第6話 アンチエイジングとは

さて、1話から読んでくださっている方はきっと気になっていることがあるはずだ。

「一体この人、何歳なの?」と。

人間とは不思議なもので、特に日本人は年齢と言うものが凄く気になる人種らしい。

という私もその一人だ。


今私は「老化」というものに恐れおののいている。テレビに出ているタレントや俳優がヒアルロン酸を入れているであろう、パツンパツンに張った頬を見ていると痛々しい。何なら逆効果で、実年齢より老けて見えないか?あれは。

テレビをみて「老けたなぁ」と思う同じ年の女優。

女優が老けるということは一般人の肌の汚い私は尚更老けたはずだ。


最近鏡を見るのが怖い。

法令線はくっきりと。目の下にはなんかたるみが、、、。

法令線なんてまだまだ先の話だと思っていた。

それがここ1,2年で急に目立つようになった。


そう。私は43歳。立派なオバサンなのだ。

テレビを見て、人のことをあれこれ言える立場ではない。


童顔でも法令線は出来る。目の下の弛みも出来る。

特別童顔でもない私は一体何歳に見えるのだろうか?怖くて聞けやしない。


皺やシミや法令線や弛みを受け入れられる諦め、というか余裕が欲しい。

それでもYou Tubeを見たりして、法令線をなくす体操をしたりもしていた。でも、飽き性の私は最近ずっとやっていない。


常に他人に見られているテレビの中の人はやっぱり凄いや。そりゃヒアルロン酸打ちまくって感覚おかしくなるわ。あの人たちもきっと私たちと同じに違いない。


怖いんだよ。「老い」が怖いんだ。

緩やかに、ゆるやか~に老いていきたい。

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