書き手の葛藤、エッセイ風味、日記味。でもノンフィクションじゃない感じ。

コタツの猟犬

そうだ天国へ行こう!

「せんぱい、せんぱい」


おう、どうした後輩。


「作家って死にたくなるじゃないっスか?」


ああー。まぁそういう人もいるって聞くな

(俺もお前もアマチュアだけどな、

 俺に関して言えば書いてすらいないし)


「だってぇー。

 特に趣味もなく、親しい友人もいない。

 仕事が出来るわけでもない。彼氏はいない。

 なのに自分の書きたいことすらわからない。

 そんなの死にたくなるに、

 決まってるじゃないッスか!」


はぁ~。お前大丈夫か?


「なっ溜め息!

 人が真剣に話してるのにっ!」


そんなの決まってるじゃねぇかよ。


「じゃあ、そういう時どうしたらいいッスか?」


だから物語で天国に行くんだろ。


「!!!!!」


辛い時、キツイ時、

人はそんな時に、

自分を天国に連れて行ってくれる物語を読むだろ?

それをどうしたら創れるかを考えるのが作家だろ?


「先輩がいい事言うと、なんかムカつくッスね」


んじゃホレ! 俺にムカついたら、書いて来い。


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