第6話
声をかけてみた。
周りの女子の制止を振り切り。
「なによー、そんな陰キャ女がいいわけ?」
「変わってるー!」
「なんとでも言えよ!人のこと陰キャ女とか差別発言、平気ですんな!バカ!」
「....っ!」
俺がキレたのにはわけがあった。
昔は俺、眼鏡で髪の毛も伸びてボサボサな感じだったから陰キャと揶揄われた。
でもな、悔しくて、外見イメージチェンジしたら思いの外、かっこよくなっちまって。
いま、イケメンなどと言われてしまってる。
俺は人を見下す陰キャと言う言葉が嫌いだ。
だから、キレた。
それだけのことだ。
「もういいや!イケメンだと思ったけど、
変人くんだー!」
クラスの女子ボスはそう言って、
周りの女子にも賛同を求めてた。
「変わってるよねー?ねー?」
「うん」
「カナコの言う通り」
さっきまで、カッコイイって騒いでた女どもが。
一斉に手のひら返した瞬間だった。
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