18 趣味の話・その1

 ワイにはいくつか趣味があります。


 むろん小説はアマチュアなので、趣味の範囲。


 他におゼゼに繋がってないのはバイクのカスタマイズと、あとは富貴蘭の栽培。


 本業は花屋なので花を売るのは仕事なんやけど、でも富貴蘭だけは別で、自分で鉢まで焼いて育ててまして…。


 まぁほとんど、道楽やな(笑)。


 因みに富貴蘭ってのはよく庭木にくっついてる風蘭の別名で、葉に模様が入ったり変わり花が咲いたりすると、富貴蘭って呼び方に変わります。


 何か江戸時代に流行ったらしく、特に大名家や武士の間で流行ったとの由──なーんて書かれてまして。


 …何か大名みたいな趣味なんかー(笑)。


 ワイのところは、まぁ鉢数はそんなんでもないけど何鉢かあって、いつも夏になると白い花が咲いてくれます。


 比較的安いのと、あとは場所も取らないし管理も楽。


 冬場に室内に取り込む手間はありますけどね。


 でも、何より富貴蘭って名前が金持ちになれそうでえぇやないですか(笑)。


 洋ランと違って温室いらんし。


 夏場に開花した鉢を寝室に持ってきて、いわば天然のアロマを楽しみながら寝るのは、至福のひとときでもあるのですよ。


 そうやって早咲きから遅咲きまで何鉢か入れ替えながら、シーズンを過ごすのですよねー。


 今はちなみに、早咲きが咲いてます。


 そんな感じでまぁだいたい7月から9月ぐらいまで楽しんでるんですけど、展示会には一切出さないのがワイの流儀。


 そんな野暮なことはせーへんって(笑)。


 で、たまにお小遣いで気に入った株を買い足して、焼いといた鉢に入れて楽しむ…地味やけどおもろいし、多肉植物の雰囲気もあるし、花もバリエーションあるから集めたっていい。


 ワイは観葉植物的に斑入りと変わり葉ばっかり集めてますけどね。


 さて、あとで咲いたやつ持ってこよーっと。


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