第18話 友人たちとの食事

「それでね。結婚式の日取りなんだけど・・9月のこの日にしたんだけど、ぜひ参加してほしいの」


 美月がミキに話す。

 今日は、健司と美月とミキと海斗くんで食事をしている。結婚式について話すためであった。


「火曜日?それは助かるよ。もちろん参加するね」

 美樹が二つ返事で答える。


「ありがとう~~!よろしくね!」

 美月が言う。それに対して、健司が補足した。

「もちろん、海斗君も参加してもらえるかな?」

「え?僕もいいんですか?」

「ああ、もちろんだとも」

 海斗君は驚いている。


 実は結婚式というものに参加したことがない。

 どういう服装で行けばいいのか・・


「あぁ。ちなみにかしこまった結婚式ではないのでカジュアルな服装で構わないよ」

「ええと・・・そうなんですか?」


「それにしても、結婚式ねえ。準備は進んでるの?」

「う~ん。まだまだなのよ。ウェディングドレスは今度見に行くんだけどね。ほかにもメイクやヘアメイクも予約しないといけないみたいだし」

「それは、あたしがやってあげようか?」

「え?ミキちゃんできるの」

 驚く美月。


「学校で一応習っているから大丈夫だよ。任せておいて!」

 胸を張るミキ。


 健司は、学校で習っただけでできるのだろうか・・と思った。だが、どうせ内輪だけの結婚式。なんとかなるか・・・


「ありがとう~~~。ミキちゃん、本当に頼りになるわ~!」

 美樹に抱きついて喜ぶ美月。


 やれやれ。

 たしかに、頼りにはなるが・・・美月はちょっと頼りすぎではなかろうか?

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