幻想ハイ菓ラ奇譚
莉子
暴食
春のように華やかさの中に少しの甘酸っぱ
さを入れて
夏のように見るものすべてが透きとほり
一瞬のしょっぱさとさわやかさが駆け抜ける
秋は大地のぬくもりにちょっとのビターを隠し持ち
冬は甘く優しくあわゆきのように冷えきったものを溶かしていく
そんな四季折々にすがたかたちを変える
奇奇怪怪なものたち
行きとし行けるものたちの
脳髄・神経・五臓六腑を余すことなくオ菓シいく
それはそれは喰い尽くしてしまうほどに
知らぬ存ぜぬかお見て影でコソコソ嘲り笑う
かわいい
ゆっくりゆっくり追いこむほどに
そんな未知なものたちとの少し変わった愛しいひととき
これにて上演致しましょう
もっともっと恋焦がれてもらうためにー
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます