C.H.II シークレットハンターダブルアイ NEP-3 話

東野千花と北野瀬夢は町の何処かに有る喫茶店に居た、

今回の2人の話の議題は。

「古来にマナと言ってたなあの幹部」

「…確かにそうだったな」

あの日あの時の事〈古来にマナを…いや今はエーテルと呼ぼうか〉

城島博士が見つけたのは偶然なのかは分からない。

そもそも何処で『エーテル』を見つけたのか分からないのだ、

新世代の通信媒体と言うなればキャッチコピーの筈が元々は古来に存在したらしいが、

そのへんは詳細が不明な為未知の部分が有る、此は使い様によってはどうなるか何て2人には散々解ってた。

「…何せエーテル`ルーラー`だもんな」

北野の一言に、

「あー分かるそれ」

東野がそう返事をした。

『ルーラー』と言う言葉は『支配者』と言う意味が有って『スレーブ』は『奴隷』の意味合いが含まれたからだ、

『古代に存在して今は忘れ去られた『魔法』の再現』それがF研の最終目的他にも彼らがオリエンタルレッドゾーンと言ってた変質領域の縮小やエーテルルーラーの封印やエーテルスレーブの完治と色々ある、

一方エーテルを発見した科学者が次に行った研究が高濃度のエーテルに晒されてもエーテルルーラー化しない薬の事、

ただし副作用が遭って一滴でも飲み損なうとエーテルルーラー化してしかも二度と戻れないとの事。

「進捗としてどっちが先に完成すると想う?」

「あ~薬じゃないか?」

「そっちか~」

用途とかを考えると薬の方が早いだろう、

ただ反動が酷い。

何れ位かと言えば、

身体の動きを阻害するスプリングのギプスで身体の自由を阻害されてると言える、

そのスプリングのギプスに慣れると今度はそのスプリングが増設して更に慣れると更に増やして、

詰まりはスプリングがエーテルルーラー化しない薬に例えればそういう事となる、

そのスプリングが千切れると中で鍛えられた身体がとんでもない事になる、あの薬はそんな感じだ。

命に関わるとかで無く一種の安全装置だ、

F研の研究何かよりも実用化の目処が立ちやすいがリスクは存在する。

「『魔法の再現』とか言ったなあの所長は」

「確かに」

もしそうだとしたらそれは全部が全部トリックだったりイリュージョンだったりする。

詰まりはタネも仕掛けもある、

そういう事に成る、

「再現して何をする?」

「そりゃエーテルルーラーの対決に使うでしょう?殺したら不味いし」

「まあっ…そうなるな」

事実幹部は剣で人を殺しその罪を背負ったのだ、

その剣はエーテルを悪用した場合のセーフティと機能する筈が破損して機能しなくなった。

エーテルルーラーとの対処に最も有効な手段なのだが、

殺しに使った上に破損した為修復が必要だがそれが出来ない為にどうしようも無い。

そうなれば人為的に再現しないといけないが、何処まで再現出来るか?

其が分からないと意外とどうにも成らない、

「そうなったらやっぱし薬か?」

「そうだよな~」

対処のしようが無い、

「…でもさもし『魔法』の再現が出来たらどう想う?」

「出来たら出来たで何に使うの?」

「其だよな~」

「更に言うけどエーテルルーラーの力をどうやって封じ込める訳?」

「ああ…そこ何だよ」

「そう成れば薬の完成を」

「「待つしか無いか?」」

NEP-3 話 end

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