作家として、永く続けていくにはどっちがいい?

作家デビューの続きですが、デビューするだけならどっちでもいいと書いたが、作家としてデビューしたなら、作家としてやっていきたいじゃないですか。


まぁ、作家の大半は副業でやっている話みたいですが、作家としてやっていきたいと強い意志の人がいるのなら副業でもやるでしょう。


で、結論から言うとわからないです。


なんかブラウザバックする人の気配を感じるが、本当にそうとしか言えないんですよ。

いやマジで。


そもそも大賞受賞作家とネット小説作家で特徴、努力の方向性も変わってくるから一概にこっちの方が長く作家としてやっていけるなんていう確実なことは言えません。

極論、人によりますで、片付けることができるから質が悪い。


だから、ここで書くことは自分の考える大賞受賞作家とネット小説作家の特徴と努力の方向性の違いを書いていこうと思います。

深夜3時にな。


大賞作家の特徴は、箔がつくというか大きい文庫の賞を獲ったから、注目度もあるし、出版社からも実力があると認められている作家といえる。

運もある作家です。

何せ、何万とある中から選ばれるわけですから。


ネット小説作家の特徴はネットで、その作品のファンのユーザーがいっぱいることです。

ファンもいっぱいるということは、その作品がおもしろいという保証や読む為の時間を差し出す価値があるということがあります。


ざっくりだすとこんな感じかね。

ねむ。


特徴をあげたから次は努力の方向性ですね。


大賞作家は面白い作品、内容を考えて、作る。

ネット小説作家は一定の需要のある内容、ユーザーに見てもらう作品を考えて、作る。

以上です。


「何言ってんのお前」と思うよね。

ちゃんと説明するから待って。


大賞作家とネット小説作家はそもそも性質が違います。

というよりデビューの過程が違うからそうなるといった方がいいといいますか。


大賞作家の場合は、まず大賞に応募し、そこから何万の中から振るいを掛けられて、選ばれるというデビューの仕方をします。


これは運がなければいけないですし、話も面白くなくては勝ち取れないものです。

逆をいえば、運もあれば実力もある、即戦力の人材というわけです。

大賞を獲れた人というのは、出版社側にとってみれば、大賞作品を出版、そこから続きの話や新しい作品を出しても売れると保証はあると判断されているということです。


そりゃそうですよね。


努力などいろんなことをして、大賞を獲ったんです。

逆を言えば、大賞で作家として必要なものを手に入れるための要素、経験を手に入れているのです。

一発で獲った人は優秀という形になりますが、もしかしたら獲る為、そうとういろんなやった可能性もあります。

4回応募して、獲った人もそこにたどり着くまでいろいろやっているはずです。


要は大賞は作家になる為の勉強、修業でもあります。


ネット小説作家の場合は、いろんな目的の人がいます。

趣味で投稿、ネットで自分の作品を見てもらいたい様々な理由があります。

そんな作品がだんだんと人気が出て、それを出版社が目をつけて、作品を書籍化しないかと言われ、作家となります。

今では、ネット大賞があるので変わっていますが、たいていはこれが主です。


ここで注目してほしいのが、「作品を書籍化しないか」です。


出版社が何を見ているのかというと作品です。

作家ではありません。

それは、なぜか。

それはユーザーは主に作品が好きで作家には注目していないからです。


これはネットやサイトの性質上、作家名ではなく作品名に注目させなくてはいけない事が原因です。


脱線しますが、みなさんは本を買うとき何に注目しますか。


たいていはジャケット、作品名というでしょう。

書籍の場合はそこに作家名が入る時があります。


本を買って、面白くなかった時、作家名を見ませんか?

そして、本屋に行って、面白そうな作品を見つけて、作家名を見たら面白くなかった人の名だった時、買うのをやめますよね。

そういうことです。


書籍というのはジャケット、作品名だけではなく作家名も商品価値に入ります。

お金を払う価値があるかどうかの判断材料になります。


いきなり質問です。

東野圭吾の作品名を思い浮かべてください。


はい、思い浮かべましたか。

それとも思い浮かべませんでしたか。

答えを言うと思い浮かべなくてもこの人の名前を知っていれば、問題ないです。


ここで重要なのは作家名がネームバリューになっていることです。

思い浮かべた人は本屋で、この人の新作を見たとき、あの作品の作者なら読んでみようになり、思い浮かべなかった人でも名前を知っていれば、あぁ有名の人の新作なんだ読んでみようとなります。


結局のところ、ネットではこの作家のネームバリューは意味なく作品名でネームバリューを補っているの実情です。


いきなりですが、YouTubeで「ミステリ作家 ネット小説」で検索してください。

そこにとある動画でます。

それを見れば分かりますが、結局、ネット小説はネームバリューの全ては作品名に集約されているんです。


これが大賞作家とネット小説作家の大きな違いであり、努力の方向性が分かれる決め手です。


大賞作家はこのネームバリューを作家名まで、使えることができるんです。

新人作家だからできる芸当です。


ネット小説作家は、作品名にネームバリューを集約しているから作家名まで使うということが難しいのです。


ネット小説書籍化になっても、作家としてやっていけないというのはファンが作品しか見ることしかできていないからです。

出版社も作品しか見なくなります、必然的に。


ネット小説作家の作品は大半は新しい作品はネットからの書籍化になっています。

これはネットで一回、その作品がちゃんと今までの作品と同じ品質になっているかの確認です。


大賞作家の場合、基本こういう事はないはずです。

実力も運も認められているので、次を出しても問題ない、作家のネームバリューは使えるという判断になります。

ですが、ネット小説作家の場合、作家ではなく、作品を見ているため作家のネームバリューの効果もあまりないと考えるでしょう。

結果として、一回ネットにだし、それがその作品はネームバリューとして使えるかの判断としてみていると考えてもいいでしょう。

逆にネットでファンを獲得できれば、書籍化した際、そのファンが買ってくれるので、出版社は得をします。

「ネット発、緊急重版」とありますが、ファンがたくさんいて買ってくれるからです。


だから、大賞作家は自分の作品の質を落とさぬように、もっとおもしろいものをと努力しますが、ネット小説作家は作品の質を落とさぬように、今までのと同じ作品と一定の需要があるものを作るという努力になります。


別にネット小説作家でも出版社からネットに出さずに新作を出せたり、作家名のネームバリューのある人もいます。

ただ、たいていの人は作家名ではなく作品名のネームバリューになります。

作家としてのネームバリューになりたいと考えると大賞作家よりも大変な努力をしなくてはなりません。


ネット小説作家は勉強や努力を基本行っておりません。

みんないろんな理由があって投稿しています。

最初から書籍化狙ってる人たちではありません。

ただ、ネット小説のことを徹底的に調べて、それで書籍化したとしても次の作品も同じことの繰り返しになると思うので、それどうなんとは思いますけど。


そもそも初めから作家を目指してる大賞作家と作家を目指していないネット小説作家はスタート時点が違うので、必然とこうなって当たり前なのです。


ただまぁ、それは自分の考えることであって、実際にはネット大賞があったりアニメ化でうまくいって、作家としてやっていけている人もいるので、自分のこの考えは古い部類に入る可能性があるなとは思いますけどね。


これを書いてる時点で時代は変わっていってるので。


みなさんは大賞作家、ネット小説作家どっちで作家やっていきたいですか?


自分はどっちでもいいです。

結局、努力することに変わりないのならちゃんと努力するしか道はないのですから。


ところで自分の文章、これ大丈夫ですかね。不安になってきた。

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