3月浅野温子と三上博史主演のドラマ『世界で一番君が好き』の主題歌。
オリコンランキング独走中のリンドバーグの『今すぐキスミ―』が街頭から連日のように流れて来ます。
身体を前のめりに軽快に歌い踊る女性ボ-カル。マキが☆.。.:*・゚*:.。.♪今すぐキスミーウォ-ウ ウオー♬…………♪
そんな一瞬の泡.。🅾○.。o○を永遠と信じて疑わなかった時代。
ワンレン・ボディコンの女性が集まり「お立ち台」でジュリ扇(羽付き扇子)を振り回して踊る光景が一世を風靡した。ジュリアナ東京はバブル期の象徴とされていますが、ジュリアナ東京が営業していた1991年~1994年は、実際にはバブル崩壊期にあたるのです。
そんなバブル真っ盛りの山城家もご多分に漏れず、やはりあぶく銭でハワイに別荘を購入していたのです。
1990年8月お盆休みで山城家一行の姿はハワイにあります。
実は陽介と貴理子はあのバブル時代にはそぐわない2人だけの結婚式をスペインの教会でひっそりと挙げていたのです。
陽介も貴理子もまだ心の整理が付いていません。
{こんな気持ちで弥生に会えば又心が乱れるに決まっている。}
それでも陽介の兄嫁となった弥生と陽介は会わない訳には行きません。
祖父の哲也は2年前87歳で他界。
現院長の父勇は4人の恋模様など知る由もありません。
鶴の一声で招集されたのです。
陽介と弥生は久しぶりに顔を合わせます。
陽介は今でも弥生を忘れる事が出来ません。
{なんと未練がましい!男の腐ったような?}と蔑まされることは重々承知しています。
それでも断ち切れないものは仕方がないのです。
それだけ深く愛していたのです。
別荘に滞在中の昼食後、時間が空いたので2人は自然と陽介の部屋に向かいます。
弥生もあんな別れ方をしたので積もる話も山ほどあるので一緒に部屋で話し合います。
「弥生幸せかい!」
「まあ平凡な毎日よ!陽介は?」
「俺も普通の毎日さ!」
「あああ~良かった!それならいいのよ!心配していたのよ?」
「それでも俺は今でも弥生が・・・?」
「ダメよ~!そんな事!」
そして陽介はそっと弥生の肩を抱きしめます。
どれ位経ったのだろうか?ドアの開く音が???
「アッにっ義兄さんだ!」
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
ある日の達也家。
達也は今、鬼の形相で弥生に暴力を振るい罵倒しています。
「弥生お前は俺という夫が有りながら陽介と乳くり合いやがって!アアアア!どうせ陽介は俺と違ってハンサムで優秀さ!そんなに陽介が良いんだったら陽介ん所に行けばいいじゃないか!この淫乱女!」
「やっ止めて下さい!そんなんじゃ無いんです!」
「何が違うだ?2人抱き合っていたじゃないか!アアア~ン?あんな所見せ付けられて違うだと?ちゃんちゃらおかしい!」
興奮状態の達也は尚も弥生の髪を掴み振り回します。
「ヤメテ————!おっお願い!」
弥生は只々泣き続けます。
4人は益々入り乱れて???
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