第12話 蒼銀の悪魔

 ◇蒼銀の悪魔

その後、俺達もおっちゃんの介抱をした後に店を後にした。

 ハプニングこそ一時は会ったものの、こういう店にはまた来てみたいものだ。そう感じさせられた店に連れてってくれたルネには感謝だな。

「ふー食った食った。食べ過ぎて僕もう眠いよアンディ君」

「ほんとだよね。もう食べらんないよ。うへへぇ」

「俺、食ったもののほとんどがレモンとパセリなんだが?」

 チクショウ、次来た時は人が少ない時に一人で来よう。俺はウザったらしく絡んで来ようとするルネを適当にあしらいながら決心する。

「いいじゃん。アンディも普段果物とかそんなに食べられないでしょ?今日一生分食べられたんだからいいじゃん?」

 テイラーめ今度飯一緒に行ったら山盛りのレモンをくれてやる。

ん?なんか誰か酒臭くないか。いや、言わずもがな、このメンバーで酒を飲むなんてしてるやつに心当たりがある人間など一人しか思い当たらないか。

「ルネ、お前どんだけ酒飲んだんだよ。めっちゃ酒臭いんだけど」

「臭い~?」

ルネは酒で酔った赤い顔を訝しそうな表情に変えて、スンスン、スンスンと犬のように自分の体を嗅ぐ。

「臭くないじゃん。もう酷い子だなぁ、君は。ヒック」

ルネは俺の頭を引き寄せ頭を撫でる。その手は剣を握り、五人を瞬殺した人とは思えないその柔らかい綺麗な手で俺を撫でる。

「母さんみたい……」

「え、ちょっとやぁだー。僕そんな歳じゃな……っあごめんごめん」

「お酒でダル絡みはやめよーねー」

 テイラーは微妙に影を含む笑顔でルネに撫でられる俺を引き離す。

「アンディ君って弟みたいだからさ虐めたくなっちゃうんだよねぇ」

 おい、弟と思ってんなら虐めんなよ。

 まぁ、とは言えあのビアホールは凄く楽しい場所だったことには変わりなかったので、次王都に来た時は是非寄らせてもらうとしよう。

「そういえばさっき話に出てたけどドラゴンの養殖って何?ドラゴンって養殖できんの?あれって普通村とか滅ぼすやつだろ?」

「アンディ、流石にドラゴンは養殖できないでしょ。ね、ルネ?ドラゴンって言うのは何かの隠語で実際はトカゲとかサラマンダーとかでしょ」

 あーそっかそのパターンがあったか。それなら養殖って言葉にも納得が吐く。

 確か王国南部の料理でトカゲを丸焼きにして食べたり、サラマンダーは煮付けにしたりして食べるって聞いたことがある。

「君達なんか現実逃避してるけどドラゴンはあのドラゴンだよ。空飛んだり、火噴いたりするあれだよ」

 やっぱりあのドラゴンなのかよ。空飛んだり御伽話に出てくるドラゴンかよ。

「てかドラゴン育てて何すんだよ」

「それにそんなドラゴンみたいに大きい敵なんてどうやって育てるんだろ」

「プレイヤーはドラゴンを育て、そのほとんどは彼らの経験値、つまり成長の材料になる。そんなドラゴンの中でも特に優秀な能力を持つ個体は彼らのプレイヤーの移動手段に使われるよ。ま、養殖で育てたドラゴンだから野生のものよりは弱いけどね」

 弱いったってドラゴンだろうがとも思ったが、よく考えたらプレイヤーってのは普段からドラゴンやら何やらの魔獣ぶっ倒してるプレイヤーだ。手名付けるくらいのことは訳ないのだろう。

「育て方としては、まぁ色々あるけど一般的なのは普通に巨大な檻の中で餌を与えて育てさせるってのが普通だな。」

「ルネはドラゴンを使えないんだな」

 ドラゴンが居れば森でNPCを探すのにも上空から偵察だってできただろうに。

「使えないだぁ?」

 げっ。俺の言葉はルネの勘を刺激しちまったか。

ルネはそれこそ怒ったドラゴンのような形相で俺を睨みつける。

「でもルネってドラゴン持ってないの?」

「持ってないよ!悪かったね!僕はあんな下等なドラゴンなんて要らないよ!」

 逆ギレかよ。しかもドラゴンが下等ってお前は何様じゃい。

「ところで二人は今夜はどこ泊まるの?よければ家来ない?」

「悪いんだけど今日は宿泊先は決めてあるんだ。また今度の機会にでも泊めさせてもらうよ」

「そっかぁ、じゃあさ、僕が君らの宿に泊まりに行くのはダメかな」

「あたし達今日二人で一部屋なんだけど……」

 とテイラーが言うと、ルネはキラーンと目を光らせるようにして俺らを見つめた。

「あーはいはい、そーだったね。うんうん君らの二人の夜を邪魔するような野暮なことはしないよ。だからちょっとだけ遊びに行かせてもらうね」

「よ、夜⁉って、な、そ、そんなことしないよ⁉しないからね?」

 テイラーは急に顔を真っ赤にして俺とルネを睨みつける。

「いや、俺だってせんわ!っていうかルネも何てこと言うんだ⁉」

 赤面するテイラーに倣うように俺の顔も紅潮しているのが分かる。

「え~別に僕は二人が夜に遊びとか話とかするだろうからそれの邪魔はしないよーって意味で言ったのに、え、君らはどういう意味だと思ってたの~?」

 俺達はそのあとも暫く酒に酔うルネに揶揄われながら宿まで歩き続けた。

 やがて宿に到着すると宿の様子が少し異様に感じられた。時間にして夜の八時をまだ回らないほどの時間。周りの店はまだ賑わいを見せており、他の宿も見れば明かりがついている。しかし、この宿は他と違って明かりが一切付いていない。

「なんか変だよね」

 テイラーが両手を胸の前に充てて不安な声を溢す。ルネも先ほどまでの酔いなど無かったかのように厳しい面持ちに切り替わる。

 俺は恐る恐る入口のドアに手を掛け、ゆっくりとドアを開ける。

「誰も、いない、のか?」

 おかしい。普段であれば二コラさんがいるはず。だが誰もいない。

 受付のところまで行くと宿主の人用の部屋に繋がる扉が半開きになっていた。

 俺はその部屋へ近づこうとするとルネが俺の肩に手を掛けた。

「待って。ここからは僕が前に出るから君らは後ろに下がって」

 そう言ってルネは慎重に扉を開ける。

「君達はここに居た方がいいかもしれない」

 明かりの無い暗がりの部屋の前でルネは重く冷たい声でそう言った。あ

「おい、どういう意味だよ、それ。何があったんだよ」

 俺は部屋の前で立っているルネの前に出るとそこには人がいた。

 その男は蒼と銀の装備を付けた——昼にこの宿で出会った男だった。

「やあNPC。また会ったな」

「君ら、この男と知り合い?」

「いや、昼間に一度この宿で会っただけだ」

 俺は首を振ってこの男との関係を否定する。だがなんだこの男、この雰囲気、前に知っているだけじゃない。誰かに似ている気がする。

「君、名前は?」

 部屋に入ってきたルネが男に向かって尋ねる。

「ライプニッツ、と言えば分かるだろ?ルネ」

 そういえばビアホールのおっちゃんがそんな名前を口にしていたことを思い出す。

 俺達は咄嗟にライプニッツからの攻撃に備えて構えた。

「そうかい。じゃあライプニッツ君、君は今誰の上に座っているんだい?」

 ルネはそれまでに無いほどの怒気を籠めて言った。

「なんだ分かってたのか。全然反応しないからてっきりなんも気づいてないと思ったよ」

 なんだ、こいつらは何を言っているんだ。誰の上?誰の上ってどういうことだよ。誰ってそこには人がいるというのか。

 俺はそう思いたかった。気づきたくはなかった。横でテイラーも目を大きく明けて男の下の存在の正体に気づく。

 明かりの消えた宿。フロントに見えない二コラさん。そして、彼女の仕事部屋の奥にいた男。

 これだけの状況が置かれていてルネのこの発言。気づかない訳がない。

「ほら、顔あげろよ」

 男は自分の座るその下で俯せになっている人の髪の毛を乱暴に持ち上げる。

「に、逃げて……ください」

 二コラさんは弱弱しいがなんとか声を出す。

「二コラさん‼」

 俺は全力で彼女の元へ駆ける。

 ——シュッ

 それは一瞬だったライプニッツはまるでゴミでも捨てるかのように簡単にその命を奪った。

「この女はもういいや、お前らただのNPCじゃないっぽいし、まだ面白みもありそうだ」

 男は俺が走り出したと同時に二コラさんの首を持っていた小太刀で掻っ切る。すると一瞬にして二コラさんは壊れたガラスのようにバラバラになって砕け散っていった。

「お前……お前ぇぇぇぇ!」

 俺はライプニッツに向かって咆哮し、冷静さの欠片も持たずにライプニッツを殴り飛ばそうとした。

 しかし、俺の腕はライプニッツに握られ、俺の体はそのまま地面に叩きつけられる。

 叩きつけられた衝撃で俺の体の空気が出て、意識が飛びかける。

 ——おかしい。叩きつけられた地面から背中が離れていく……いや、違う!これは天井に叩きつけられたんだ!

 床に落ちていく俺を再び蹴り上げるようにライプニッツは足を振り上げる。

「強化魔法・超加速(ハイパーアクセラレーション)!」

 ルネが叫んだ直後、その足元には赤い幾何学模様の魔法陣が浮かび上がる。

 そうしてルネが走り出すとルネはライプニッツに高速で接近し小太刀を取り出す。その斬撃は閃光の如き速さで躱すことはできないと思った。

「ああ惜しいなぁ。本当に惜しい」

 ライプニッツはルネの攻撃を躱すどころか彼女の腕を掴みとっていた。

「ルネ、君は非常に強い。これからどこまでも強くなれるだろう。どうだい?こんなNPCなどいい加減放っておいて俺のもとに来ないかい」

「絶対にお断りだね。僕強い人は嫌いじゃないけど君みたいに自分勝手な奴は大っ嫌いなんだよね」

 そう強気な姿勢は崩さないでいるがルネは額に脂汗が滲み、それが現状の余裕の無さを表していた。

「あんまり手荒な真似はしたくないけどさ」

 ライプニッツはその比較的細い腕で——ブンッと強引にルネを投げ飛ばす。

「うおっ!」

 ルネは投げ飛ばされた先で辛うじて受け身を取ったが、その隙に近くで倒れている俺のもとへと近づく。

「ま、このNPCは経験値高そうだし殺っちゃっても良いか。少し変わったやつだが雑魚だなんて経験値高そうだしラッキーだな。そっちはまだ経験値なさそうだしもうちょっと育てさせてから殺るか」

 ルネのおかげでライプニッツにリフティングされずに済んだ俺だが、さっきのダメージが残っているせいかまだ方向感覚が危うい。

 どうする、どうすればこの状況を切り抜けられる……こうなったら眼を使うしかないか、とはいえ体をその通りに動かせるかは分からない。一か八かの勝負だな。

 ライプニッツは太刀を引き抜き俺に向かって振り下ろした。

「止めてぇっ!」

 テイラーの声に反応するように、その周りに大きな黄色い幾何学模様の魔法陣が浮かぶ。その魔法陣は直ぐに消えてなくなるが、テイラーの前に紅の幾何学模様の円が浮かびあがる。数はあの時と違って二つでは無い。しかし、間違いなくあれはつい最近見たあの魔法。

熱線は太刀が俺に届くよりも早くライプニッツに向かってその魔法陣から放たれる。

 俺への攻撃をキャンセルするがライプニッツとは少しずれた場所に命中する。

しかしその一瞬に見せたライプニッツの油断をルネは見逃さない。

「うおおらぁぁ」

 ルネは小太刀でライプニッツに斬撃を放つ。ルネの斬撃はライプニッツの太刀で受け止められたがライプニッツもそれを全ては受け止めきれず街の通りにまで吹き飛ばされた。

「ゴットフリート、お前は何のために二コラさんを殺した!」

「娯楽だよ。それにしても予想以上だった。感情豊かなNPCってのは傑作だな」

 

「ルネ、どうしても僕と来たくないっていうのかね」

「うん、初対面でその態度ってぶっちゃけっていうか、普通にキモいもん」

「ハハハ、キモいか。そんなことを言われたのは生まれて初めてだよ。仕方が無い。今回はまだ準備も整っていなかったし、今日のところは引き上げるとするよ」

 そういってライプニッツが近くの建物の屋根に飛び乗ると最後にこっちを一瞥して夜の闇に消えていった。

「二度と会いたくないねーだ」

ルネはベーとライプニッツの方へ向けて言った。

 くそっ、今回の襲撃は完全に敗北だ。一人を犠牲にし、しかもこの有様ときた。なにがこの世界の人々を守るだ、この世界そのものが奴隷など認められるかだ、笑わせるな。

「今回のは誰も悪くないよ……」

 テイラーは俺を励ましてくれる。

でも何かを守る。その為には力が足りない。俺には力が決定的に足りていないんだ。「誰も悪くない」とテイラーが口にした言葉は六文字とは思えないほどに重く感じる。

「誰も悪くないわけないだろ」

 俺の反論にテイラーは「えっ」と声を漏らす。

「ルネは俺を、テイラーを助けた。テイラーは俺を助けた。じゃあ俺は何を、誰を救えたか」

 誰も、何も出来ずただ全ての人を助けたいという理想に駆られ、結果として何も救えなかった男、それが今ここにいる無力な俺自身なのだ。

「何もできなかったって、感じてるんだよね」

 そうだ。俺は何もできず、力も無いのに全てのNPCを救いたいと大層御立派なことをほざくことしかできていないんだ。

「苦しいよね。辛いよね。分かるよ。あたしも昔なにもできなかったから」

 俺はテイラーの諭すような優しい声に包まれる。

「皆を、全ての人間を助けたかった。俺は、俺の守りたいものは理想でしかなかったんだ。理想じゃ人は救えないんだ」

「でも現実では人は救えない。いや、現実は人を救わないんだよ」

 じゃあどうすればいいんだよ……

 全てじゃない、選別した人を救うそれが本当に正しいのか、それしかできないのか。

 分からない。何が正しいのかなにができるのか分からない。

 俺の心が暗い海の底へ落ちていく。闇に誘われていく。

「あーもー君らだけで話進めないでよ。僕を忘れないで。君らが理想で救う。それでも救えなかった現実は僕が救う。だから君らは下を向くな。理想が闇に落ちたら、現実しか残らないってことを忘れるな」

「そうだよアンディ。あたしたちが前を向かないと本当に誰も救えないんだよ。それにあたしたちの戦いなんてこれからなんだよ!だからほら一緒に頑張ろ!」

 そういって手を差し伸べるテイラーの手を取り、俺は立ち上がる。

 その時、テイラーが可愛らしい笑顔をするものだから俺は反射的に目を背けてしまった。

「そういえばテイラーちゃんって魔法使えたんだね⁉」

とルネが驚きを口にする。確かにルネはまだテイラーが魔法使えるってことを知らなかったな。とは言え俺もそうだが使用者の本人すらさっきまで知らなかったんだからな。でも魔力を初めて見せて半日で魔法を発動させるとは……

「テイラー、さっきの魔法ってこの前見たやつだよな」

あの熱線、あれは間違いなくこの前の『デュアルヒート』とかいう魔法のはずだ。

「そうだね、まぁあれは一つの熱線だから正確には『ヒートバースト』っていう魔法なんだけどそれでも中級魔法の中では威力が高くて使用率もかなり高い魔法だよ」

「そうなんだ——あ、でもここ見てよ」

テイラーはさっき熱線が当たった床を指し示す。

前見たときは熱線が当たった場所は地面を抉り溶岩のように溶かし、その表面は炭化させるという芸当を見せていた。しかし今回のテイラーのは違った。

「威力はまだ弱いのか」

テイラーの放った熱線は溶かすどころかその威力で床を抉るようなこともさせず、ただ床の表面を焦がしただけだった。

「まぁその辺は練習して魔法のレベルを上げれば強くなるよ」

そういえばテイラーが魔法を発動した時、その『ヒートバースト』の魔法陣とは別にもう一つ魔法陣が展開されていたな。あれはなにか関係があるのだろうか?

まあ、そのことはまた今度ちゃんと考えるとしよう。

「ルネ、さっきのライプニッツってどういう人なの?店の人もそんな名前出してたし、そこそこ名は通っているみたいだったけど」

「さてどこから説明したものか。そうだね、僕らプレーヤーは基本的にはクランっていう、まぁ言わばチームのようなものを作って活動しているんだ。クランは普通皆で情報を共有したり、協力して魔獣の討伐したりするために組まれるんだ。でもその中で一部のクランはモブを殺す——MKクランって呼ばれて君達NPCを殺したり、領地占領とかをしてるらしい。そしてライプニッツは『最後に残るもの(ラスト)』の一員らしい。そのクランは君らと出会った森を含める超大規模な領地を支配しているんだ。そうして支配した領地にいるNPCを殺して経験値を得たり、使えるNPCなら一つの場所に監禁して生かさず殺さず、彼等を永遠に働かせているらしい。僕が知っているのはこの程度だね」

 そうなると五年前の事件は領地占領を目的とした村の破壊だったのだろう。

「っていうことはあの時薬師の人達をわざわざ生け捕りにしていたのって……」

 テイラーが話し出したそのことで思い出したが、確かあの時男達が薬師だけは殺さないように命令していたような記憶が浮かんでくる。

「そうだね、薬師はかなり貴重って言われてる。まぁ君達からすると凄く気分が悪い話だろうけど彼らは薬師にはやポーションをずっと作らせ続けさせているんだ。普通、この世界の人々は僕たちプレイヤーに手を出してこないからね。それでもし使いものにならなくなったり、その薬師よりもっと優秀な薬師がみつかればそれも……」

 経験値として殺される、ってことか。

 今になって知ったことではない。今までもプレイヤーを見たことは何度もあるが、彼等はいつだって俺達を同様の人間として見てはくれなかった。

 でも今の俺には分からない。

ルネと出会った。ビアホールで多くのプレイヤーと出会った。

全てのプレイヤーを悪だと思っていたのに、そのプレイヤーに助けられ、一緒に飯を食った今、俺は全てのプレイヤーを憎むことはできなかった。

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