細かい描写は好き

大前提として物語が暗い。暗いのはいいのだけど暗い世界館の中での心理描写が甘いと感じた。しかしながら細々とした描写は好きだった。血の飛び散り方などの描写は参考にさせてもらったので今後自分の小説にも活かせると思う。建物の描写で気になったのは「木造の建物」のような表現だった。木造の建物はいくらでもあるがそれがどのような建築なのか本質を理解して細かい描写が欲しいところだった。(完全に私の趣味)
物語の見せ場の出し方で面白さが変わってくると思うので非常に惜しい作品だと感じた。次のエピソードを読みたいと思わないところで終わるので涙ぐましい努力がそこには必要だと感じる。

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バラバラ木箱