せかぼく学園放送部-お便りコーナー(みんな部活、何やってた?)

忍「ストックが何話かあるにもかかわらず、さっそくお便りがやってきました」

秋葉「それって、放送部の方の話だよな?」

司「……今度は一体何が晒されるんだ……」

忍「はい副部長」

秋葉「……(諦めた)えーと、HNくみこさん。からのお便りな」

司「それ本名じゃないのか?」

忍「HNには適当な名前を付けよう!」

秋葉「それっぽいけど違うかもしれないだろ。読むぞ『いつも楽しく連載読んでます。ネタになるということで、何でも歓迎してくれそうなので、ふと思ったことを送ります。せかぼくのみんなは部活とか何やってたのでしょうか?』」

忍「帰宅部」

秋葉「早いよ! ってかそれ部活やってない!」

忍「地球科学部という名の帰宅部」

秋葉「……うん、ちょっと進んだけど。それ、何するところ?」

忍「基本は天文かな。地学部と略されていただけあって、地学室が部室という、化石発掘しそうな誤解を受けそうな部」

司「忍の趣味には合っていそうだが、帰宅部だったのか」

忍「顧問が知識なくて活動が合宿くらいだったんだ」

秋葉「合宿?」

忍「学校で徹夜のお泊り会」

秋葉「いや、それ普通に楽しそうだけど!?」

司「天文なら天体観測とか流星観測とかなんとか……」

忍「先代の顧問の時にはそれをやってた記録があった。しかし……お察しください」

秋葉「スポーツ系なんかは顧問次第で、強豪校とかになったりするもんなぁ……あ、司さんは?」

司「特には」

秋葉「……帰宅部ですか」

司「学校に残って熱血するより、自宅に帰ってゆっくり過ごしたい派」

秋葉「……まさかのオレと一緒パターン!!」

忍「秋葉はスポーツやってました!って感じじゃないもんね。バスケとか意外と似合いそうだけど」

秋葉「え、そうか?」

忍「ユニフォームが」

秋葉「……外見の話かよ。メッセージ続きあるから読むぞ『なんか司くんは泥臭い汗をかくスポーツとかはしてるイメージないです。どちらかというと爽やかな汗をかくスポーツというか』」

忍「わかるけども。下手に分類すると前者に割り振られた部活をやっている人に怒られそうだ」

秋葉「そうじゃなくてアレだろ? 男同士で大声出してる熱血系のイメージは全然ないです、っていう」

司「……(ないけどな)」

忍「でも身体を動かすことは嫌いじゃないんだよね。秋葉と違って」

秋葉「オレと違ってって何?」

忍「秋葉は純体育会系は無理です派でしょう? 私は知っている」

司「お前前回もうちの家事分担事情晒しただろう。森経由で情報知っているのはわかってるが、毎回それじゃ困るぞ!」

忍「私の部活もさらしたし、いいじゃない。晒されて困るほどでもないよね?」

司「まぁ…それは」

秋葉「なんです?」

司「部活には入っていなかったが授業で動くくらいなら確かに嫌いじゃなかった。やるなら個人競技向きかとは思うが」

忍「あぁ、陸上だったらなんか清々しい汗っぽいよね」

秋葉「いや、お前何か知ってるんだろ?」

忍「うん、森ちゃんも部活は××という名の帰宅部、系だったんだけど高校くらいの時はよく司くんとジョギングしてたって言ってた」

秋葉「あー(納得)」

司「何でものすごく納得してるんだ?」

秋葉「いや、森さんも所属してまでやってなさそうだけど、軽く動くのは好きそうかなって」

忍「誘われて、しばらく一緒に走ってたでしょ」

司「そんなこともあったな」

忍「クーリングに、近所の公園で遊んで帰ってくるという」

秋葉「それ司さんじゃなくて森さんだろ」

忍「でもブランコとか高校生くらいになるとさすがに一人で乗るのはちょっと勇気がいるから、連れがいるといいよね」

秋葉「悪い、何の話してたんだっけ」

司「部活の話。というか、そのお便りの主は一体だれが何をやっているイメージだったのか……」

秋葉「それは書かれてませんね」

忍「なかなかいい疑問でした。白上兄妹は高校自転車通学だったので、部活しなくてもけっこう鍛えられていると思われます」

司「だからなんでうちの事情をさらすんだ。

忍「来てない人の部活事情ももちろん、話すよ? 浅井さんとか」

司「知ってる。浅井は弓道だな」

秋葉「弓道!!? なんて雅で和風な!!」

忍「よくしらないけど、浅井さんて着物とかきてお茶とかもやってそうだよね」

秋葉「どういうイメージだ」

忍「あとは決定事項が、隼人さんがテニス部だったこと」

司「……」

秋葉「あーなんかイメージできるような……司さん、どうしたんですか?」

司「いや……」

忍「水面下で、特殊部隊の親睦会の体育行事がテニスというネタが進んでいるから」

秋葉「社会人あるあるですけど、特殊部隊にもあったんですね、その手の行事」

司「毎年な」

忍「京悟さんは聞いたことないけど、PC関係の感じがする」

秋葉「完全にメガネのイメージ引っ張ってるだけだろそれ」

司「聞いたことはないが、それなりに運動神経はいい感じがしたから、何かやってたかもしれないぞ?バスケとか」

秋葉「何の根拠もないのにバスケってどこから出てきたんですか?」

司「イメージ」

忍「そうだねー野球とか剣道とかではない感じがする。メガネ割れそうだし」

秋葉「バスケもボール飛んでくるだろが」

司「今度聞いておく」

忍「そんなわけでくみこ。さんの日常ネタふりに今日は答えてみました。くみこ。さんありがとうございます! また何か」

秋葉「日常質問は芋づる式になんでも出てきそうな感じしかしない……」

忍「日常じゃなくても質問すればいい。『公爵は昼間、仕事何やってるんですか?』とか」

秋葉「それはオレが聞きたい」

司「聞けばいいだろう」

一同「……」

忍「じゃあ次回はお便りと見せかけたこの質問を公爵自身にぶつけてみよう」

秋葉「オレ、ボロだしそうだからお前に頼むな」



何か会話を振られると、なんでもこんなふうにネタになります。

くみこ。さんありがとうございます。


些細なネタふり……じゃなくてお便り、待ってます。


追記:後で思ったけど、宮古はバレーとか全く性格的に向いてない団体競技に入って、一人で大声出して和を乱し、隼人タイプの人に後ろからつっこみスパイク食らってる気がします。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る