C.H.II シークレットハンターダブルアイ NEP-1 夜中

コンビニの正規店員となった東野千花は店長から処分してほしいモノを頼まれた、

「…玩具ですか」

「そっ…玩具なのだがそのままメーカーさんに返品しても負担しか無いから処分して貰いたいの」

食品玩具通称食玩ならそのまま賞味期限切れを理由に廃棄出来るがただの玩具だとそうもいかない。

そのまま在庫に成り棚を圧迫しかねない、

「…解りました翌日実行します」

「申し訳ないね~」

翌日の夜

千花は大田に預けたアシストライクを貸しての荷台に此から処分する玩具とシャベルを載せて出発した、

夜の海岸近くの陸地、

千花はシャベルで穴を掘って処分するモノを其処に入れて埋め終えた直後。

「何やってんだ?そんな所で?」

北野瀬夢に声をかけられた。

「一寸!瀬夢、何でここに!」

「千花の後輩が先輩がアシストライクで何処かに向かってるって言ってきてな大田に電話で尋ねたらアシストライクを貸して欲しいって言って来たんだ」

「先輩それは…何を?」

「好奇心は猫を殺すって言葉知らないの!」

「…確かにそうかも知れないがアシストライクの性能が良くなってる事に気づいて無いのか?」

「えっ?」

千花は気づいて無いが、ここへ来る最中に最初は重たかったのが少しずつ軽く成って来た事がそれはどういう事か、

「…とっ!噂をすれば!」

豪華な和服を着た島中藍が低空で浮かび高速で飛んでいた。

「来たな!」

そう言って北野はカムコーダを手にした、

「北野、それって?」

「暫く前に実家に来た際見つけてな何とか話を付けて譲って貰った」

カメラのレンズがエーテルルーラーを捉えた瞬間、エーテルルーラーも此方に気付いて空中で止まり東野と北野と当間の前で語り掛けた。

「親に黙ってアイドルのオーディションを受けた事がバレた瞬間勘当されてその上不合格に成ってから当ても無いままでしたが馴れれた馴れたでストレスばかりに成ってもう耐えきれ成った時でしたこんな凄い力が有った何て神様は何て凄い物を私にくれたんでしょうか?」

歪んだ顔でそう語って来た、

まるでストレス発散の手段の様に。

3人は言葉を発する事無くアシストライクを東野が乗り後の2人が荷台に乗り走って逃げた、

「あっ何で逃げるんですか?待ってよ~」

エーテルルーラーと成った島中藍は不気味な高笑いをしながら執拗に攻撃をした、

まるで花火の様にバレットをばら蒔いた、

バレットが地面に当たる度に穴が空いた。

荷台に伏せたままの北野と当間だったが当間がシャベルを手に応戦しようとしたが駄目だった。

飛んで来たバレットを跳ね返そうしたが差し部が一発で粉々に成ったのだ、

当間も流石に恐怖を感じてしまった。

一方北野はカムコーダを手に撮影を続けた。

数分後、

どうにか逃げ切れた。

当間はその足で帰り。アシストライクを返却した、

カムコーダの映像データを回収するのに時間はかかったがここまではっきりした動画は極めて貴重過ぎたかそのその値段も相当高額で有った。

「すっごい高かったね」

「まあそうだな、高かったな」

手にその札束を持ってた。

2人が夜の道を歩くとまたもやエーテルルーラーに出くわした。

2人がカメラを撮影してはっきりした写真を撮ったら逃げた。

NEP-1 夜中 end

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る